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よい保育施設の選び方十か条
保護者が就労している場合などでは、子どもを保育するための保育施設が必要になります。
保育施設は、子どもが生活時間の大半を過ごすところで、その環境や保育内容によっては、子どもの安全や健康面だけでなく、健全な発達にも影響を与えることがあります。
よりよい保育施設を選ぶときの参考にしてください。
保育施設の種類
保育施設を大きく二つに分けると、認可保育所とそれ以外の認可外保育施設に分けられます。
認可保育所
認可保育所は、必要な保育士の数や施設の面積などを定めた「児童福祉施設最低基準」などの基準を満たしていることを、都道府県や指定都市、中核市から確認され、自治体から公費を受けて運営されている施設です。
認可外保育施設
認可外保育施設は、子どもを預かる施設であって認可保育所ではないものを総称して呼んでいますので、その種類などは様々です。中には、自治体から補助を受けている施設もありますが、全体として、その運営や設備などは、園によって異なります。
よい保育施設の選び方 十か条
一 まずは情報収集を
- 保育課や各保育所で情報の収集や相談をしましょう。
ニ 事前に見学を
- 決める前に必ず施設を見学しましょう。
三 見た目だけで決めないで
- キャッチフレーズ、建物の外観など見た目だけで決めるのはやめましょう。
四 部屋の中まで入って見て
- 見学のときは必ず子どもたちがいる保育室の中まで入らせてもらいましょう。
五 子どもたちの様子を見て
- 子どもたちの表情がいきいきとしているか、見てみましょう。
六 保育する人の様子を見て
- 保育する人の数が十分か、聞いてみましょう。
- 保育する人が笑顔で子どもたちに接しているか、見てみましょう。
七 施設の様子を見て
- 子どもが動き回れる十分な広さがあるか、見てみましょう。
- 遊び道具がそろっているかを見て、また、外遊びをしているか聞いてみましょう。
- 日当たりや風とおしがよいか、また、清潔か、見てみましょう。
- 災害のときのための避難口や避難階段があるか、見てみましょう。
八 保育の方針を聞いて
- 園長や保育する人から、保育の考え方や内容について、聞いてみましょう。
- どんな給食が出されているか、聞いてみましょう。
- 連絡帳などでの家庭との連絡や参観の機会などがあるか聞いてみましょう。
九 預けはじめてからもチェックを
- 預けはじめてからも、保育の仕方や子どもの様子を見てみましょう。
十 不満や疑問は率直に
- 不満や疑問があったら、すぐ相談してみましょう。
- 個々の園の特色や状況はだいぶ違いますし、皆さんの事情も一人一人、様々でしょうから、どの園がよいかは、皆さんが目で見て納得することが大切です。
- また、子どもの発達の遅れや問題行動があるような場合には、子どものための専門機関の児童相談所に相談しましょう。
- この十か条について、もっと詳しくお知りになりたい場合には、厚生労働省ホームページで、詳細版を登載していますので、ご利用ください。