市長コラム内和外順　2021年7月号

感染予防対策に効果のあるワクチン接種ですが、電話等における接種予約が取りにくく、ご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫びいたします。

この原稿を書いている6月に入りましても、新型コロナウイルスの変異種（アルファ型）の猛威が衰えておらず、6月初め県内では連日20人を超える感染者が発生しております。6月初めは1週間あたりの感染者数が、県の非常事態（紫ゾーン）の水準値を突破しており、非常に危険な状態が続いています。入院患者の急増により、空きベッド数にも余裕がなくなり、軽症の方々が利用するホテルの宿泊者数も急増しています。

昼夜にわたり、県市の保健所が密接に連携しながら、感染状況を注意深く分析していますが、5月18日頃から家庭内や市中での感染が急に増え始めました。現在の感染状況は小さな子どもから高齢者の方々まで、全ての年代層で男女を問わず感染が広がっています。

アルファ型変異種は従来型のウイルスより感染力が強いため、さまざまな場面でクラスターが発生しています。児童施設や学校、職場、高齢者施設などでクラスターが出ていますので、市民の皆さまには、手洗いの徹底やマスクの着用、人混みを避けるなどの予防対策の徹底をお願いします。

ワクチン接種の申し込みでは、接種を希望されます高齢者の皆さまにはお待たせしておりますが、医師会のご協力を得て各地域の病院や診療所での接種枠を大幅に増やすことや集団接種会場を設けるなど、精力的に皆さまの接種機会の増大を図っており、確実に接種できるよう準備してまいりますので、よろしくお願いいたします。