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文化財情報 有形文化財 土佐神社の銅鏡
指定
高知市指定 有形文化財 指定年月日 昭和42年 2月 3日
名称
土佐神社の銅鏡
所在地・所有者
高知市一宮・土佐神社
写真
土佐神社 湖州六花鏡
解説
土佐神社には45面の銅鏡が宝物としてある。高知市有形文化財にこのうちの42面が指定されている。指定された銅鏡は湖州鏡[こしゅうきょう]と和鏡に大別される。湖州鏡は2面のみで残りは全て和鏡である。湖州鏡は中国宋時代の鏡で、浙江省[せっこうしょう]湖州で鋳造したので湖州鏡という。
国産の銅鏡は和鏡と呼ばれるが、うち江戸時代の懐中鏡2面を除外して他の銅鏡を分類すると八稜鏡[はちりょうきょう]2面、方鏡[ほうきょう]3面、円鏡[えんきょう]33面となる。
土佐神社の湖州鏡、そして和鏡群は平安時代より江戸時代後期に至る鏡の変遷を知る上での貴重な文化財といえ、鏡のなかには古美術品として秀でたものも存する。
その他の写真
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