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高知市の大気の状況

1 測定地点地図

大気関係元データ

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2-1 大気環境の現況

高知市では,大気汚染の原因となる物質を,市内3ヵ所の測定局で常時監視しています。それぞれの物質には,環境基準が定められており,各測定局の令和4年度における環境基準の達成状況は次のとおりです。

測定局

測定物質

二酸化硫黄
(SO2)

浮遊
粒子状物質
(SPM)

光化学
オキシダント
(Ox)

二酸化窒素
(NO2)

一酸化炭素
(CO)

微小
粒子状物質
(PM2.5)

介良

×

南新田

×

朝倉

- 

 備考:

  1. 「○」は環境基準達成,「×」は非達成,「-」は未設置を表します。
  2. 評価方法について,微小粒子状物質は長期的評価および短期的評価とし,他の物質は長期的評価又は短期的評価としました。
  3. 介良及び南新田町は一般環境大気測定局,朝倉は自動車排出ガス測定局です。

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2-2 測定物質の環境基準

物質名

環境基準

二酸化窒素
(NO2)

1時間値の1日平均値が0.04ppmから0.06ppmまでのゾーン内又は0.04ppm以下であること。

浮遊粒子状物質
(SPM)

1時間値の1日平均値が0.10mg/m3以下であり,かつ,1時間値が0.20mg/m3以下であること。

光化学オキシダント
(Ox)

1時間値が0.06ppm以下であること。

二酸化硫黄
(SO2)

1時間値の1日平均値が0.04ppm以下であり,かつ,1時間値が0.1ppm以下であること。

一酸化炭素
(CO)
1時間値の1日平均値が10ppm以下であり,かつ,1時間値の8時間平均値が20ppm以下であること。

微小粒子状物質
(PM2.5)

1年平均値が15μg/m3以下であり,かつ,1日平均値が35μg/m3以下であること。

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2-3 測定結果

(1)二酸化窒素(NO2)

 

項目

1日平均値の98%値 (ppm)

基準

1時間値の1日平均値が0.04ppmから0.06ppmまでのゾーン内又は0.04ppm以下であること

測定局

年度

H25 H26 H27 H28 H29 H30 R元 R2 R3 R4
介良 0.014 0.013 0.013 0.012 0.013 0.011 0.012 0.010 0.009 0.009

南新田町

0.015 0.013 0.013 0.012 0.013 0.013 0.011 0.011 0.010 0.011
朝倉 - 0.014 0.014 0.012 0.013 0.011 0.011 0.011 0.010 0.009
(東城山) 0.017 - - - - - - - - -

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(2)浮遊粒子状物質 (SPM)

 

項目

1日平均値の2%除外値 (mg/m3)

基準

1時間値の1日平均値が0.10mg/m3以下であり,かつ,1時間値が0.20mg/m3以下であること

測定局

年度

H25 H26 H27 H28 H29 H30 R元 R2 R3 R4
介良 0.048 0.052 0.041 0.035 0.044 0.052 0.033 0.038 0.028 0.028

南新田町

0.052 0.043 0.039 0.035 0.044 0.036 0.033 0.037 0.030 0.029

朝倉

- 0.054 0.040 0.038 0.048 0.047 0.037 0.037 0.028 0.027
(東城山) 0.054 - - - - - - - - -

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(3)光化学オキシダント (Ox)

 

項目

 1時間値の最高値 (ppm)

基準

 1時間値が0.06ppm以下であること

測定局

年度

H25 H26 H27 H28 H29 H30 R元 R2 R3 R4
介良 0.081 0.091 0.087 0.083 0.086 0.081 0.098 0.084 0.089 0.081

南新田町

0.085

0.086 0.078 0.076 0.087 0.082 0.101 0.082 0.088 0.088

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(4)二酸化硫黄 (SO2)

 

項目

 1日平均値の2%除外値 (ppm)

基準

1時間値の1日平均値がが0.04ppm以下であり,かつ,1時間値が0.1ppm以下であること

測定局

年度

H25 H26 H27 H28 H29 H30 R元 R2 R3 R4
介良 0.007 0.007 0.003 0.006 0.006 0.002 0.002 0.001 0.001 0.001

南新田町

0.006 0.007 0.005 0.003 0.002 0.001 0.002 0.002 0.001 0.001

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(5)一酸化炭素 (CO)

 

項目

1日平均値の2%除外値 (ppm)

基準

1時間値の1日平均値が10ppm以下であり,かつ,1時間値の8時間平均値が20ppm以下であること

測定局

年度

H25

H26 H27 H28 H29 H30 R元 R2 R3 R4

朝倉

- - - 0.5 0.4 0.5 0.4 0.3 0.4 0.3

(はりまや町)

0.7 0.8 0.7 - - - - - - -

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(6)微小粒子状物質(PM2.5)

  項目 長期:1年平均値(μg/m3),短期:1日平均値の98%値
基準 1年平均値が15μg/m3以下であり,かつ,1日平均値が35μg/m3以下であること
測定局 年度 H25 H26 H27 H28 H29 H30 R元 R2 R3 R4
介良(長期) 15.9 14.3 13.3 12.5 11.9 11.3 10.6 11.3 10.3 10.5
介良(短期) 40.7 34.3 33.8 25.2 28.4 28.3 23.0 29.5 21.9 22.7

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3-1 有害大気汚染物質の現況

有害大気汚染物質とは,継続的に摂取される場合に人の健康を損なうおそれのある物質で大気汚染の原因となるものを指します。国では,大気汚染の状況を把握するためのモニタリング調査を実施しており,本市でもベンゼンなど21物質について介良測定局,朝倉測定局で測定をしています。 令和4年度の測定では各測定局とも環境基準を満たしています。
有害大気汚染物質の環境基準適合状況は以下のとおりです。

測定局

測定物質

ベンゼン 

トリクロロエチレン

テトラクロロエチレン

ジクロロメタン

介良

(○)

(○)

(○)

(○)

朝倉

(○)

(○)

(○)

(○)

※括弧表記は,測定回数を満たしていないことを表します

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3-2 有害大気汚染物質環境基準

環境基準が設定されている物質

物質名

環境基準

ベンゼン

一年平均値が3μg/m3以下であること

トリクロロエチレン

一年平均値が200μg/m3以下であること

テトラクロロエチレン

一年平均値が200μg/m3以下であること

ジクロロメタン

一年平均値が150μg/m3以下であること

指針値が設定されている物質

物質名 指針値
アクリロニトリル 1年平均値が2μg/m3以下であること。
塩化ビニルモノマー 1年平均値が10μg/m3以下であること。
クロロホルム 1年平均値が18μg/m3以下であること。
1,2-ジクロロエタン 1年平均値が1.6μg/m3以下であること。
水銀及びその化合物 1年平均値が40ng Hg/m3以下であること。
ニッケル化合物 1年平均値が25ng Ni/m3以下であること。
ヒ素及びその化合物 1年平均値が6ng As/m3以下であること。
1,3-ブタジエン 1年平均値が2.5μg/m3以下であること。
マンガン及び無機マンガン化合物 1年平均値が140ng Mn/m3以下であること。

 

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3-3 測定結果

物質名

介良

朝倉

単位

ベンゼン

(0.40)

(0.56)

μg/m3

トリクロロエチレン

(0.04)

(0.04)

テトラクロロエチレン

(0.06)

(0.06)

ジクロロメタン

(0.57)

(0.67)

アクリロニトリル

(0.02)

(0.02)

塩化ビニルモノマー

(0.02)

(0.02)

クロロホルム

(0.04)

(0.04)

1,2-ジクロロエタン

(0.044)

(0.012)

1,3-ブタジエン

(0.02)

(0.02)

塩化メチル (1.4) (1.4)
トルエン (2.1) (3.0)

ホルムアルデヒド

(1.7)

(1.6)

アセトアルデヒド

(1.3)

(1.1)

酸化エチレン (0.068) (0.076)
水銀及びその化合物 (1.8) (1.8) ng/m3

ニッケル化合物

(1.2)

(1.0)

ヒ素及びその化合物

(0.95)

(0.98)

マンガン及びその化合物

(29)

(8.2)

ベリリウム及びその化合物

(0.02)

(0.02)

クロム及びその化合物

(1.9)

(1.4)

ベンゾ[a]ピレン

(0.22)

(0.099)

※括弧表記は,測定回数を満たしていないことを表します。

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4-1 降下ばいじんの現況

本市の降下ばいじん量は,昭和56年度以降,目標とする指標を達成しています。

指標値

 工業地域:月平均10t/km2以下

 その他の地域:月平均7t/km2以下

降下ばいじん測定結果(年度平均値,単位:t/km2/月)
測定場所 年度
H25 H26 H27 H28 H29 H30 R元 R2 R3 R4
高知市役所 1.8 1.8 2.3 2.8 1.8 1.8 3.3 1.0 1.3 1.2
高知市中央卸売市場 2.2 2.7 2.7 2.3 2.0 1.9 3.6 1.3 1.5 1.4
仁井田木材団地 2.5 3.7 3.4 4.2 2.9 2.0 4.0 1.4 2.0 1.7

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4-2 酸性雨の現況

雨や雪は,大気中の二酸化炭素が溶解することにより,通常,pH約5.6程度の微酸性を呈します。
したがって,pHが5.6より低い雨や雪が酸性雨と定義されています。

本市では昭和63年度より市内5地点(令和4年度現在では3地点)において,酸性雨の監視測定を実施しています。

以前はしばしば酸性雨を観測していましたが,平成29年以降は酸性雨が観測されていません。

酸性雨測定結果(年度平均値[単純平均値])
測定場所 年度
H25 H26 H27 H28 H29 H30 R元 R2 R3 R4
高知市役所 5.2 5.8 6.8 5.7 6.5 6.6 6.3 6.8 6.6 7.1
高知市中央卸売市場 5.5 6.1 6.9 5.4 6.4 6.5 6.3 6.9 6.8 6.8
仁井田木材団地 5.0 6.0 7.0 5.6 6.4 6.5 6.2 6.9 7.2 6.9

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