南海トラフ地震臨時情報（巨大地震注意）の呼びかけ終了に伴う市長コメント

　今月8日，日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震発生に伴い，気象庁より「南海トラフ地震臨時情報（巨大地震注意）」が発表されました。

　「南海トラフ地震臨時情報」は，南海トラフ地震の想定震源域やその周辺でマグニチュード6.8以上の地震が発生し，南海トラフ地震発生の可能性が相対的に高まっていると評価された場合等に発表される情報です。

　世界の事例では，マグニチュード7以上の今回と同程度の地震が発生した場合，同じ領域で1週間以内にマグニチュード8クラス以上の地震が発生する頻度は数百回に1回程度とされており，特に地震発生から1週間は大規模地震の発生可能性が平常時に比べて高まると考えられています。

　このため，市民の皆様へ，南海トラフ地震への備えの確認と，より一層の注意をお願いしていましたが，国や県の動向を踏まえ，本日15日17時をもちまして，今回の臨時情報発表から1週間が経過したことにより，南海トラフ地震臨時情報（巨大地震注意）への呼びかけを終了し，自主避難をされる方を対象として開設していました避難所を閉鎖します。

　ただし，気象庁や内閣府の発表にもありますように，南海トラフ地震発生の可能性が無くなったわけではなく，地震など災害はいつ，どのように発生するかはわかりませんので，引き続きの注意が必要です。

　家屋の耐震化や家具の固定，避難場所や非常持ち出し品の確認など，日ごろから地震への備えを進めていただき，災害発生時には命を守る適切な行動を取れるように準備をお願いします。

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令和6年8月15日
高知市長 桑 名 龍 吾