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令和5年08月04日 市長定例記者会見(議事録・Youtube動画)

会見項目

  1.  第70回よさこい祭り・2023よさこい全国大会
  2.  高知市シェアサイクルPIPPA(ピッパ) オーテピア遊歩道ポート開設
  3.  こうち志議会の実施
  4.  新型コロナウイルス感染症最新情報

配布資料

会見内容

配布資料を用いて市長から説明

質疑応答

【公共交通について】 

(記者)

先日,第三者委員会(高知市地域公共交通あり方検討会)から公共交通についての報告書を受け取ったかと思いますが,その際に,県や周辺市町村とのリ・デザインについて(の協議)は高知市が旗を振ってというような形だったかと思うんですけれども,決まっているご予定や方針などがあったら教えてください。

(市長)

まず,過日の報告ですけれども,高知市の公共交通の将来像について議論していただきまして,主に大学の先生方が多かったのですが,高知市の地域公共交通のあり方の検討会ということで(委員長の)熊谷先生から7月28日に報告書を受け取ったところです。

先生は当初,ベストミックスを探すと言っていましたが,なかなかベストミックスというのは絞りにくいんじゃないかということで,現在はベターミックスを目指そうということにしております。 

特に印象的なのは,リ・デザイン。デザインをやり直すという報告になっておりますので,公共交通のデザインをもう1回組み直すというふうに受け取ったところです。

課題は非常に多くありますが,一つはご承知のとおりバスと電車が並走している区間が相当あるということと,特にバスの運転手の方がこれから激減していき,大体10分の1になると言われています。県が公共交通の広域行政も担っておりますので,県の方とも協議をしながら,それと沿線市町村がありますので,沿線市町村と意見交換しながら,持続可能な公共交通のあり方を探っていきたいと思います。県の方とはこれから具体的な協議が始まるという段階です。少し時間がかかると思います。

(記者)

具体的な協議が始まるというのは高知県と高知市の2者での協議ということですか。

(市長)

それだけではなくて,公共交通の場合は民間事業者もおりますので,民間事業者もこの報告書の内容というのは一定理解をしておりますが,それぞれ関係者が多いですので,関係機関,それと沿線市町村との既存の会議もありますので,そういうところでまず報告していくということが,キックオフになるかと思います。

(記者)

次年度予算を考えるとそろそろ動かないと,というスケジュール感だと思いますけれども。

(市長)

予算編成までには,まだ間に合いますけれども,国の方も地域公共交通をいかに守っていくかということで,国土交通省を中心にいろいろな議論がされていますので,その動向を踏まえていきたいと思います。

 

【倒壊空き家について】 

(記者)

浦戸小学校前の倒壊した民宿の件ですけれども,8月1日から撤去作業が始まりましたが,小学校の通学路に面したところに6年間放置されていたという状態だったようですけれども,教育委員会や市長部局の方で早期に撤去するなどの話し合いというのは持たれたことはあったのでしょうか。

(市長)

現地はよく知っていますが,民宿の北側には保育園があり,後ろに小学校があります。心配したのは保育園の方でして,相当古い家屋なので,保育園の方に台風の時に(こわれた建物の一部などが)飛んでくる可能性がありましたので,かなり前から協議は進めておりました。ただこれが民有地もしくは市有地であれば,市がいわゆる空き家対策の協議会を持っていますので,もっと早く処理ができてたと思いますが,国有地の不法占用ということで,(国がそれを撤去するために)一定国の手続きを踏まなければいけないので,我々が想定した以上に時間がかかってしまって,その点は申し訳なかったと思います。

(記者)

市の想定から見ても時間がかかったという認識でよろしいですか。

(市長)

そうですね。通常,特定空き家の選定から撤去までは,もっと早いスピードで我々処理していますので,そういう想定からいっても時間はかかったなと考えてます。

 

【小松の沼について】 

(記者)

1年半程前に刑事事件にもなった小松の沼ですけれども,所有者が変わるなど現況に変化もあったようですけれども,現在,市の認識というか状況はどうなっているんでしょうか。

(市長)

土地保全条例という条例に基づいてやっていますけれども,例えば現在土砂の撤去,我々が認めていない部分まで土砂を積み込んでおりますので,これは基本的には条例に基づくと工事の施工者(造成主)に対して処分を行うということになるので,いわゆる底地,土地の所有権は移転していく可能性があるので,移転しても工事の施工者に対して処分を求めていくということにしております。

(中澤副市長)

私の方から補足で,所有者が変わったということですけれども,これは今,造成主の方から6月の中旬頃にお話しがありまして,それは確認しており,実際に(所有者は)変わっております。

ただ,今市長が申し上げましたように,土地保全条例に基づいて我々措置命令を出していきますけれども,その条例の中で命令をする相手方というのが,工事をした方ということですので,我々が対応していく相手方というのは,これまでと同じ方ということで変わりありません。

(記者)

市長も現地を確認なさってらっしゃるかと思うんですけれども,行政代執行の可能性については否定されてらっしゃる,この考えについては現状も変わりはないということでよろしいでしょうか。

(市長)

一定試算もしておりますが,かなり多額の経費がかかるので,行政代執行は難しいと考えているところで,あくまでも土地保全条例の中での指導を強めていくという状況です。

(記者)

造成主は,うちの取材に対しても早期の撤去は難しいというふうに回答していますが,一部,市の公共工事で使ったかと思うんですけれども,今後も市の公共工事で土砂を使うような場合に,優先的にこの土砂残土を使うというような措置をお取りになる考えはありますか。

(市長)

これまでも使いましたけれども,近隣の公共工事等で必要な場合は,その土砂の上の方を削って使うという想定は我々もしております。

(記者)

分かりました。ありがとうございます。

 

【よさこい祭りについて】 

(記者)

よさこい祭りの関係で幾つか教えていただけますでしょうか。先程,市長からも発表がありましたように,コロナの感染者が増えている状況で,よさこい祭りにもかなり人が集まって本格開催ということで,対策をとらないと爆発的に(感染者が)増えるんじゃないかというような気もするんですが,基本的に今年は特に対策をとらないというようなスタンスだったかと思いますが,この状況を踏まえて,何か新たに呼びかけや対策をとられるようなことはあるでしょうか。

(市長)

8月に入ってしまうので,さすがにマスクを着用して踊るということは基本的にできないですので,ただ待機時間が結構あり密になりますので,そういうところの注意喚起はしていきたいと思っております。去年の特別演舞の際に市役所チームから予想外のクラスターが出て,追跡調査をしたんですけれども,どうもバスの中ではないみたいなので,ずっと可能性を消していったんですけれども,最終的には分からなかった。

可能性があるとすれば給水所ですが,ただ特定ができなかった。バスの中での対応策とか,手指消毒などを徹底してかなり気をつけてたんですけれども,それでもクラスターが出たので,ちょっと驚いたところです。

(よさこい祭)振興会の方でもチームへの注意喚起を図っていると思いますので,その対応をしっかりとやっていきたいと思います。

(記者)

観客の方には何か呼びかけるようなことはありますでしょうか。

(市長)

やはり手指消毒の徹底ということと,それから相当の人がいるので,帰られたらまず手洗いしてうがいをしていただくとか,そういうことは徹底をしていただきたいと思います。

特に子どもさんを連れて見に行くケースが多いと思うので,そこは十分注意をしていただきたいと思います。

(記者)

もう1点なんですけれども,各会場で高齢化などで人手不足が深刻化してるかと思いますが,今回のよさこい祭りで市の方としてはどれぐらいの人数が,(競演場・演舞場の)サポートに回っているんでしょうか。

(市長)

競演場・演舞場全体で高知大学も加わるので17会場だったと思いますけれども,特に高齢化がかなり進んでる競演場等がありますので,高知県と高知市で合同でスタッフを派遣をするということになっておりまして,県市で20名をサポートスタッフとして派遣をするということにしております。 

あと一部学生のボランティアスタッフも動いていると思います。

(記者)

ありがとうございました。

 

【防災対策について】 

(記者)

昨日,新聞にも紹介されていましたが,内閣府が市町村長のトップが災害に備えてするべきことという動画(災害時における市町村長の危機管理)を公開してると思うんですけれども,災害時に市町村長として最も重要なことというのは,市長はどういうふうに考えていらっしゃるかお伺いできればと思います。

(市長)

今,台風6号が接近してきて,高知の方へ北上してくるという,今の段階での予報になっています。まだ,変わってくると思いますけれども。

台風に関する準備の対応と,もう一つは南海トラフ地震ということになると思っております。特に予測がつかない南海トラフ地震時の緊急出動,それから緊急対応の方法については,6月8日に県の方から文書が来ておりまして,内閣府からもともと6月1日に出ているんですが,防災担当部局に市町村長の危機管理に関する動画があるので見てくださいと,そういうものが来ております。

私も拝見はしております。やはり2011年の3.11での各首長の対応というのが非常に参考になるので,特に全国市長会長の立谷さんは相馬市の市長で,大変なご苦労されているんですが,震災のあった日から日記を残しています。

これは販売もしているんですけれども,本当にリアルで,その日からおそらく1週間はほとんど不眠不休で対応してるのが全部載っています。日々の指示を共有しないといけないので,今日どういうことをやるのか,それから昨日何があり,その対応をどうしたというのは全部エクセルで資料を作成して配っております。

非常に生々しい記録で,首長自身が現地をそれぞれ巡回して見ていますが,たくさんの遺体があり,市の職員はそれをすぐ引き上げたいと思う,誰でも思うんですけれども,警察の検死が終わらないと引き上げができないんです。だから手つかずで置くしかないという,こういう状況もずっとあったというのが記録されてますので,こういった東日本の体験談というものをしっかりと南海トラフ地震対策に活かしていくというのが一番重要なのかなと思います。

出勤についても,当然地震の時は車は使えないので,我々も,一応いろいろな荷物を背負って歩いてくるつもりなんですが,そういう状況を職員は自覚をしていますが,家族が重篤な状態にあったりすると,家族の命をまず救うという職員もいると思うので,今のところシステムの方も一定できてきておりますので,誰が出動できてるかどうか,誰が出動できていないかというのチェックができるようになってますので,そういうもので確認をしていくということが重要になると思います。

(記者)

今,お話をお伺いしてると,一刻も早く駆けつけるということが一番重要だというふうに考えますか。

(市長)

できるだけ速やかにということはありますが,例えば隣の家屋が倒壊して(隣人の)生死が分からないとかいう時は確認をしますので,それから歩いて登庁してくる時に,市内の被害状況を少し確認をしながら登庁ということに,私に限らず各職員そういう状況になると思っています。

(記者)

昭和50年,51年の水害を経験してる職員の方はもう市長だけだと思うんですけれども,その辺りの教訓と,あと先程言われた相馬市長の教訓を読んでという部分,それから阪神淡路大震災を含めて過去の災害から学んで,特に市町村長が留意しないといけない部分,市長として留意されてる部分はどの辺でしょうか。

(市長)

いろいろ課題ありますけれども,やはり情報ですね。特に,阪神淡路大震災で一番の弱点は情報が入らなかった。たしか村山総理だったと思いますけれども,全然情報がなく非常に初動体制が遅れたというのは,阪神淡路大震災の状況です。

それ以降,国の方も衛星通信含めて今はリアルタイムで現状の被災というのは送れるようになっていますが,やはり情報がすごく重要になるなと思います。

南三陸町長が何回か研修に高知を訪れているんですけれども,ずっと現場や避難所に張りついてたので,ご本人が映像を見ることができたのは1か月以上後,四十日後ぐらいですかね,インタビューを受けていて,テレビの画面で映像を見て今日初めて見ましたと言っており,結局映像やデータが全部途絶してるので,だから情報がすごく重要だというのが3.11のときの教訓です。そこは今,衛星通信を含めていろいろなメディアもバックアップできるようになってるので,我々行政も正確な情報が欲しいので,そういうところが一番重要になると思います。

(記者)

それと昭和51年の水害の時は,当時の(坂本)市長が自らの命は自ら守ってくださいという,一種の市長の責任放棄みたいな発言もあったと思うんですけれども,トップが全責任を負う覚悟でというのが今回の動画にもありましたけれども,その辺りの決意の程をお聞かせいただければと思います。

(市長)

そうですね。昭和50年に市役所に入って,50年の台風,そして51年の過去最大級の台風の時にはずっと避難所へ詰めていましたけれども,潮江の天神橋の上を水が越したというのを初めて見ましたが,それを鮮明に覚えています。

当時,誤報でしたけれども,潮江天満宮の堤防が切れたという情報が災害対策本部に入ってきて,潮江は全滅だと非常に緊張したのを覚えております。実際には,天満宮の樹木で守られて堤防は切れてなかったんですけれども,堤防が切れていたら潮江は全滅していたと思いますので,そういう面も含めてやはり正確な情報,それからできるだけ速やかな対応というのは必要だと思います。

当時,坂本市長は非常事態宣言を出して,当時はテレビではできなかったと思いますがラジオで非常事態宣言を出して,自分の命は自分で守ってくださいということで,直ちに高台に避難してくださいということを放送しましたけれども,あれは緊急避難なのでやむを得ないと思います。後で議会等で非難を受けましたけれども,あの判断は間違っていなかったと思います。

(記者)

そうした中で市長が全責任を負う覚悟でという,この言葉はどう受けとめてらっしゃいますか。

(市長)

やはり,私も市の職員から首長にならせていただいて,非常に一番悩んだのはそこです。首長が一番重いのは,当時市民の人口34万人でしたので,34万人の市民の命と財産が守れるかどうかということで非常に悩んだんですが,最後はやるという決意で出たんですが,やはり首長は24時間臨戦態勢という思いで,常にそういう思いで皆仕事してると思うので,やはり首長はそういう覚悟を持っているというのは私に限らず,全ての首長はそういう思いを持っていると思います。

(記者)

ありがとうございました。

 

【市長選挙について】 

(記者)

市長選についてなんですけれども,推薦願いを現時点でどれぐらい出されてるのかということと,あと4年前の前回と比べて推薦願いを出す団体に違いはあるのか,新たに出したところと出さなかったところがあるのかというところをお聞きしたいです。

(市長)

まだ推薦願いを出してる途中なので,全体の集計はできてないですが,すでに自民党が主体で動いてますので,桑名さんに出してるから私は出さないということではないですけれども,その辺の状況を踏まえながら,出しているところと出していないところがあるという状況なんですが,まだ全部出ていってないので途中の段階です。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

 市長選の関連で続きですけれども,11月26日に投票日も確定しまして,あと4か月ぐらいですけれども,桑名さんの方は,市政の転換ということをかなり強調しておりまして,連日自民党の国会議員さんと,かなり自民党色を鮮明に出した運動になっているように見えます。

岡崎市長の方はどういう戦いを想定して,何を伝えていくのかということのアウトラインみたいなものを教えてください。

(市長)

最初の段階からそうですけれども,私の後援会はいわゆる自民系の方々から革新系の方々までウイングが非常に広いので,どちらかというとできるだけ広く市民の方々のご支援をいただきたいと,そういう思いでずっと後援会の活動をしております。

それで対立の軸というのはまだはっきりしてないんですけれども,自分がこれからさらに訴えていきたいのは,まず,コロナ倒産が非常に増えてるというのが一つあります。四国4県の中では高知県が一番少ないんですけれども,来年の春からゼロゼロ融資のまた新たな償還が始まるので,コロナ倒産の可能性がやはりあると思います。

足元の経済活動は戻ってきていますけれども,融資残高が消えてるわけではないので,経済対策をしっかりとやっていきたいと思います。

それから南海トラフ地震対策のポイントは,やはり事前復興まちづくり計画。これは今年度から着手をしたので,令和5,6年でいわゆる骨格の事前復興計画のたたき台を作って,令和7年から各地域に入っていくというスケジュールになってます。ちょっと遅れるかもしれませんけれども。

やはり,3.11の記録の首長の対応の日誌ですが,本当に生々しくて,本当に大変だなというのを実感してますので,できるだけ事前復興計画というものを可能な限り作っておきたいと思います。

東日本大震災の場合は,非常に職員が苦労したんですが,大体沿岸部の市町村では2割の職員が亡くなっています。そうすると残った8割で今までやったことのない緊急の復旧,それから復興まちづくり,そういうものを10年かかってやっと仕上げたんですが,やはり住民の方々もある意味非常に殺気立っているので,特に何年かしてるうちに管理職が相当辞めてるんですよね。

おそらくいろいろなことに耐えられなくて管理職が辞めていっているので,そういうことをできるだけ少なくするためにも,事前復興計画というのをできるだけ作っておきたいと考えております。

この辺りがポイントになるかなと思います。

(記者)

子育て関係,子どもの医療費や給食の話がやはり一つ有権者の側から見れば大事な争点になると思いますし,桑名陣営も結構踏み込んだ発言をされています。確か医療の話は,財源を研究したいというお話でしたけれども,その研究は進んでおりますでしょうか。

(市長)

県内の市町村は大体中学校まで,場合によっては高校まで,所得制限を入れている場合もあるし所得制限を入れてない場合もあるので,いろいろなんですけれども,ずっと申し上げてるように中学校までやりたいんですけれども,一般財源で約2億円かかるということで,1回スタートすると途中で後退することはできないので,これはやりたいとは思っていますが,財源をどうするかという課題があります。

何らかの形で子育て支援の財源というのは国も考えているようなので,その辺の情報を踏まえて我々も検討していきたいと思っています。

(記者)

よく分かるんですけれども,結局,国がやらないとできないということをおっしゃっておるわけで,何か市の独自の努力でこれだけをやりたいみたいな,そういう訴えはありませんでしょうか。

(市長)

もう少し時間がかかると思います。11月26日が投票なので,できるだけ情報を取りながら,国の令和6年度の概算要望が今まとまったところで,おそらく8月末までには各省庁の概算要望の予算が大体固まってくるので,その中で特に子育ての予算等の中身を確認しながらということなので,もう少し待っていただきたいという状況です。

 

【高知市シェアサイクルPIPPA(ピッパ)について】 

(記者)

PIPPA(ピッパ)についてお伺いしたいんですけれども,一般の稼働率というのは,どのぐらいになるんでしょうか。

(市長)

PIPPAは,大体どこへ行かれてるかということも含めて,データを整理しています。

7月の利用履歴で言うと,いわゆる回転率で言うと0.53となっているので,4割から5割程度利用されてるという状況ではないかと思います。全国的なこの手のものでの稼働率(と比較して),高知市の稼働率は高いというふうに現場からは聞いているところです。

(記者)

そういうものを受けてポートを開設したということでよろしいでしょうか。

(市長)

(今回開設した)オーテピアまでが当初の計画でしたけれども,これからまたご希望があれば,シェアサイクルの走行履歴を取っており,大体どの辺まで行っているかというのは一応押さえているので,その状況を見ながら拡充が必要ならまた検討していくということになると思います。

(記者)

ポートの中でしたらどの辺りのものが特に利用率が高くて,またどういうところの観光施設に特に貢献されているという認識でしょうか。

(市長)

走行履歴の中では高知駅から中心部間の移動が多いと現場からは聞いています。高知駅から乗ってくる場合は観光客かなと思いますけれども,市役所も含めて中心部の方から移動していて高知駅へ置く(返却する)とか,こういう移動が多いように聞いております。市役所(のサイクルポート)も,例えば月曜日の朝見たら全然台数が残ってない場合もありますし,外国人も結構使ってますね。そういう状況にあります。

(記者)

ありがとうございます。

 

【新型コロナウイルス感染症について】 

(記者)

コロナがかなり県と比べて高知市管内は26.00ということで多いですが,どんな世代に感染が見られるとか,特徴があれば教えていただきたいのと,それからその対策を,例えば独自に何かやられるご予定とかあるのでしたらお伺いしたいです。

(保健所長)

 発生動向については,他の保健所管内に比べて伸び率が高いということを聞いております。またこれに合わせて,施設内それから医療機関でのクラスターも発生をしておりまして,それで救急の方が,やはり昨年の第7波の入り口の時のように逼迫してきています。

重症者,中等度2以上の本当に入院が必要な人についてはそれほど多くはないんですが,どうしても軽症でも入院されるという方が多いですので,そのために救急の方に逼迫が来てるというのが高知市の現状と聞いております。

(市長)

それと高齢者施設でクラスターが起こると非常に重篤になる可能性がありますので,県の方で(7月末から)社会福祉施設の集中検査という予定があるので,高知市の方でも連動していますが,(準備ができ次第)検査キットをそれぞれ配布をして,高齢者施設や障害者介護保険施設等で職員の方々に対する(5週間の)集中検査を予定しているところです。

 

【スラバヤ姉妹都市交流について】 

(記者)

スラバヤの記念式典に参加されたということですけれども,よさこいでの文化交流も素晴らしいなと思ったんですが,経済交流について,例えば人口減少の中で働き手,先程の公共交通のバスの運転手の方もそうですけれども少なくなっている中で,県は外国人材の積極的な獲得に向けて今月中にもベトナムのラムドン省とMOU(人材の送り出しと受け入れに関する覚書)を結ぶなどのいろいろな動きがあるんですけれども,スラバヤ市と姉妹都市の関係を活かして,何か今回の視察で外国人材を高知市へというような動きとかはあったのでしょうか。

(市長)

今回は,在スラバヤ日本国総領事館の竹山総領事に大変ご尽力いただきまして,こちらも若手の経営者中心に行っていますので,スラバヤを中心とするいわゆる商工会議所,それからJC(青年会議所)の方々を集めてくれてました。特にJCは,インドネシア全国の会長も来ていましたので,かなり商談の話が進んでおりました。公共工事,それから先程少し出てました,いわゆる労働者の話,日本食が結構ブームなので,例えばスラバヤに日本食のレストランの店を出店してくれないかとか,具体的な商談が結構あり,まだ続いております。

それと中小企業(団体)中央会から4,こちらも経営者(技能実習生の監理団体や企業関係者)が行っていましたので,それは別ルートでしたけれどもスラバヤよさこいの時にみんな合流してきたのですが,そちら側もスラバヤ市役所で特に市の幹部と商談を2時間位していたので,具体的になる話は結構あったと思います。これから実現していく方向になると思いますが,良い訪問になったという理解をしています。

                                        以 上

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