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環境学習会を開催しました
No.43 環境学習会を開催しました
ほぼ週刊鏡川 2011年7月15日
この日の鏡川は,数日前の梅雨明け宣言で,青い空,白い雲と超・超・夏空です!
日陰のない川原にいると,焼網の上の魚になった気分です。でも,水面を渡った風が時折吹くと爽やかで,やはり自然の環境は良くできています。
そんな中,トリム公園前の川原で,旭東小の4年生の子ども達が元気に環境学習に取り組みました。
簡易水質測定キットを使って,水のきれいさを調べた後,水生生物を採取しました。今回の対象は水生生物のなかでも底生動物と呼ばれる,川底の石などにくっついて生活している水生昆虫などです。
水に入った子どもたちは大騒ぎ。
「いやー,カニがとれたー!」「オレ,なんちゃーとれん」「服が濡れたじゃんかー!」
夏はなんと言っても水の中が最高のようです。
川で採取した生物を,見本と比べながら記録していきます。何が採れたかなー?
こんな生きものが見つかりました。
ヒラタカゲロウ。流れの速い場所でも流されないように石の裏ににぴったりくっついています。
ヒラタドロムシ。ちょっと見ただけでは虫に見えませんが,ひっくり返すと裏側に足が6本隠れていて,立派な昆虫の幼虫です。
イシマキガイ。汽水域から淡水域に生息する巻貝の仲間。
このほか,モクズガニやゴリ(ヨシノボリ)も採れました。
子ども達は生きもの探しに夢中で,時間があっという間に過ぎてしまいました。中には川から上がるのが残念そうな子もいました。今日の経験を通して,川や自然の大切さ,そして川で遊ぶことの楽しさを感じてもらえたかな・・・。
鏡川で遊ぶ子どもたちがもっともっと増えたらいいなーと思いながら,学習会を終えました。