本文
入浴施設営業者の皆さまへ(休業後に再開する場合のレジオネラ対策について)
入浴施設を休業後に再開する場合のレジオネラ対策について
新型コロナウイルスの影響で休業している入浴施設(公衆浴場,旅館の共同浴場)では,循環ろ過器を使用している場合,ろ過器や配管にレジオネラ属菌が増殖している危険性が高く,施設再開時にレジオネラ症の発生リスクが高まります。
これは,休業中,施設が長期間使用されないことで,循環ろ過器やその配管等に浴槽水が滞留し,内壁に生物膜が形成されてしまうことが原因です。
レジオネラ症の発生リスクを下げるため,営業者の皆様におかれましては,通常時の衛生管理に加えて、次の事項に注意し,十分に消毒してから再開するようお願いします。
再開前
1 浴槽に接続している装置とその配管を洗浄・消毒し,生物膜を除去する(ろ過器,循環ろ過配管,気泡発生装置,水位計等)。
2 浴槽を清掃する。
3 浴槽にお湯をはり,レジオネラ属菌の水質検査を実施する。
再開時
1 残留塩素濃度をこまめに測定し,0.4mg/L以上を保つ。
2 貯湯槽内の湯の温度を60℃以上に保持する。
3 水質検査の結果が出るまでは,毎日換水・清掃し,気泡発生装置の使用を控えることが望ましい。
参考
循環式浴槽におけるレジオネラ症防止対策マニュアル(令和元年12月17日改正) [PDF]