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令和6年4月12日 市長定例記者会見(議事録・Youtube動画)

会見項目

  1. 藤並公園リニューアルオープン

  2. ゴールデンウィークの取り組み

配布資料

会見内容

配布資料を用いて市長から説明

質疑応答

【高知新港への客船寄港】 ※商業振興・外商支援課

(記者)

高知新港へのクルールズ船はの寄港隻数が去年は57隻で今年も多く来られるということだが,高知市への経済効果は。

(市長)

経済効果に関する資料は本日持ち合わせていないが,外国客船が寄港して,どう経済効果に繋げていくかという部分はまだまだ弱いところがあるので,これからインバウンドが本格化するに当たり,商店街や周辺の観光地でどうやって,お金を落としてもらうかということは考えていかなければならない。

令和7年になると大阪・関西万博ということで,多くの外国人の方が来られることが予想されるので,Wi-Fi環境,多言語化,キャッシュレス決済の仕組みをもっと発展させなくてはいけないということを大阪観光局からもご助言いただいている。

キャッシュレス決済は,本市では少し遅れている印象もあるので,しっかり整備をして,少しでも皆さん方が買い物しやすい環境を作っていかなければならないと考えている。

(記者)

外国人観光客から見ると,高知は英語が通じにくい,英語通訳の方が少ないという声があるようだが。

(市長)

外国人向けの観光ガイドの養成というのは当然やっていかなければならない。

英語対応可能なスタッフが常駐する「こうち観光ナビ・ツーリストセンター」は少し分かりにくい状況であり周知していかなければならない。

(記者)

クルーズ船は概ね朝着いて夕方には帰るパターンであるが,昼間の中心商店街はシャッター通りであまり開いてない。高知の飲食店というのは夜がベースなので,本当に美味しいものを食べる機会がなく,高知の魅力が伝わりにくいかなとも思うが,市として手立てはあるか。

(市長)

商店街や観光地周辺の商店の皆さん方との話し合いにはなるかと思うが,外国人観光客におもてなしをしていきましょうということは,私からも呼びかけていきたいと考えている。

もう1つは,日本の文化に触れてもらうというような仕組みも作りたいなと考えており,例えば抹茶が飲めるようなところや,また,着物を来て街を歩けるような取組など,民間にも呼びかけているところである。

 

【西敷地の利活用(1)】※商業振興・外商支援課

(記者)

西敷地について,一旦アスファルト舗装する方針だと思うが,今後,活用策を考える上で市民の方から広場にして欲しいという声もある。

前市長は近くに丸ノ内緑地と藤並公園があり,近隣に3つも広場は必要ないと説明していたが,市長の認識は。

(市長)

近隣に広場的なものが3つできることになるが,丸ノ内緑地は芝生で,藤並公園はあまり広くない。

西敷地は面積が大きいので,イベントといってもいろいろなタイプのイベントが可能である。

広場が既に2つあるから良いという話ではなく,それぞれの土地に合ったイベントというものを考えている。

西敷地は当面はアスファルト舗装にして,景観にも配慮したカラー舗装とする考えである。用途はそれぞれ違ったもので賑わいを創っていけるのではないかなと考えている

 

【特定利用港湾(1)】※防災政策課

(記者)

特定利用港湾について,先日政府が全国16か所の空港・港を指定されたということで,その中には高知港を含む高知県内の3つの港が入っている。

一方で,鹿児島県などは政府の説明が不十分だったというところで協議が整わずに見送っているが,高知市としては県との意見交換会の中でも,3月末で決めるのは拙速ではないかというふうな意見があると懸念を伝えていたかと思うが,高知市として,高知県に政府の説明が十分尽くされているという認識なのか。

(市長)

県との意見交換会には弘瀬副市長が出席をしたが,拙速ではないかというよりは,県民の皆さん方にしっかり説明をしてほしいと意見させていただいた。

あらゆる有事から市民の皆さん方の命と財産を守るというのが私の仕事であり,守ってくれる組織というのは,自衛隊や海上保安庁,警察になる。

今回の特定利用重要港湾の問題は,こういった組織との連携をさらに深めていくという趣旨であると考えており賛同するところである。

しかしながら,市民の皆さん方も心配や懸念をされている部分もあるので,米軍がこれに関与しているのかということ,新たな軍事施設がこの高知港に作られるのかということ,武器を持った訓練というものが行われるのかということ,この3つのが大きな懸念材料については確認させていただき,それについてはないとの説明を受け懸念が晴れたため,賛成の県の意向を尊重するという言葉を言わせてもらった。

(記者)

実際に整備・運用が始まっていくにあたり,市として政府に求めていくことはあるか。

(市長)

利用する際は,しっかり我々に伝えていただき,そして市民,県民の皆さん方にも説明をしてもらいたいと考えている。

(記者)

指定されたことによるリスクについて,例えば有事の際に攻撃対象になるといったリスクの面についてはどう考えているか。

(市長)

高知県には既に自衛隊の基地があるわけで,高知港が特定利用重要港湾になったからといってリスクが高まるとは考えていない。

 

【事前復興まちづくり計画】※政策企画課,防災政策課

(記者)

人口減少対策について,どうしても南海トラフ地震への恐怖というものがあるため,若い人の中には地震の危険があるところには住みたくないとの意見があるが,どう考えているか。

(市長)

市民意識調査の結果を見ても,「できれば移りたい」「すぐにでも移りたい」と回答された方の移りたいと感じる最も大きな理由は,「自然災害の恐れがある」の割合が最も高い結果となっている。

浦戸湾の三重防護工事も加速化しており完成すれば被害を最小に抑えることができる。

このような対策もしており高知市は安全である,ということをPRすることにより,人口流出に歯止めをかけていきたいと考えている。

地震対策というのは,やはり自助・共助・公助ということで,危機意識を住民の皆さん方にも高めていただかなければならないので,こういったソフト面も併せて安全なまちづくりというものを創っていかなければならないと考えている。

(記者)

東日本大震災では,復興の遅れによって人口が流出した。

そうした中で高知市においても事前復興まちづくり計画というものを策定中であるが,この事前の対策とともに事後の対策はどうお考えか。

(市長)

東日本大震災では,復興はしたけれどもその時にはもう人が返ってこなくなっているという状況が多いというのは承知している。

また,1月に発生した能登半島地震においても,復旧復興が遅れており,同じようなことが起こるのではないかと懸念されているという声も聞こえてきている。

高知市においても明日は我が身という思いもあり6年度予算では,事前復興のまちづくり計画に対しての予算も組んでおり,これを着実に実行していかなければならないと考えている。

(記者)

事前復興まちづくり計画の策定は7年度を予定しているが,これをもっと加速化する,前倒しする考えはあるか。

(市長)

当然,1日でも早く策定しなければならないが,財源の問題や住民の皆さん方の合意も必要であるので,これを併せ持って進めていかなければならないと考えている。

 

【ライドシェア(1)】※交通戦略課

(記者)

公共交通が現在厳しい状況にある中で,ライドシェアという話が上がってきているが,これに対して高知市はどう考えているか。

(市長)

ライドシェアを開始した他都市の状況も注視し,高知市で今本当にタクシーが足りないのか,データを取りながら考えていきたい。導入したことにより車が供給過多になってもいけないので,タクシーの現状等,もう少しデータをとって考えていかなければならない。

(記者)

将来的には必要だと考えているか。

(市長)

現状は,路線バス,路面電車,JR,タクシーがあり,それでも空白地や空白時間帯ができた場合にライドシェアが必要となってくると考えている。これで行き届かない場所はデマンドタクシーで補っている。

これで解決できない場合に,ライドシェアがあると考えている。

(記者)

2024年問題でとさでん交通の運転手も不足して,今後も減便が想定される中で,そこを補っていく方策が必要だと思うが,当面はデマンドタクシーでという対応になるのか。

(市長)

交通というのはやはり総合的に見ていかなければならないので,デマンドタクシーができる状況なのか,タクシーの運転手も足りなくなってきたら,ライドシェアがいくのかという話もあるが,まだライドシェアを導入するかどうかというところまでは至っていない。と考えている。

ライドシェアについては,例えば公共交通がない空白地域を補っていくものと考えるが,ライドシェアのドライバーも,売り上げを上げるために空白地から市街地に出てくることも想定され,お客さんの奪い合いが過熱するのではないかという問題がある。空白地域で本当にドライバーたちが待機しているのかというと,その方たちも売り上げを上げるために市街地に出てくることも想定され,タクシーが一部では供給過多になっていくというようなことが起こってくると本末転倒の制度になってしまう。

そこのところがどうなるか,まだライドシェアは始まったばかりなので,まだ制度設計ができていないというか,走らせてみないと分からないというような状況があるので,先行事例の状況を見ながら考えていきたい。

 

【西敷地の利活用(2)】※商業振興・外商支援課  

(記者)

西敷地の暫定整備について,舗装にもいろいろな手法はあるかと思うが,具体的にはどのようなものか。

(市長)

通常時には移動ができるテーブルや椅子,パラソルなどを置いて,お昼ご飯を食べたり,ゆっくりできるようなスペースは作っていきたいと考えている。

無機質になるといけないので,景観に配慮して見栄えがするような色合いのカラー舗装にしていきたいと考えている。

 

【特定利用港湾(2)】※防災政策課

(記者)

特定利用港湾について,いわゆる存立危機事態,集団的自衛権の発動で武力行使を自衛隊が国外に向けて行う際にも利用することが含まれていることや,アメリカの支援をする際も含まれてるということは,3月22日に公表されたわけで,市に説明のあった19日の段階では高知市はそこまでの理解が足りていなかったのではないか。

(市長)

我々が知らなかった部分もあったが,浜田知事としてはその部分も含め理解をして,また,県議会でも議論をされた上で,判断をされたのではないかなと思っている。

(記者)

存立危機事態の情報については,県に再度説明を求めて,市民からの問い合わせに対応するという考えはあるか。

(市長)

知事には判断した状況を聞いて,私自身が懸念する部分があったとしたら,見解を示していただいた上で,市民の皆さん方には伝えていきたいと考えている。

 

【よさこい祭り】※観光魅力創造課

(記者)

先日,よさこい祭りの総会が開かれたが,総会が行われたということの受け止めと,ホテル不足などの課題に対して高知市で支援などの動きはあるか。

(市長)

コロナ禍が明けて大いに盛り上げていける総会になったというふうに感じており,この勢いを持って第71回目のよさこい祭りというものを成功させていきたいと考えている。

ホテル不足に対する支援というのは民間のことで難しいが,ホテルを新たに作れと言ってもすぐにできる問題ではないので,今ある中でどうやってお客さんたちに来ていただいて満足してもらうかということを考えていかなければならない。

 

【財政健全化】※財政課

(記者)

市の財政健全化に向けて,今年度から第三者機関を早期に設置すると思うが,現在の進捗状況をは。

(市長)

概ね陣容も固まり5月頃には第1回目の財政健全化に向けた懇話会を開催する準備をしている。

(記者)

第1回の会合では主にどんな議論を行う予定か。

(市長)

進め方はこれからであるが,今の高知市の財政状況,市政運営の状況というものを説明をするところから入らせていただき,マスコミにも公開する会合にしていきたいと考えている。

 

【グリーンロード屋台】※道路管理課

(記者)

グリーンロードの屋台について,市の方で代替地を構えることは考えているか。

(市長)

屋台がなくなるというのは,寂しい思いはあるが,近所の皆さん方の苦情,また法令違反でもあり区切りをつけなくてはいけない。

その区切りが,この3月末になり,4月1日以降は1軒も出ていない状況であり,全員から同意が取れていると聞いている。

今後,皆さん方が民有地で営業することは自由であり,それは応援をしていきたいと思うが,新たに市有地を構えて屋台村を作るということは考えていない。

(記者)

民有地に移られる場合は応援するというのは,具体的な支援策を考えているのか。

(市長)

財政的な支援というのは考えていない。

(記者)

市民の方からは西敷地に屋台をとの声もあったが。

(市長)

隣にはひろめ市場もあれば,近隣には既存の飲食店があり,バランスの問題もあるので考えていない。

 

【副市長人事】※人事課

(記者)

神谷副市長が就任して2週間ほど経つが,市長として印象はどうか。

(市長)

高知に馴染んでいただけるものと思っている。

副市長が2人体制となり,ベテランの弘瀬副市長がこれまで積み上げてきた高知市政を新しく変えていこうとやっていただいており,神谷副市長にはこれまで経験してきた目で,この高知市政に新しい風を吹き込んでいただいており,心強い2人が横にいるということは,私にとっては有り難いし,いい市政が私は運営できるのではないかなと期待している。

神谷副市長においては,秋田県では財政課長や次世代・女性活躍支援課長もされており,多様化するこれからの社会に対して新しい目線で導いていっていただければなと期待をしている。

 

【ライドシェア(2)】※交通戦略課

(記者)

ライドシェアについて,浜田省司知事は全面的に解禁されることが望ましいとおっしゃっていたが,この意見について市長はどのように考えているか。

(市長)

ライドシェアにはそれぞれの考え方がある。高知市にはタクシー会社も多くあるので,タクシー会社を圧迫させるようなことはまずあってはいけないと考えている。

今のタクシーで足りない部分をライドシェアで補っていくのかという議論は,やはりやっていかなくてはならない。

先程も申し上げたが,ライドシェアには問題点というものもあるので,先行事例を見ながら慎重に対応していきたいと考えている。かなければならない。

(記者)

市長のお話を伺っていると,既存のタクシー会社を守っていくことを優先する印象を受けたが,インバウンド客を増やしていくに当たり,例えば東南アジアですと,行先までの値段も瞬時に分かり,利用者からすると不安なく手軽に使えるGrab(グラブ)やUber(ウーバー)といったアプリが利用されているが,こういったアプリを活用して利用者目線で積極的にライドシェアを導入する考えはないか。

(市長)

業界を守るという意味ではなく,ライドシェアを導入することにより,既存のタクシー会社の経営が圧迫されてなくなってしまったら倒産すれば,結果的に市民の足がなくなり不利益をもたらすという主旨である。

市民目線,そしてインバウンド目線というものは当然考えていかなければならない。既存のタクシー会社でもUber(ウーバー)などの配車アプリをを使っているところもあるので,このようなアプリがこれから広まっていくのではないかと考えている。

(記者)

ライドシェアについては,国の省庁なども縦割りの流れの中の議論ばかりしてるような気がしており,実際に現場レベルでいろいろ議論がある時には,横串で網羅しながら考えるべきではないか。

(市長)

まさにそのとおりで,交通というのは,タクシーとライドシェアだけの話ではなくて,路線バス,JR,そして路面電車,デマンドタクシー,福祉タクシー,色々なものがある中で,どこで何が足りないのか,また色々な役割に使えないかということも含めて,総合的に考えて横串で議論していかなければならないと考えている。全てを横串にして総合的に考えていかなければならない。

                                          以上

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