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本市出身選手がパリ2024パラリンピック競技大会で活躍しました
「車いすラグビー」では、池透暢選手がキャプテンとしてチームを勝利に導き、悲願の金メダルに輝きました。
さらに「陸上女子円盤投げ座位F53」では、今大会が初出場の鬼谷慶子選手が銀メダルに輝きました。
また、「バドミントン男子シングルス下肢障害Sl3」では、藤原大輔選手が東京大会に続き、二大会連続出場を果たし、シングルスで4位に入賞するという素晴らしい成績を収められました。
3選手の皆様、本当におめでとうございます!
桑名市長のお祝いのメッセージ
高知市出身選手として、パリ2024パラリンピックに出場した3選手が見事な活躍を果たされたことは、私たち高知市民に大きな勇気と感動を与えてくれました。
リオ大会、東京大会の2大会連続で銅メダルを獲得された「車いすラグビー」の池透暢選手は、日本代表のキャプテンとして、悲願の金メダルというチームとして過去最高の成績を収められました。どの試合も接戦続きでしたが、「最後まで自分たちのラグビーをやり切る」という池選手を中心としたチームの熱い思いが、夢にまで見た金メダルをつかみ取る原動力になったのではないかと感じています。
さらに、「陸上女子円盤投げ座位F53」では、鬼谷慶子選手が初出場ながら銀メダルに輝く素晴らしい成績を収められました。一投目から自己ベストとご本人がお持ちのアジア記録を更新されるなど、大舞台にも気負わない気持ちで臨まれたことが、記録を伸ばし続ける原動力につながったのではないかと推察しています。
また、「バドミントン男子シングルス下肢障害Sl3」に出場された藤原大輔選手も、3位決定戦では、これまでの練習で鍛え抜かれた右足から繰り出すジャンピングスマッシュで得点を決めましたが、惜しくも敗れ4位となりました。しかし、やりきるという姿勢が感じられた積極的な攻撃は、見ているこちらも熱くなる試合でした。
本市出身の3選手の活躍は、選手の皆様はもちろん、今までサポートしてこられたご家族や関係者の皆様にとっても大変な喜びだと思います。
なお、今週の6日から開催される「カヌー女子ヴァーシングルVl2」には、高知県出身で本市にある高知中央高校を卒業された小松沙季選手が出場されますが、3選手に続く大舞台での自分らしいレースを楽しみにしています。
障害者スポーツは、人の持つ無限の可能性を感じさせてくれるとともに、人が支え合い助け合うことの大切さを感じさせる魅力があると日々感じています。
今回の皆様のご活躍は、同じように障害のある方だけではなく、私たち市民一人ひとりにとって、自分らしく生きようと思うきっかけにつながり、スポーツをはじめとした何か新しい一歩を踏み出すきっかけになるのではないかと思っています。
選手の皆様には世界の大舞台に立った経験を活かし、今後ますますご活躍されることを期待しております。
令和6年9月3日
高知市長 桑名 龍吾