本文
文化財情報 有形文化財 達磨大師掛軸一対
指定
高知市指定 有形文化財 指定年月日 平成 14年 10月 1日
名称
達磨大師掛軸一対
所在地・所有者
高知市春野町仁ノ・仁ノ八幡宮
写真
達磨大師掛軸一対
解説
仁ノ地区の西山寺で保管されていた三幅一対の掛軸です。水墨画で、藘雁(ろがん)図(アシにカリ)二幅と達磨(だるま)図一幅で構成されています。その落款(らっかん)から作者が正茂(せいも)で、しかも文禄元(1592)年ごろの作品ということがわかっています。正茂に関しては不明な点が多いのですが、『日本書畫骨董大辞典』によると、雪舟(せっしゅう)の筆を学んで秀逸な絵画を描くこともあったといいます。
作品のできばえもよく、安土桃山時代の美術的価値をもった仏画といえます。