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鏡川自然環境学習会
No.62 鏡川自然環境学習会
ほぼ週刊鏡川 2012.7.10
7月5日(木曜日),梅雨の晴れ間に鏡川自然環境学習会を開催しました。
前日までの雨で,実施できるかどうか不安でしたが,当日は開催時間が近づくごとに太陽の日差しが届くようになり,しだいに晴天となりました。
今回は,旭小学校4年生74名に参加してもらい,鏡川のトリム公園前の川原で行いました。
学校の教室で事前学習を行い徒歩で川原へ移動。まずは簡易水質検査を実施しました。鏡川から採水し,薬品の入ったチューブで吸い取り,色の変化を見ます。まるで理科の実験のようで,子ども達はワクワクしながら結果が出るのを待っていました。
これが薬品の入ったチューブです(下の写真)。
水温と反応させる時間により,刻々と色が変化し,子ども達は注意しながらその様子を観察していました。
簡易水質検査の後は,水生生物採取を行いました。子ども達は,網を片手に川の中へ一目散。
思い思いの場所を見つけて,水生生物を捕まえていました。
「なんかおるー?」 「うーんとねぇ・・・あ、おったぁ!!」
水生生物を捕まえた後は,観察会です。
講師の先生に教えてもらいながら,各班で捕まえた生物の特徴を見たり,名前を調べたりしました。
子ども達にパレットを見せてもらうと,カワゲラ,ナガレトビケラ等の底生生物やスジエビ,モクズガニの子ども,他にもゴリ(ヨシノボリ)等を観察することができました。
前日までの雨で川が増水し,生物が流されていないか懸念されましたが,そこは流石鏡川!学習会も無事に行われ,自然の豊かさを実感することができました。
学習会を終えた子ども達からは,「もっとやりたかった。」,「生き物を取るのは大変だったけど、面白かった。」といった声が挙がり,鏡川や自然環境に親しむ機会になったようです。