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市長コラム新風洋々 2024年06月号

市長コラム 新風洋々
高知市広報「あかるいまち」より

ようこそ!市長室へ

高知市歌

♪黒潮のたぎる荒磯(ありそ)
(あま)かける 大鵬(おおとり)なして
高き理想へ 強くはばたく
見よ 土佐の心臓
雄々し たくまし
我等の高知

市役所で毎朝始業前に聴こえてくる『高知市歌』。市議会開会前にも議場にオルゴール音でメロディーが流れます。

現行の『高知市歌』は昭和23年に制定されました。戦災からの力強い早期復興を願って全国から募集した歌詞は、なんと千編にも達したそうです。その中で、旧制高知高校(現高知大学)の学生、重松富士さんの作品が選ばれました。

作曲は、土佐高校から東京音楽学校(現東京藝術大学)に進まれ、『とんぼのめがね』や『スキー』『平城山』など、数多くの名曲を残された平井康三郎(本名は平井(やす)())さん。当時は、高知大空襲で焼け野原と化した街を市民一丸となって再興すべく、よりよい未来を切り拓こうとしていた時期でもあり、高知の誇りと次なる時代にかける願いが込められた応援歌のように、詞も曲も明日に向かう勇壮さを感じさせてくれます。

4年前、世界は新型コロナウイルス感染症という危機に直面し、夢や希望が見いだせない辛い時期を過ごしました。しかし、人類はそれを克服し新しい時代を迎えようとしています。始業前『高知市歌』を耳にするたびに、平和の尊さと今日も一日頑張ろうという気持ちが奮い立ちます。

皆さんも一度『高知市歌』をお聴きになってみてください。市のホームページからも音声を再生できます。

高知市長 桑名 龍吾

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※このページは、高知市広報「あかるいまち」に掲載されている「市長コラム 新風洋々」のコーナーを再掲したものです。