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もう秋ですね。
No.69 もう秋ですね。
ほぼ週刊鏡川 2012.10.25
10月半ばを過ぎ,鏡川もすっかりと秋の景色へと変わってきました。
そろそろ,落ちアユ(夏に上流ですごしたアユが,卵を産むために下流へ降りていきます)を見ることができるのではと思い,鏡川へ行ってきました。
道すがら,新月橋のパーゴラに見覚えのある木があると近づいてみると・・・
ツルのような枝の先に「あけび」が実っていました!
上手く表現ができませんが,子どもの頃に食べた「あの味」を思い出しますね。
さらに,新月橋を過ぎたところで,柿も発見しました。実りの季節を感じます。
そうしているうちに,目的地であった鏡川緑地の河川敷へ到着です。
川では白鷺やミサゴなどのハンターを多く発見。落ちアユを狙う鳥達がいるということは,アユが下流へ移動しているという証拠です。ちょうど散歩がてら川を見に来ている方にお話を聴くと,「1週間ほど前から,ここらでもアユが見られるようになったねぇ。」と教えてくれました。
川の方に目を凝らしてみると,時折,水面がピチャピチャと跳ねているのがわかりました。どうやら,アユがいるようです。写真を撮ろうと頑張ってみましたが,なんとか撮れたのが下の写真です。
見難いですが,アユがコケをはんでいる様子です(ブロック中央部)。大きさは15cmほどでしょうか。成長したアユは,石についた藻類を歯でこそげ取るようにしてたべます。この食べた跡を「はみ跡」というようです。
落ちアユの時期はまだまだ始まったばかりです。これから晩秋にかけて,アユが産卵場所を求めて流下してきます。アユが卵を産めるこの環境を大切にしていかなければとの思いを強くしました。
帰路の風景。秋の空は,空気が澄んでいるため夕焼けが美しく映え,また,日の長い夏から徐々に日没が早くなることから,季節の移り変わりを感じさせます。