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本文

令和元年11月29日 市長定例記者会見

会見項目

第473回高知市議会定例会提出議案の概要

配布資料

会見内容

(市長)

 選挙戦を通じての報道では大変お世話になりましてありがとうございます。この12月定例会ですけれども,11月30日から5期目の任期がスタートし,5期目最初の定例議会ということになりますので,提案説明を行うと同時に,12月は各会派の代表質問がある予定ですので,提案説明の中で,5期目のさまざまな政策を発表させていただきたいと思っておりますのでよろしくお願い申しあげます。

 12月議会ですけれども,本日議案発送となりました。開会日は12月6日です。お手元に資料がありますので,そちらで概要をご説明申し上げますが,予算関係につきましては5件,後程説明申しあげます。条例関係につきましては,令和2年度から会計年度任用職員という新しい制度がスタートいたしますので,その関連条例を含めまして22件,その他議案につきましては,指定管理者の更新等があり,7件ありますのでそれを入れまして11件となっております。また,最終日に固定資産の評価審査委員会委員の選任が1人,また,人権擁護委員につきましては,全体で7名の方の再任,新任等がございますので,諮問を行う予定です。

 予算関係ですけれども,台風災害に伴う災害復旧が主ですが,起債の借換えを行う予定をしておりまして,別紙で1枚資料をお配りしております。こちらの資料をご覧になっていただきたいと思いますが,今年の当初予算で予算編成をすると同時に,財政健全化プランのローリングを行っており,平成30年度からの5か年となっておりますので,その5か年計画の中で117億円の財源が不足をするということをお示しさせていただいておりました。それを一定解消しなければいけませんので,今般,420億円余りの起債借換えを行うことといたしました。その目的はこの資料の右下に入れていますけれども,20年償還を30年償還に借換えることによりまして,財政健全化のプラン中で不足している110億余りを,特に令和2年から財源不足が始まりますので,(令和4年度まで)42億円程度の削減によってその財源不足を埋めていきたいということで,借換えをする予定です。償還が10年遅れますけれども,全体的にはここで1回一般財源を空かせて,財源不足を解消した上,一定余裕ができた後年度には繰上償還等を行いたいと考えているところです。420億円の借換えは臨時的なものですので,配布資料の1ページへ戻っていただきまして,一般会計からこれを除きますと,7億5千万円程度(の補正額)となっております。

 続いて,国費の内示等に伴うものを順次説明いたします。台風18号までの災害によって,市内で相当の件数の被災をしております。2ページ右側の下ですけれども,道路関係,河川,農地,漁港ということで,漁港は春野漁港の部分です。3ページ,4ページにその詳細を記載しておりますが,上段が◎の表記になっております。◎表記については国の認証の災害復旧工事が適用になります。大規模な部分は国の認証扱いになりますが,小規模の部分は国の対象にはならない部分もありますので,下段の分は市単独事業で行うということにしております。3ページの左側が道路でして,今般の非常に台風に伴う豪雨によりまして,道路が欠損,もしくは崩落をしておりますので,それの改修に入ります。3ページ右側が河川で,100ミリを超える雨量等がありましたので,鉄砲水によってえぐられています。尾立と書いて『ひじ』と読みますが,尾立川が典型的な事例ですけれども,鉄砲水によってえぐられたり,河川の堤防が崩落したりしていますので,復旧工事に入ります。田畑の農地も崩落しておりますので,大規模なところは国の認証で行い,小規模なところは単独事業で行うということです。4ページの右端ですけれども,これは台風19号の高波越波によるものですけれども,春野漁港に大量の土砂と砂が入り込んできていますので,船が出入りできなくなるという支障が生じているので,浚渫(しゅんせつ)を行うもので,災害復旧工事として約1億1千万円,浚渫等合わせて両事業を行うということにしております。

 5ページは,国の内示等に伴うもので,まず左上ですが,認知症グループホーム等の防災改修関係の事業費の補正を行います。また,右側半分もそうですが,高齢者施設等に非常用の自家発電の整備事業の補助を4か所で行う予定です。左下は民間保育所の福井保育園の冷暖房設備整備費用の補助を行うものです。

 6ページの右上ですが,秦小学校のトイレ不足の解消と,子どもさんたちから強く要望されている洋式化の改修を行うものです。また,6ページの右下ですけれども,一宮の高知県交通の跡地に商業施設がオープンしましたが,そのマルナカ高知インター店の中に,地域子育て支援センターを民営で整備するということで,助成をするものです。

 7ページですけれども,小学校6年生まで所得制限無しで医療費の無料化をしていますので,医療費が伸びてきております。予算不足になりますので,4,600万円程度補正をする予定です。7ページの右上は風しん対策事業費ですけれども,3か年の追加措置ということになっています。風しんの予防接種は,一時期予防接種が止まっていましたので,昭和37年生まれから昭和54年生まれの40歳前後の男性になりますが,抗体検査を行いまして,予防接種が必要な場合には予防接種を実施します。東京オリンピックで多くの外国からお客様が来られますし,特に妊婦様が来られた時の風しんの感染予防で始まった事業ですが,これを補正をするものです。

 8ページですけれども,猫の不妊去勢の手術助成予算が足りなくなりましたので,来年の1月,2月,3月の3か月分の補正を行うものです。

 9ページの左下ですが,高知大学附属小中学校の東側にあります入明の立体交差ですが,サビが非常に出ていましたので塗り替えに入りましたところ,元の塗料の検査をした結果,PCBが含有されてるということが判明しましたので,PCBの処分をし,再塗装を行うということで,約1億円の補正をする予定です。

 9ページ右下,よさこいの普及関連ですけれども,2020の東京オリンピックでのPRも目指しながら,2020よさこいで応援プロジェクト実行委員会が,来年度東京で大きなイベントを開催することになっていますので,県市で支援をするということで,今年度準備関係の経費も含めて予算化をするものです。

 11ページですけれども,人事院勧告等が出ましたので,人件費の補正予算を組むということで,11ページ上段は,退職と職員採用に伴う給与の差,新陳代謝等で減額をするものです。

 12ページは予算外議案でして,令和2年度から会計年度任用職員制度がいよいよスタートいたします。制度の概要は12ページ右下に書いていますが,これまで市役所には非常勤の特別職,非常勤の任用職員と,臨時職員がありました。同一労働,同一賃金ということで,会計年度任用職員がスタートしますので,主にブルーの部分ですけれども,職員給料表の1級から3級の適用を行うということと,これまでと大きく違うのは,期末手当が会計年度任用職員には支給されますので,その制度改正を行うもので,16件の条例改正等を行うものです。

 13ページですけれども,国会で非常に揉めた法案ですけれども,労働基準法の改正が最終的に国会で成立いたしましたので,時間外労働の上限を定める条例の改正を行うものです。その下段につきましては,人事院勧告に伴う特別職,議員の報酬等を改定するものです。その13ページのいちばん下ですけれども,民法の改正がありまして,県営住宅も保証人の規定を削除すると伺っておりますので,これに則りまして,市営住宅でも保証人規定の削除を行うものです。

 14ページは,7件の指定管理者の更新を行うものです。その下につきましては,指定避難所に携帯トイレを順次整備をしていますので,その購入契約議案の議決でございます。

 15ページのいちばん上ですが,今年がちょうど市政130周年記念ですので,市政130周年記念の新庁舎落成ということで12月28日に落成式を行いまして,午後から市民見学会を実施する予定になっております。最終工事の関係もありまして,工事の変更について市長専決処分を行っておりますので,その承認を得るという議案です。庁舎につきましては,フローリング等がかなり広い面積ですので,県産材をふんだんに使っております。資料の最終ページの新しい議場も,(12月28日に実施予定の市民見学会で)市民の皆様方にも見ていただく予定になっております。

 私の方は以上ですので,残りについて,財務部長の方からご報告を申し上げます。

(財務部長)

 それでは,市長が説明したもの以外につきまして説明をさせていただきます。6ページをお願いいたします。左上になりますけれども,レンタル畜産施設等整備事業費補助金につきましては,県の補助事業を活用して,レンタル畜産施設等の整備費の一部としまして,912万円を補助するものです。その下の私立幼稚園利用給付事業費は,対象児童数の増加に伴いまして,私立幼稚園等の保護者利用料について,利用給付を行うもので,補正額が560万円余りとなっております。

 7ページをお願いいたします。左下になりますが,養護老人ホームの生活扶助費・施設事務費ということになりますが,非措置者の増加に伴いまして,それぞれ580万円余りと180万円余りを補正するものです。

 8ページをお願いいたします。上から2つ目ですけれども,後期高齢者医療広域連合負担金につきましては,平成30年度医療給付費の確定に伴う,追加の負担金として1,700万円余りを補正するものです。福祉基金積立金につきましては,旭地区社会福祉協議会からの寄付金2,000万円を福祉基金に積み立てるものです。返還金4件につきましては,30年度の未熟児養育医療費等国庫負担金返還金など,合計で3,100万円余りを補正するものです。

 9ページをお願いいたします。左上ですけれども,宿泊施設耐震対策緊急促進事業費補助金につきましては,国の補助単価の増額に伴いまして,三翠園が実施する宿泊棟の建て替えに要する経費について補助することにしておりますが,そちらを300万円余り増額するものです。その横,高知市災害対策本部図上訓練支援業務委託につきましては,来年7月に実施する災害対策本部の図上訓練につきまして,限度額380万円で,債務負担行為を設定するものです。

 10ページ左上ですが,焼却灰資源化処理業務委託につきましては,限度額2億2,500万円で,焼却灰のセメント原料としての資源化業務委託につきまして,債務負担行為を設定するものです。右上,減額補正1件とありますが,こちらは9月補正で産地パワーアップ事業費の補助金として2,490万円を計上しておりましたが,事業者が台風災害を受けたことによりまして,事業の実施が困難ということで,減額補正するものです。下段にいきまして,特別会計の補正です。国民健康保険事業特別会計と,後期高齢者医療事業特別会計,介護保険事業特別会計の3会計につきまして,決算の確定に伴う返還金や給付の増に伴う補正を行うものです。

 13ページをお願いします。13ページ上から2つ目の囲みですけども,(17),(9),(18),(10)とありますが,こちらは先程市長から説明がありました,会計年度任用職員の条例改正と重なる部分がありますが,人事院勧告等に伴います職員給与の改定に伴う一部改正です。(19)につきましては,地域高齢者支援センターの名称を地域包括支援センターに変更するもの。(20)は児童福祉法の改正に伴う規定の整備です。21につきましては,地区計画の名称を,高知一宮産業団地地区計画から,高知中央産業団地地区計画に変更するものです。

 14ページに移りまして,その他議案になりますけれども,(1)字の廃止に関する議案につきましては,下島土地区画整理事業地区内の字を廃止するものです。それから,いちばん下の(4)につきましては,市営住宅使用料等滞納者に対します民事調停の申し立てを行うものです。

 15ページに移りまして,(3)の報告ですけれども,(1)は,新庁舎建設衛生設備工事と,仁ノ第二排水機場ポンプ設備工事につきまして,請負契約の一部変更について専決処分を報告するもの。(2)の自動車購入契約の一部変更についての市長専決処分の報告は,13メートルブーム付多目的消防ポンプ自動車の購入ですけれども,こちらは消費税改定後の10月1日以降の納入の予定でしたが,9月25日に納入されたということで,税率の差分について減額を行うものです。(3)の訴訟の提起についての専決処分につきましては,支払い督促の申立てを行った滞納者から,督促異議の申し立てがありましたので,督促異議の申し立てがありますと,通常訴訟に移行しなければならないということで,市長が専決処分を行ったものです。(4)和解に関する専決処分の報告2件につきましては,1つは物損事故に係る損害賠償請求,そして,奨学資金の返還請求につきまして和解を行ったものです。最後(5)につきましては,交通事故等についての損害賠償の額の決定を報告したものです。私からは以上です。

(市長)

 最後になりますが,明日から5期目の任期が始まりますが,土日が入りますので,来週の月曜日(12月2日)9時に幹部を集めて,たかじょう庁舎6階で,5期目のスタートにあたっての挨拶,訓示を行いまして,そこからスタートするということにしたいと思っております。

 以上です。

質疑応答

​(記者)

 起債借換の事なのですが,420億円の縁故債,これは金融機関から借りたものを一旦全部返して,また30年に借り換えるというかたちですか。

(財務部長)

 はい。そういうことです。

(記者)

 過去にもそういった起債の借換はあったかと思うのですけれども,規模としては大きいものなのですか。

(財務部長)

 前回平成16年が155億円でしたので,それでいうと大きいです。

(記者)

 過去最大ということですか。

(財務部長)

 そうですね。

(記者)

 市長選の時のテーマでもありましたけれども,構造的な財政再建を果たしていないのではないか,というような話もあって,とりあえずプランの中でいうと42億円の削減になるのだけれども,トータルでみると17億円利子は増えるわけですよね。それをどこかの段階で繰り上げ償還することによって,利子が17億円トータルで見ると増えないようにするという考えなんですね。

(市長)

 過去もそうでしたけれども,過去の財政再建でも,一定余裕ができた段階で繰り上げ償還を意識的にかなりやりました。そのことによって,特に高い金利の部分の起債の償還というのを前倒しで行った事もありますので,別紙の資料の中に白抜きで表示していますけれども,財政再建プランの期間中に(削減額を)生み出して,後年度,起債の償還が下がってきますので,そこで状況を見ながら繰り上げ償還を段階的に行うというのが今のスケジュールです。

(記者)

 目安としては,令和14年とか12年,このあたりで繰り上げするということになりますか。

(財務部長)

 グラフで見ていただきますと,令和7年あたりからちょっと大きく落ちてきておりますので,そのあたりからは財務部としては考えたいと思っています。

(記者)

 予算とは関係ないのですが,新市長に就任後初めての市議会ということで,これからの目標とか,これを意識して今後の政治を行う,ということなどを少しお聞きしたいのですが。

(市長)

 まずは5期目を当選させていただきましたけれども,5期目の非常に重い責任というのは,これまで以上に強く感じております。ご承知のとおり5期目は,戦後いわゆる公選の市長制度になってからは初めてになりますので,その責任は非常に重いということを強く感じております。昨日,全国の国保の会長(国民健康保険中央会会長)を務めていますので,来年度の予算の要求を受けまして,決起大会みたいなことを全国の国保の関係者を集めて開きまして,その後ちょっと分担して,自民党の党本部へ陳情とご挨拶に行っておりましたけれども,ちょうど,任期が12月7日から始まる浜田知事が,二階幹事長をはじめ,ご挨拶に自民党本部を回られていました。自分達が国保の来年度予算の確保ということで,二階幹事長をはじめ4役全ての方に,国対委員長まで全て会いましたので,予算要望ということをまずスタートいたしました。それで,当然12月議会は5期目の公約と選挙戦を通じて論戦になったことが代表質問でずっと出てくると思いますので,我々は南海トラフ地震の5期目の仕上げをやるということと,災害関連死が非常に増えていて,熊本地震がちょっと典型的なので,そのことを強く訴えてまいりました。熊本地震では地震で50名亡くなっていますが,長引く非常に厳しい避難所の中で,内閣府の認定でも215名亡くなっていますので,4倍の方が避難所で亡くなっているのですよ。(補足:本年4月12日の内閣府発表資料では災害関連死は223人とされている。)この対策はすごく遅れているので,内閣府,厚生労働省,県,市,そして医療機関で総合的にやらないと,我々も,避難所でせっかく助かった多くの市民の命が,避難所でどんどん亡くなっていくというのは耐えられないので,その対策をしっかりやるのが5期目の大きな目標だ,ということを訴えてきたので,そのことを具体的にどう組み上げていくか,というのはこれからなのですけれども,それを述べていきたいと思います。

 あと,2025年を睨んだ共生社会ですね,団塊の世代が75歳に入る手前に共生社会を意識的に作り上げておかないといけないので,そのことを柱として,提案説明の中でも述べていきたいと思っています。

(記者)

 高知県の新しい知事になる浜田さんとの県市の連携としてのプランというか,思いはできていますでしょうか。

(市長)

 任期前にいろいろと協議するのはどうかな,というのは自分自身の中にあるので,12月7日から任期が始まったら,お互いに県議会の12月議会,我々市議会の12月議会に入るので,時間が取れないかも知れないですが,年内か,来年の令和2年の年初め位には,具体的な確認ですね。協議というより,まずは確認から入りたいと思っていますが,まだ任期が始まっていないので,スタートするのを待っているという状況です。

(記者)

 予算とは全く関係ないのですが,2つ質問させていただきます。1つ目は旧日赤(高知赤十字病院)の跡地についてですけれども,日付は失念したのですが,入札は不調に終わったという話を聞いています。それで,地元の町内会の中でも早期解決を,という声が前からあるわけなのですけれども,そこについての展開というか,動きを市としてどういうふうに働きかけをしていくか,改めてお聞かせください。

(市長)

 日赤は移転をしまして,新しい病院は順調にスタートしておりますが,もともと日赤通りと呼ばれて発展をしてきた所で,戦前から100年という話もありますので,我々も非常に大きな関心を持っております。日赤の方からは,まだ自分の方に正式にはご説明を受けておりませんけれども,事務協議という形でいろいろと協議がきております。それで,現状のままで置いておくわけにはいかないので,地域の発展に繋がるようなものの支援ということは,我々も考えていかなければいけない,ということですけれども,まだちょっと具体で正式に発表されていないと思いますので,今後の動向を我々は見ながら,全体のまちづくりが非常に重要なので,まちづくりの検討をしたいと思います。

(記者)

  ありがとうございました。もう1点はサッカーの高知ユナイテッドのことなのですけれども,先般,市長選の日にJFLに昇格を決めましたけれども,そのことについて,行政としての支援でお考えがあるかどうか。あと,スタジアムの確保について,おそらく春野がメインになると思うのですけれども,年間を通して確保するということを考えてのりょうまスタジアムの活用策などですね,そういうことを,お考えがあれば聞かせてください。

(市長)

 はい。スポンサーの方々にとっても悲願でして,やはりサッカーってすごくお金がかかるのですよね。規模にもよりますけれども,1億円以上かかるというのが相場なので,それだけのサッカーチームをずっと育ててきたことに対して,まずは敬意と感謝を申し上げたいと思います。JFLに昇格ということが決まったので,非常に我々も嬉しく思うところです。試合とかチームは応援していきますし,これまでも応援してきましたけれども,たぶん,いちばんチームとして希望があるのが練習場の確保だと思います。試合は試合で組んでいくので,観客席の関係もあるので,やはり春野がメインになると思いますが,練習はご承知のとおり,芝を休ませないといけないので,ちょっと合っているかどうかわかりませんけれども,3日やって2日休ませるとか,そういうローテーションみたいなことで,当然,練習場が足りないという話を聞いていますので,我々は東部総合運動場の拡張を考えて検討していますが,ご要望も受けていますので,ちょっと時間がかかりますけれども,東部総合運動場でのサッカー場の整備を,観客席の関係がありますので,試合場にはならないとは思いますけれども,検討の中に盛り込んでいきたいと思います。

(記者)

  (新庁舎への)引越は,だいたいどんな感じですかね。

(総務部長)

 先程市長の方からも,12月28日に130周年記念祝賀会という話がありました。それが終わりまして,1月に入って3連休がありますけれども,そのころから本格的に引越を始めて,2月3日を目途に終了させたいと思います。

(記者)

 1月の中旬から引越されるのですか。

(総務部長)

 メインはそうです。

(市長)

 非常に多くの課が引越をしますので,一度にはできませんので,順番にいきます。

(記者)

 補足で借換のことです。主旨は分かりました。あと,財務当局も大変ご苦労されてると分かったうえでお聞きしますけれども,結局17億円トータルで増えるということは,負担を将来に先送りしているだけじゃないか,と批判も起ころうかと思います。その点改めてお伺いします。

(市長)

 まずベースからいうと,今,借入の起債の金利は,国もそうなのですけれども,国も国債の金利が下がっているので,高知市よりさらに厳しい国の財政課題というのは,低金利に救われているというのが実状です。たぶん通常の金利だったら,国の予算もある意味かなり破綻に近いような状況になっていると思います。我々も低金利に非常に助けられていますので,それが1つのベースにはあります。トータル的に,後年度に先送りをして,例えば子どもさんたちに負担を積み残す,ということは我々も避けたいので,繰上償還で基本的には回収していきたいと思っています。

(記者)

 前回の財政再建の際には,人件費が抑制できたので,削減の余地があったかと思いますが,今回は絞りきった状態なので,繰上償還は難しいのではないですか。

(市長)

 平成15年当時は,団塊の世代やその手前の職員の大量退職があったので,採用を絞り込めば何とかなるという状態でして,(年間に)120~130人が退職しており,40人程度の採用で,職員数を年間80人ずつ減らしていくことができました。いちばん減らした時は400人,単年度で25億円を削減することができました。今回はかなり手法が難しいです。なぜ難しいかというと,会計年度職員の制度が令和2年度から始まりますので,数字の精査はしていますが,恐らくプラス数億円以上の負担増になります。オーテピアや新庁舎の維持管理費も一定増えます。あとは,アウトソーシングがどの分野でどこまでできるか,という部分を検討する必要があると思います。ですので,(平成15年からの財政再建の時よりも)今回のシナリオの方が難しいです。

(記者)

 高知新聞のインタビュー記事に,窓口のアウトソーシングを一層進めるというお話があったかと思いますが,どういうイメージですか。

(市長)

 例えば,東京23区の特別区は民間も金融機関もそうなのですが,銀行の窓口カウンターは,銀行の行員以外の方で対応しているケースがだいぶん増えています。派遣社員で行う方法と,カウンター業務を民間に業務委託をする方法があるかと思います。我々行政は,法律の規制があって(公務員が取り扱うべき業務については)派遣社員を使うことはできないので,東京23区(の区役所)は何をやっているかというと,税はさすがにやっていないと思いますけれども,中央窓口のカウンター業務,一般相談を含めた国保のカウンター業務については,民間委託をしています。我々もすぐにやるということではありませんが,どうするかというのを,東京23区の事例を研究して検討してみる価値はあるのではないかと思い,インタビューで答えました。

(記者)

 そのことは何年も前からおっしゃっていたかと思うのですが,結局,やる余地はないということでやっていないのではないですか。

(市長)

 そうではないです。ただ,組合協議が前提となりますし,コスト計算も必要ですので。今までは事例がなかったのですが,東京23区でだいぶん外部委託が入ってきたので,コストがどうなったのかの検証を参考として研究ができる,という意味合いで(インタビューでは)述べました。

 

以上

県知事名の表示について

 高知県知事名「はまだ」(2019年12月7日現在)の「はま」のつくりは,一部ブラウザ上で正しく表示されないために,便宜上「浜」の字で表示しています。

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