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文化財情報 民俗文化財 太刀踊(仁ノ)
指定
高知市指定 民俗文化財 指定年月日 昭和 41年
名称
太刀踊(仁ノ)
所在地・所有者
高知市春野町仁ノ
写真
太刀踊(仁ノ)
解説
高知県下の太刀踊りの中でも、古い歴史と伝統を持った踊りとされています。この太刀踊りの由来については、次のような話があります。
土佐戦国の七雄の一人で、高岡郡を拠点としていた津野元実は、幡多郡中村を拠点としていた一条氏との戦いに備え、須崎の西に岡本城を築きました。この城は難攻不落といわれ、一条氏もこれを攻めましたが、なかなか陥落しませんでした。そこで一条氏は策を講じ、村の神祭のときに若者を集め、城の近くで踊らせました。城兵は城を出て、その踊りを夢中になって楽しんでいましたが、そのすきをぬって一条氏の軍勢は城に入り、火をつけてこの城を陥れたといわれています。このときから太刀踊りがはじまったとされ、仁ノ地区では明治初期から踊りはじめられたということです。