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令和6年7月25日 市長定例記者会見(議事録・Youtube動画)

会見項目

  1.  第502回 高知市議会臨時会 提出議案の概要

配布資料

会見内容

配布資料を用いて市長から説明

質疑応答

【高知市立長浜小学校児童プール事故検証委員会】※重大事案検証室

(記者)

検証委員会の設置時期及び会議日程,報告書の完成はいつ頃を想定しているか。

(市長)

検証委員会は8月には設置したいと考えている。

報告書は水泳授業の在り方についても述べられることが想定されており,報告書を受け教育委員会が水泳授業の在り方を検討することとなるが,年度内には一区切りつけたいと考えている。

(記者)

年度内では財政面での措置が必要な場合,当初予算編成に間に合わないのではないか。

(市長)

ハードの面については,昨年度の高知市立学校のプールの今後の在り方に関する検討委員会で議論されており,その方針というのはあまり変わらないと考えている。

プールの授業の在り方ということが今回議論になってくるので,授業をするためにどう安全対策をしていくのかをまとめていきたい。

(記者)

ソフト面での対策が中心ということだが,プールの点検など予算が必要なものも,検証委員会の議題になってくるのか。

(市長)

検証委員会の方に任せる形になるが,高知市内の学校のプール施設がどういう状況かは議論になってくるのではないか。

(記者)

報告書は検証委員会委員の中の弁護士に一から作成してもらうイメージか。

(市長)

そのイメージである。

(記者)

検証委員会の会議は公開で実施する予定か。

(市長)

高知市教育委員会における附属機関等の会議の公開に関する要綱の規定においては,今回設置する検証委員会などの附属機関の会議は原則公開をするととなっているが,個人情報を取り扱う場合などの事情があれば会議を非公開にすることも認められている。

なお,会議の公開・非公開の判断は検証委員会となる。

(記者)

検証委員会の会議をすべて非公開とすると,外部からは何も分からなくなってしまうので,原則公開にしていくべきだと思うが,市長のお考えは。

(市長)

先程申し上げたが,附属機関の会議は原則公開にすることとなっているが,検証委員会の中で判断された場合には,非公開になることはご理解いただきたい。

(記者)

当事者への聞き取りは基本的には教育委員会が聞いてその内容に基づき検証委員会で議論していくのか。

(市長)

教育委員会が当事者に聞き取っていくのが大前提となる。

(記者)

中学校での授業を最終判断した教育委員会が当事者に話を聞いた内容がベースになるというのは,果たして公平性が保てるのかという疑念もあるが。

(市長)

そこは検証委員会でも議論になると思うが,ベースというものは事務局で作らなければならないと考えている。

(記者)

現在,教育委員会と市長は事故に関しての情報共有はどのように行っているか。

(市長)

事故が起こった7月5日以降,逐次連絡を取り合っている。

(記者)

教育委員会に入ってくる情報は,基本的に市長にも共有されているという認識でよいか。

(市長)

そうである。

(記者)

小学生が中学校のプールを使って授業を行っていることを知ったのはいつか。

(市長)

事故後である。

(記者)

市長が状況を聞く中で,事故原因はどういったところにあると考えているか。

(市長)

小学生が深い中学校のプールに入るということで,現場の方としても危機意識はしっかり持っていたと思うが,結果的に事故が起こったということは,その危機感というものがどこかで欠落をしていたと指摘をされても仕方がない。

事故が起こったのは3回目の授業であり,2回の授業を振り返って,何か危険が潜んでいないのかということを立ち止まって検証していればどこかで防げたのではないか。

この問題は現場の学校だけではなく教育委員会,また学校を設置する地方自治体の長である私にも責任があると考えている。

(記者)

検証委員会について,教育の独立性はもちろんだが,公平中立を考えると,市長直轄の市長部局に設置するほうが公正な調査ができるのではないかと考えるが,教育委員会内に設置した理由はなにか。

(市長)

検証委員会からの報告書は学校の授業に関わることになるので,市長部局に設置するのは適切ではないと考え,教育委員会に設置することとした。

公平性を持つために検証委員会の委員の選定もこちらから指名するのではなく,各団体に推薦をお願いする形をとりたいと考えている。

また,検証委員会事務局の重大事案検証室については,人事異動により市長部局からも人員を配置して全庁を挙げて取り組む体制を整えた。

(記者)

事故原因については体格の問題もあると考えるが,まだ教育委員会からは正確な身長などが公開されていない。

この部分は非常に重要な要素だと思うが,いまだ公開されていないことについて,個人情報だから仕方ないとお考えか。

(市長)

教育委員会が発表していないということは,ご家族のご理解をいただけていないという部分もあろうかと思う。

(記者)

市長としては公開に同意していただけるように働きかけていくつもりか。

(市長)

私が公開,非公開という判断をするものではない。

(記者)

改めて検証委員会をなぜ設置し,そしてどういった役割が求められると考えているのか。

(市長)

検証委員会には事実関係をしっかり把握をしてもらい,発生原因を分析し,そして再発防止策を検討していただくことで,二度とこのような痛ましい事故が起こらないよう検証していただき,学校現場に生かしていきたいと考えている。

(記者)

プールの老朽化が今回の事故の発端でもあると思うが。

(市長)

長浜小学校のプール検査は,昨年のプール授業終了時に行い正常であったが,今年度のプール授業開始前検査において,ろ過機が故障が判明した。

このため改修の発注をしたが部品が届くのが遅く授業に間に合わなかったため,6年生から4年生は南海中学校を,3年生から1年生は浦戸小学校を使用することとなった。

結果的にろ過機が壊れてしまいプールが使えなく事故が起こってしまったが,予算上の問題で事故が起こったとは考えていない。

(記者)

事故を受けて,一律にプール授業を中止を要請するということは,ただの思考停止ではないかとの意見もあるが,それについてはどう思われているか。

(市長)

やはり安全性の確保は大事であり,保護者の中にももう一度安全性を確認してほしいという声もあるので,子どもたちが泳げなくなるということはつらい思いであるが,今一度安全性を確保した上でプールを再開していきたい。

(記者)

南海中学校と浦戸小学校でのプール授業を,なぜ3年生と4年生でラインを引いたのかを校長に話を聞いたが,4年生の場合はバスが2台必要になってくると。

つまり,安全面より経済面を優先させたと感じたが,このことについてどう考えてるか。

(市長)

浦戸小学校でも通常のプール授業をしており,そこへの配慮もあったと聞いているが,バスの予算がなかったことが理由であれば残念である。

(記者)

今後のプールの在り方について,学校プールの全面的な改築には1校あたり約3,000万円必要であり,市の独自予算ではかなり厳しいかと思われるが,この点について小学校は特に数も多い上に1校1プールを守っていくという思いであれば,市だけではできないことも多いのではないか。

(市長)

大規模修繕が必要なプールが何か所あるかは把握できていないので,これから点検をする中でどの学校が大規模修繕をしなくてはいけないのか,また小規模でも済むところなのかというのは今洗い直していって,そこからの予算編成になってくる。

小学校のプールを残したいという思いもあるが,予算的に厳しかったり,工期がかかる中で授業ができない場合には,効率的な運用を考えていかなければならない。

(記者)

今回の事故に関して,先生方が安全性をいかに守るかを注意していれば防げたのではないか。

中学校のプールを使うのであれば,水を抜いて水位を20cmとか30cm下げれば同じような条件となるが,例えば予算上厳しく,水を抜いてまた入れると水道代がかかってしまうので,教育委員会としてはあまり経費を使いたくないという雰囲気があったのか,市長から見て何か感じるところはあるか。

(市長)

そういう雰囲気であったのかは聞こえてきていないが,深い水深であれば水を抜いて小学生の身長に合わせた対応とするということは考えられたのではないか。

(記者)

警察の捜査の関係で教育委員会が取材を拒否しているという形になっているが,この対応についてはどう思われているか。

(市長)

教育委員会として判断をしており,その判断というのは尊重している。

(記者)

検証委員会において検証,事実関係を認定してもらう再発防止策を報告してもらう,それは分かるが,すべてを委ねて市としての積極的な取組というのが見えない。

(市長)

市として主体的に取り組んでいくが,検証委員会で専門家のご意見も頂戴しながら,これからの安全な学校を作っていきたいと考えている。

(記者)

安全対策と再点検と言われているが,耐用年数が過ぎた施設を使用するのはどうかと思うが。

(弘瀬副市長)

耐用年数が過ぎたからといって全部をやり替えるという発想ではなく,どういう形で施設を延命していくか,耐用年数が来ていないにもかかわらず壊れることもあるので,そこは点検しながら安全な施設を構築していくべきだと考えている。

 

                                       以上

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