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市長コラム内和外順 2019年4月号
高知市広報「あかるいまち」より
共生社会
最近、「ダイバーシティ」という言葉をよく見るようになりました。直訳すると「多様性」。国籍や障害の有無などにとらわれず、互いを認め合っていこうという意味も含んでいます。
政府では、「地域共生社会」という言葉もよく使われるようになりました。さまざまな人々が、世代や分野を超えて連携し、互いにつながりながら、地域をともに守っていく社会をめざそうとするものです。
都会では、外国の人々が働く職場も急増してきており、東京のコンビニエンスストアでは、日本人のスタッフが一人もいない店舗も多くなっています。
また、「自分自身ありのままの姿で、多くの人々と広く交流したい」と考える人々も増えてきています。
性の多様性を意味する「LGBT」という言葉も知られるようになりました。これは体の性、心の性、好きになる性にも多様性があることを意味します。
日本では、いわゆる「LGBT」と呼ばれる人々の割合は、9%程度ではないかといわれていますが、ヨーロッパ諸国と比べ、こうした性的マイノリティへの理解はまだまだです。
市民サービスの観点から、市職員にもアンケートを取っていますが、「LGBTなど、研修を通じて正しく理解していきたい」という職員の声も増えています。
これからの社会は、まさに「多様な人々が共生する社会」になることは間違いありません。
さまざまな分野で、それぞれの個性を互いに認め合う交流が広まっていくといいですね。
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※このページは、高知市広報「あかるいまち」に掲載されている「市長コラム 内和外順」のコーナーを再掲したものです。