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アユの産卵がはじまっています
No.48 アユの産卵が始まっています
ほぼ週刊鏡川 2011年11月01日
夕方少し肌寒い秋風が吹きはじめると,アユの産卵シーズン到来です。例年,新月橋から廓中堰の間が主な産卵場になっています。一般的に,落ちアユの降下はこの時期の出水が引き金になることが多いようです。今年は10月に2回ほどまとまった降雨がありました。これをきっかけにしてスムーズに降下できているといいのですが・・・。
そこで,前号で紹介したトリム公園前の潮止め堰の下流にいってみました。今年は,先日子ども達が整備した場所も含めて,堰下流の広い範囲に産卵に適した「瀬」が形成されています。
我先にと産卵に適した場所を探して泳ぎ回るため,いたるところで水しぶきがあがっています。
水中にカメラを沈めて撮影してみると,やはり沢山のアユが泳いでいました(魚体がどれも少し小さいのが気がかりです・・・・)。
川底の石をそっと持ち上げてみると・・・・ありました!アユの卵です!もう産卵が始まっているようです。
これから,本格的な産卵のシーズンになります。都市の中心部で,アユの産卵が見られるということは本当に貴重なことだと思います。アユにとって,現在の鏡川は様々な障害があり,決して住みやすい川ではないのかもしれませんが,一生懸命子孫を残し,命をつないでいます。アユ頑張れ!そして,アユを始め様々な生き物が住みやすい鏡川にしていきたいですね。