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市長コラム内和外順 2023年9月号

市長コラム 内和外順
高知市広報「あかるいまち」より

ようこそ!市長室へ

土佐希望の家・山崎(やまさき) (いさお)さん

コラムイラスト

昨年春にお亡くなりになられた「土佐希望の家」創立者の山崎勲さんをしのぶ会が、7月30日に高知ぢばさんセンターで開催されました。

競輪選手でもあった山崎勲さんは、競輪界のトップ選手として、24歳の時には、当時の競輪選手最高位の「A級1班」に所属し、昭和28年に、大阪で開催された全国争覇競輪(現在の日本選手権)の決勝レースで準優勝されるなど、大活躍されています。

昭和61年に引退されるまで、通算674勝を挙げた業界をリードするスター選手でした。

昭和30年に、奥様の祥子(よしこ)さんとご結婚され、昭和38年には、次男の(のぼる)くんが誕生します。昇くんは、脳性小児まひと診断され、重度の障害がある子どもさんでした。ここから、ご夫婦の献身的な福祉活動が始まり、昭和40年には、「重症心身障害児父母の会」を立ち上げ、翌年には奥様の土佐山田のご実家を改修し、全国的にも先駆けとなる初代「養護施設・希望の家」を開設します。

次男の昇くんは、昭和42年に急性肺炎を起こし、3歳7カ月で尊い命を亡くしています。

しかし、山崎さん一家は、重症心身障害児の方々への支援を諦めません。多くの地域の人々や行政を巻き込み、南国市小籠(こごめ)地区に「土佐希望の家」が開設され、その支援活動は競輪界も巻き込み、多くの賛同者を得て施設も充実されました。

山崎勲さん、祥子さん、昇くんやご家族の魂の込もった「土佐希望の家」を私たちも応援してまいります。

市長サイン

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※このページは、高知市広報「あかるいまち」に掲載されている「市長コラム 内和外順」のコーナーを再掲したものです。