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桑尾の沈下橋
No.75 桑尾の沈下橋
ほぼ週刊鏡川 2013.01.29
土佐山地区桑尾の沈下橋へ行ってきました。沈下橋というのは,普段は橋として利用していますが,大水のときは水面下に沈んでしまう橋のことを言います。川の中にあるためか,霜が降りるくらいの気温のせいか,歩いて渡るとすごく寒い。ただし,景色は最高です。
ちなみに,平成11年に高知県が全国の一級河川及び支流を対象とした沈下橋保存に関する調査(回収率100%)を行った結果,410の沈下橋が現存し、高知・三重・徳島・大分・宮崎に沈下橋が多くあることが分かったそうです。鏡川は二級河川ですが,例にもれず沈下橋が現存しているのですね。
川原からの風景がこちら。
水量が少ないときは,川原に下りることもできます。上に書いたように大水の時には橋が沈みますが,写真のとおり橋の下が空洞になっているため,水の通り道が確保され,橋自体が流されることは無いのです。先人の知恵には驚かされます。
続いては,鏡川ダム・土佐鏡湖公園を訪れてみました。ここではメジロやジョウビタキ,ツグミ等の野鳥を発見。ジョウビタキとツグミをカメラにおさめることができました。
ジョウビタキ
ツグミ
どちらの鳥も,冬鳥として日本全国に渡来してきます。ジョウビタキは,主に積雪の少ない地方で越冬し,春にはツグミよりも早く渡去するので,4月にはほとんど姿を見せないそうです。温かい高知で過ごすのもあと少し,来年もまた戻ってきてね。