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市長コラム内和外順 2020年8月号
高知市広報「あかるいまち」より
九州豪雨
本年7月初めに、熊本や鹿児島、長崎、大分、福岡、佐賀などの各県で数十年に一度といわれる大雨が頻発し、大災害となりました。
各地で多くの方々がお亡くなりになられ、心からご冥福をお祈りいたします。
九州の各地域では、時間雨量が100ミリを超える猛烈な豪雨となり、中には総雨量が600ミリを超える異常な豪雨が発生しています。
現地の人々の、「長い間、ここで生活しているが、これほどの被害には遭ったことがない」との言葉が胸に残ります。
地球温暖化の影響が深刻になってきており、日本各地で、これまで経験したことのない豪雨が発生しています。
7月初めの九州豪雨では、大雨をもたらす「線状降水帯」が続きましたが、近年の雨は、まるで「スコール」のような降り方になってきており、高知でも油断は禁物です。
近年は、このような集中豪雨による異常な出水により、老人ホームなどでの被害が急増しており、避難が間に合わず、命を落とされました高齢者の皆さまを思うと胸が痛みます。
防災・減災の分野で活躍中の高知県立大学看護学部の神原(かんばら)咲子教授が指摘されているように、高齢化の急速な進展に伴い、防災分野と福祉分野とが、より一層連携していくことが非常に重要になります。
新型コロナウイルスの感染予防対策を徹底しながら、安全な場所へ早めに避難していただくことをお願いいたします。
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※このページは、高知市広報「あかるいまち」に掲載されている「市長コラム 内和外順」のコーナーを再掲したものです。