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文化財情報 有形文化財 絵馬曳馬の図
指定
高知市指定 有形文化財 指定年月日 昭和 54年 5月 26日
名称
絵馬曳馬の図
所在地・所有者
春野町芳原・芳原観音堂
写真
絵馬曳馬の図
解説
曳馬(ひきうま)の絵馬は縦130cm、横142cmの大型で、荒れる馬をしっかりとおさえた迫力のある絵馬です。絵馬は庶民の願望や感謝のしるしとして寺社に奉納されるもので、民間信仰の広がりを伝えるばかりでなく、庶民の生活を知るヒントも含んでいます。古代の人々は馬に神霊がやどると考え、神の使いとして敬い、神馬を献上する風習があり、それが馬形や土馬あるいは板絵馬を奉納する風習になったといわれています。この絵馬は観音堂に奉納されたもので、「奉掛御宝前慶安元年九月吉日敬白/絵師 州大阪城府 忠政 泉州樋口七郎兵衛」の銘があります。県下に残る絵馬の中では保存もよく、色彩もあざやかに残っています。