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鏡川散策 平家の滝
No.66 鏡川散策 平家の滝
ほぼ週刊鏡川 2012.8.13
高知の真夏の大イベント,「よさこい祭り」も12日の全国大会をもって盛況のなか締めくくられ,高知では夏が終わった感が漂っていますが,暑さはまだまだ続くようですね。
本日は,涼を求めて鏡川支流のひとつ,的渕川上流にある名所「平家の滝」へ行ってきました。
道中で,ふと目にとまったのがこの大きな岩(下の写真)。大岩とそれに生い茂る緑は,なんとも言えない心地良さを感じさせます。
今回も案内板を頼りに,市街から車で約40分。平家の滝に到着しました。この平家の滝と同様,「もいちど散策 鏡川」でご紹介する名所は市街からでも1時間以内でいける場所がほとんどで,鏡川は意外と身近な存在です。
平家の滝
平家の滝は,約30mの二段の滝で,ここにはある伝説があります。
昔,平家の落人48人の婦女子がこの地に逃れましたが,ある秋の夜,対岸にキラリと光るたかきびの葉の夜露を,源氏の追手の長刀・長槍と見誤り,もはやこれまでと次々に滝壺に身を投じて果てたという悲話から,平家の滝と名付けられたというものです。
さらに,滝周辺の遊歩道を進むと,四十八の御霊を祀る四十八社貴船大明神がひっそりと建っています。
瀧神社(2010年撮影)
また東屋周辺では,偶然にも私たちと同じく,涼を求めてこの場所を訪れた方とお会いしました。
その方は,平家の滝の他にも樽の滝(散策スポット07)へも行かれるようで,地域の方に愛される鏡川を実感することができました。
滝のそばにある東屋。
皆さん,暑い夏は,鏡川の豊かな自然に癒されてみませんか。