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遊ぼう・学ぼう・味わおう 夏休み!鏡川わくわくツアー(後編)
No.64 遊ぼう・学ぼう・味わおう 夏休み!鏡川わくわくツアー(後編)
ほぼ週刊鏡川 2012.7.27
鏡川下流のトリム公園前からバスに乗ること40分。吉原川「吉原ふれあいの里」へ到着です。
最初に,下流と同様に簡易水質調査を行いました。今回は子ども達だけで調査をしてもらいます。COD(化学的酸素要求量)の値を色で判別し,水質を判定してみますが,なかなか難しいようでした。講師の先生のお話によると鏡川の上流はCOD2mg/Lであり,「きれいな水」に分類されるようです。
水質調査の後は,待ちに待ったお昼ご飯です。地元の地域おこしグループが営む「百日紅」のお弁当をいただきました。鏡地域でとれた食材を使いつつ,子ども用のメニューにするよう工夫してくださったとのこと。大人も子どもも,皆さん残さず食べていました。
「百日紅」代表の山村さんのお話を聞いています。
さらに,鏡川漁協のご協力で「アユの塩焼き」を堪能していただきました。朝から地元の「おんちゃん」が,香り付けに笹の葉を敷いた金網でじっくりと焼いたアユの味は,格別!
子ども達からも「おいしー!!」との声が多数あがりました。
香魚ともいわれるアユ。独特の香りがあり,本当に美味しかったです。
ありがとうございました。
昼食後は,川遊びのオリエンテーションを行い,参加者の皆さんに川の危険性や安全に遊ぶための講習を受けてもらいました。
講習後は自由時間です。約1時間30分,水泳や釣りといった川遊びを楽しみました。
竿を使わず手釣りをする子ども達。この後,「カワムツ」がしっかり釣れました。
実はこの水・・・とても冷たいです!
自由時間の後は,上流域の水生生物を観察しました。
下の写真のような水生生物を発見し,鏡川水系の豊かな生態系を感じることができました。
右上の写真の縦じまのある魚はアメゴ。「渓流の女王」とも言われるとても美しい魚で,釣り人に人気があります。
最後の観察・学習会では,鏡川の下流と上流,さらに高知市内を流れる他の都市河川と比較することで,鏡川をより詳しく学ぶ時間となりました。
観察会の様子。
鏡川の下流から上流を一日かけて体験するツアー。自然観察や遊びを通して,子ども達が身近な自然に関心を持ち,これらの自然環境を保全しようとする意識を持ってもらえたら最高だと思います。
今回紹介しました様に,鏡川は遊べる,学べる,さらに美味しい地元の味を楽しむことのできるスポットが沢山あります。
ぜひ皆さんも,夏の鏡川を満喫してみませんか。