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猫の飼い方について

猫の本能や習性、病気のこと等を正しく理解していますか?
間違った飼い方をしたために、猫のことでご近所トラブルになる事例も発生しています。
猫を飼うということは、猫の命だけでなく、社会に対しても責任を持つということです。
愛情と責任を持って、最後まで面倒を見ましょう。

飼い主の責任

1 安全の確保
  ・猫は屋内で飼いましょう。
    放し飼いをすると、交通事故や感染症、猫同士のケンカや迷子などの危険があります。
    また、近隣住民からの苦情につながる可能性もあります。
  ・首輪や迷子札、マイクロチップをつけましょう。
    もし屋内から逃げ出しても、所有者明示があれば見つけ出せる可能性が高くなります。
  ・不妊・去勢手術をしましょう。
    発情期には落ち着きをなくし、家を飛び出してしまうことがあります。予期せぬ繁殖を防ぎましょう。
  ・災害に備えましょう。
    水やエサ等の備蓄、ケージに慣れさせる等、災害が起こった時のペットの安全確保のために、日ごろから
    備えておきましょう。   

2 健康管理
  ・飼育環境を整え、猫の様子をよく観察しましょう。
    いつもと様子が違うときは、早めに獣医師に相談しましょう。
  ・予防接種や定期的な健康診断を受けましょう。
    病気の予防や早期発見につながります。
  ・むやみに人間の食べ物を与えないようにしましょう。
    人間の食べ物でも、猫に害を及ぼす場合があります(ネギ類、チョコレート、キシリトール、ブドウ等)。
  ・屋内飼育の際には、タバコや化学物質の影響に気をつけましょう。
    タバコの副流煙は人だけでなく一緒に暮らす猫の健康にも悪影響を与える可能性があります。受動喫煙の害
    に気をつけてください。消臭剤や殺虫剤等の化学薬品にも注意して、近くで使用することは控えましょう。

3 周辺の住民や生活環境への配慮
  ・猫が好きな人ばかりではないことを知っておきましょう。
    フン尿、臭気、騒音、毛の飛散等によって、近隣住民へ迷惑をかけないようにしましょう。
    飼い猫が起こしたトラブルは、すべて飼い主の責任です。

※動物の遺棄・虐待は犯罪です
 ・動物を殺したり、傷つけた場合、5年以下の懲役または500万円以下の罰金に処されます。
 ・飼えないからといって、動物を捨てることは「遺棄」に該当し、1年以下の懲役または100万円以下の罰金に
  処されます。どうしても飼えなくなった場合は、里親を探しましょう。
 ・暴行を加える、エサや水を与えない、病気やケガを放置する、動物を過密状態で飼育し衰弱させる等の行為は
  「虐待」です。これを行った者も、1年以下の懲役または100万円以下の罰金に処されます。

高知市猫の適正飼養ガイドライン

このガイドラインは、猫の適正な飼育や動物愛護への理解を深め、人と猫が共生できる社会を進めることを目的に
作成したものです。
「高知市猫の適正飼養ガイドライン」に沿った適正な飼育をお願いします。

高知市猫の適正飼養ガイドライン [PDFファイル/752KB]

室内飼い

(参考)
家庭動物等の飼養及び管理に関する基準(環境省) [PDFファイル/145KB]
住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン(環境省) [PDFファイル/685KB]

全国でもトラブルが多い外猫問題

トラブル

庭でフン尿をされた、畑や花壇を荒らされた、車を傷つけられた、倉庫で猫が子供を産んだ等、様々な苦情が寄せられています。

「野良猫を駆除してほしい」

市にはそんな要望も寄せられます。
しかし、猫は動物愛護管理法で愛護動物とされていることや、屋外飼育している飼い猫である可能性もあるため、市が猫を捕獲・駆除することはできません。

これ以上、野良猫を増やさないために

1 飼い猫は屋内飼育しましょう
  自分の家の猫が、どこまで遊びに行っているか知っていますか?
  もしかしたら、よそのお家で迷惑をかけているかもしれません。

2 無責任なエサやりはやめましょう
  エサを置いたままにしていませんか?
  置いたエサは一定時間で片づけて掃除をする、猫用トイレを設置する等、近隣住民への配慮が必要です。

3 不妊・去勢手術をしましょう
  猫は繁殖力が強く、年間で3回ほど出産し、1回に4~8匹の子猫を産みます。
  メス猫は生後8か月程度で出産することができ、交尾の刺激で排卵するため、交尾をすればほぼ100%妊娠
  します。繁殖制限を行わなければ、爆発的に増えていきます。
猫算

不妊・去勢手術によるメリット・デメリット
 メリット
  ・望まない妊娠を防ぐことができます。
  ・卵巣や精巣の病気の心配がなくなります。
  ・発情期の性的ストレスから解放され、大きな声で鳴く等の行動が軽減されます。
  ・オス猫の場合、尿臭が軽減し、尿スプレー行為が少なくなります。
 デメリット
  ・手術の際、麻酔のリスクが伴います。
  ・太りやすくなります。(食事管理で予防できます)

猫の殺処分削減に向けて

令和元年度に高知市で殺処分された猫の数は145匹で、すべて離乳前の子猫です。
望まれず産み落とされ、殺処分される猫を減らすために、今できることから始めてみませんか?

地域猫活動に関する情報はこちら

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