市長コラム新風洋々　2024年12月号

市長に就任して1年が経ちました。「少しは慣れたかえ」と皆さんから声を掛けられます。「慣れるどころか、日増しに緊張感は高まり、責任の重さも増しています」と私。

さて、どの自治体でもそうですが、本市の大きな課題は人口減少問題です。年間3000人というスピードで人の数が減っています。例えるならば、毎年1つの小さな町村が消滅しているということになります。

何とかして、人口減少を食い止めなければ、産業は停滞し、高齢者を支える人もいなくなります。そのためにも、若い人たちが「住んでみたい・住み続けたい高知市」をつくっていかなければなりません。

そこで、今年度は医療費無償化を中学生まで拡充、結婚支援、奨学金返還支援、中学進学時祝金支給など、新たな事業を開始し、これまでの子育て支援・若者支援と併せて切れ目のない補助を総合的に実施しています。

また、「誰もが活躍できる賑わいのある街にしたい！」という就任前からの想いもあり、中心商店街や東洋電化中央公園、おまち多目的広場に無料で使える公衆無線LANを設置予定です。はりまや橋もきれいになりますよ。「あれっ、高知市が何か変わってきたぞ」「これまでと違うねえ」と感じてもらえるよう取り組んでいきます。

子どもたちの笑顔がはじけ、全世代が互いを思いやり、支え合える活気に満ち溢れる街づくり。理想が現実になるように、フル回転で臨みます！