本文
市長コラム内和外順 2018年5月号
高知市広報「あかるいまち」より
観光・新時代
平成29年に、高知県を訪れた県外観光客は、「志国高知 幕末維新博」の人気が高いこともあって、入り込み数は過去最高の440万人に達し、これまで最高であった平成22年の大河ドラマ「龍馬伝」の年の435万人を上回りました。
また、国の調査による本県の外国人旅行者の延べ宿泊数も約8万人泊となっており、過去最高となっています。
加えて、大型クルーズ客船の高知新港への寄港も急増しており、四国内で最も多い40隻が来港し、約10万人の方々に上陸していただいております。
今春4月21日には、幕末維新博の第二幕が開幕、満を持して、桂浜の県立坂本龍馬記念館新館がオープンすることになりました。
この新館は、博物館仕様になっており、全国からの貴重な巡回展覧会にも利用できることから、新たな観光スポットとして期待されます。
今、観光ツアーでは「異なる価値観を持つ観光資源」が注目されています。
有名な観光地を団体で訪れる従来型のマス・ツーリズムとは違う、個人的な体験ツアーや、趣味・嗜好(しこう)を反映した個人ツアー・少人数のツーリズムの流れが起きています。
観光業界では、これを「オルタナティブ・ツーリズム」と呼んでおり、これからの旅行商品の主流になると言われています。
このツアーには、地域の歴史や文化、風土、特色ある食などが商品に色濃く反映されるため、高知の魅力をさらに売り込むチャンスです。
この新しい観光の流れを「幕末維新博・第二幕」の成功で、ぐっと引き寄せたいですね。
広報「あかるいまち」 Web版トップ > 市長コラム もくじ > 市長コラム バックナンバーもくじ
※このページは、高知市広報「あかるいまち」に掲載されている「市長コラム 内和外順」のコーナーを再掲したものです。