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市長コラム新風洋々 2025年02月号

高知市広報「あかるいまち」より
アンパンマンの哲学
市長コラム『新風洋々』を書き始めて1年が経ちました。就任直後、広報紙の編集部から「市長。あかるいまちのコラムは、毎月書きますか、それとも四半期ごとに? もしくは一切書かない、どうしましょう?」と。
新人市長でもあり、私の人となりを知っていただく良い機会と思い、気軽に「毎月書きましょう」と返答し決定。そうは言ったものの、毎月迫る締め切り日。作家の気持ちがよく分かりましたと言ったら大げさでしょうか。それでも、書き出したら読んでくださる皆さんのお顔を思い浮かべながら、楽しくペンを走らせています。
さて、ことし4月から放映予定の連続テレビ小説『あんぱん』。楽しみですね。やなせたかしさんが描いた「アンパンマン」。ここには独自の哲学があります。「正義はかっこいいものではない」「正義を行うものは弱く孤独である」「本当の正義はひもじい人を助けること」など。これらは、やなせたかしさんの戦争の実体験からくる考えです。
困っている人に、アンパンマンが自分の顔をちぎって差し出す行動には献身と愛があり、本当の正義とは何か、私たちに投げかけてくれます。やなせたかしさんが作詞された『アンパンマンのマーチ』の最後のフレーズには「ああ アンパンマン やさしい 君は いけ!みんなの夢 まもるため」。
愛があふれる夢いっぱいの高知市をめざして、これからも思いをお届けします。
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※このページは、高知市広報「あかるいまち」に掲載されている「市長コラム 新風洋々」のコーナーを再掲したものです。