「高知市共通アセスメント様式」作成のお知らせと活用のお願い

　在宅支援に従事されるケアマネジャーの適切なケアマネジメント実践に向けて，Ｉｃｆの視点に基づく情報収集及び課題分析が，適切に実施できるよう，ケアマネジメントの質の向上を補助する業務ツールとして，また質の向上に伴う業務負担を軽減するためのツールとして，高知市居宅介護支援事業所協議会と協働し「高知市共通アセスメント様式」を作成しました。

　高知市共通アセスメント様式のExcelデータには，以下4点のシートが含まれております。

　1　基本情報シート
　2　アセスメントシート（課題分析シート）
　3　課題整理総括表
　4　高知市入退院時情報提供シート

【ここがポイント　1】
厚生労働省が定めるケアプラン作成時における最低限必要となる課題分析項目（課題分析標準23項目）を含みます。

【ここがポイント　2】
Excelデータ内の各シートにおける，共通項目は自動でリンクする様式となっています。急な入院等で医療機関への情報提供シートを作成する手間が多少ですが省くことができます。

【ここがポイント　3】
各項目について可能な限り選択式の入力を採用しました。また，各項目で何をどう記載すれば良いのか悩む場合に，項目内のカーソルにポイントを合わせていただくことで，解説を見ることができます。

【ここがポイント　4】
ケアプラン作成時のアセスメントだけでなく，人材育成や，事例検討会等，ケアマネジメントの振り返りや指導の場に活用することができます。

※高知市共通アセスメント様式については、沖縄県介護支援専門員協会よりご提供いただいた、沖縄県版共通アセスメントシートを基に作成させていただいております。

　高知市では，高知市居宅介護支援事業所と協働で，「高知市共通アセスメント様式」を活用した「アセスメント力向上研修」を，年2回継続して開催します。Ｉｃｆの視点に基づくアセスメントの視点や課題分析の思考過程を習得したい方，ケアマネジャー指導において指導に自信が持てない主任ケアマネジャー，高知市アセスメント様式に興味のある方は，是非研修受講をご検討ください。

研修は，2月，6月に開催予定ですが，研修開催にあたっての詳細な情報については，開催案内等により随時お知らせいたします。