本文
文化財情報 有形文化財 野中兼山自筆の裏書
指定
高知市指定 有形文化財 指定年月日 昭和 44年 5月 26日
名称
野中兼山自筆の裏書
所在地・所有者
春野郷土資料館
写真
野中兼山自筆の裏書
解説
江戸時代初期の土佐藩奉行職であった野中兼山の自筆のものです。万治 3(1660)年 4月 17日、仁ノ村の別当(べっとう)から仁ノ村の神社の社林を神社再興のため支配下におきたいという願い出に対して、奉行職であった野中兼山(伯耆)がこれを認めた文章です。願い出の裏に、
表書之通申来候遣し候間
林可申候竹藪者定之通運上
立テ可申者也
伯耆
同日 (方印)
仁ノ村別当
とあり、願い出を同日付で認めています。