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市長コラム内和外順 2019年7月号
高知市広報「あかるいまち」より
ソサエティ5.0
科学技術の目覚ましい発展の成果を踏まえて、最近は「ソサエティ5.0」という新しい考え方が提唱されています。
まだ聞き慣れない言葉だと思いますが、これまでの人類の歴史を振り返りながら整理された考え方です。
一番最初の「ソサエティ1.0」は、人類の草創期の狩猟社会をさしています。
「ソサエティ2.0」がその次の時代の農耕社会をいいます。
次の「ソサエティ3.0」が近代の工業社会、そして「ソサエティ4.0」が直近のネットを中心とする現代の情報化社会をさしています。
インターネットなどで人々がつながっているICTや情報コミュニティの現代の社会では、若い人々と、高齢者の方々とでは、使用する情報の分野や量がかなり違うために、世代が異なる人々のコミュニケーションには、限界がみえます。
「ソサエティ5.0」がめざす社会とは、人々の年齢や居住場所を問わず、全ての人々が、さまざまな情報を日常的に共有し、生活スタイルの中に取り入れていこうとするものです。
人工知能やロボットなどの支援サポートが、生活の中に普通に取り込まれ、人々が意識せずに、利便性の高い状態で生活していける社会をめざすことが提唱されています。
少子高齢化が急速に進む中で、健康づくりや、日常的な介護支援等の技術援助などの分野が充実していくといいですね。
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※このページは、高知市広報「あかるいまち」に掲載されている「市長コラム 内和外順」のコーナーを再掲したものです。