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市長コラム内和外順 2020年11月号
高知市広報「あかるいまち」より
新型コロナとインフルエンザ
全国各地の新型コロナウイルス感染症の発生が終息しない中で、インフルエンザの季節を迎えました。
新型コロナウイルス感染症による鼻水や咳、発熱などの症状は、季節性インフルエンザか、新型コロナウイルス感染症かを見分けるのは難しく、PCR検査の結果を待たなければ判別できないといわれています。
昨年のインフルエンザ流行期をみると、2019年11月上旬から流行し、ピーク時期は12月下旬からことし1月上旬で、全国の累積推計受診者数は約730万人(前年1170万人)となり、インフルエンザによる入院患者は約1.3万人(前年2万人)となっています。
ことしのインフルエンザワクチン(予防接種)ですが、6356万人分のワクチンを確保していますが、接種の優先順位があり、最初に(1)65歳以上の方および60歳以上の心臓、腎臓、呼吸器等の病気がある方を優先し、次に(2)高校生までの子どもさんの呼びかけを開始します。その後、(3)一般の住民の皆さまを接種の対象にしています。
ことしは高齢者や子どもさんには助成もありますので、接種されることをお勧めします。
次に、新型コロナウイルスのワクチンですが、世界中で開発競争が激化していますが、まだ製品化はされていません。
欧米や中国の研究が先行していますが、コロナウイルスは分からないことが多く、ワクチンは開発途上といえます。
日本は、海外の製薬会社との協議を進め、来年前半までには、全ての国民に提供できるだけのワクチン量を確保する目標を立てています。
コロナ対策のワクチンの情報はまだ限られていますが、十分な有効性と安全性が確保され、接種が始まることを期待します。
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※このページは、高知市広報「あかるいまち」に掲載されている「市長コラム 内和外順」のコーナーを再掲したものです。