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灰溶融設備
※灰溶融設備については,平成22年4月1日より運転を休止しています。焼却灰はセメントの原料として搬出し,また焼却飛灰は非鉄金属精錬所に送って有価金属の回収を行っています。
灰溶融設備の特徴
1.焼却炉から灰溶融炉へ
焼却炉から排出された焼却灰は,受入前処理設備で粗物・鉄分を除去した後,ろ過式集じん機で捕集した飛灰とともに灰溶融炉に運ばれて溶融されます。排ガスは灰溶融炉から二次燃焼室,灰溶融減温塔を通り,灰溶融ろ過式集じん機にて除じん処理された後,ごみ焼却炉の排ガス系統に導かれます。
2.完全無害化
灰溶融炉から出滓されたスラグは,空冷により安定したガラス質となり,重金属類が溶出しない無害なスラグになります。一方,灰溶融炉底に堆積するメタルは定期的に炉体を傾動して排出します。また,灰溶融ろ過式集じん機で捕集した飛灰は,非鉄金属精錬所に送り,有価金属の回収を行っています。
3.焼却灰から資源へ
空冷固化したスラグは,スラグ角取機で角取し,スラグピットに集め,資源として有効利用します。
灰溶融炉
焼却灰と焼却飛灰を電力(プラズマアーク)によって高温で溶融する設備です。
電極継足装置
灰溶融炉の黒鉛電極を自動で継ぎ足します。
スラグピット・メタルピット・スラグクレーン
スラグとメタルはそれぞれのピットに一時貯留し,クレーンにより搬出車に積み込みます。