採血用穿刺器具の不適切な使用について

新聞等での報道もありましたが，「微量採血のための穿刺器具の取扱い」について本市においても保健事業の実態調査を進めてまいりました。
その結果，旧春野町で，平成16年度から平成19年度にかけて実施した糖尿病予防等の健康講座（下表保健事業）において，指先より採血する穿刺器具の不適切な取扱いがあったことが判明いたしました。

詳しくは，穿刺器具の針については一人ずつ交換しており，感染の可能性の高い「針の使いまわし」による不適切な取扱いはありませんでしたが，厚生労働省通知により複数患者への使用が禁止されている穿刺針周辺部のプラスティック製キャップについては，交換せず複数の方に使用したものです。
皆様にはこの度のことでご不安とご迷惑をお掛けしたことを深くお詫び申し上げます。今後は二度とこのようなことがないように努めてまいります。

なお，穿刺針周辺部のプラスティック製キャップの不適切な取扱いによって国内では感染事例はなく，感染の可能性はきわめて低いものと考えますが，少しでも皆様の不安を解消するため，高知市では下記のとおり相談対応をさせていただくとともに，対象者の方々に肝炎ウィルス検査を実施することといたしました。

※対象者の方には，平成20年6月12日付けで文書 [PDFファイル／15KB]をお送りしています。

※平成17年11月3日，平成18年11月3日，平成19年11月23日に開催した健康福祉まつりで，63名の方を対象に血糖値検査を行ないました。このうち，特定できた方には文書をお送りしていますが。お心当たりのある方は，下記相談窓口までご連絡をお願いします。

記

◎相談窓口（土日祝日を除く８時３０分から１７時３０分）
　高知市健康づくり課（春野庁舎：健康づくり担当）　ＴＥＬ894-2402
　高知市健康づくり課（成人健康係）　ＴＥＬ823-9436　※6月14日（土曜日）については９時００分から１７時００分春野庁舎にて相談窓口を開設します。

◎肝炎ウィルス検査実施日程
　平成20年6月19日（木曜日）午後2時から4時
　平成20年6月20日（金曜日）午後2時から4時
　場所：両日とも，あじさい会館1階多目的ホール
　検査内容：Ｂ型・Ｃ型肝炎ウィルス検査（採血による検査）

平成16年度から19年度にかけて実施した対象保健事業