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文化財情報 重要文化財 建造物 竹林寺書院
指定
国指定 重要文化財 建造物 指定年月日 平成28年 2月9日
名称
竹林寺書院
所在地・所有者
高知市五台山・竹林寺
写真
竹林寺客殿
解説
入母屋造 銅板葺(もと柿葺) 江戸時代
本坊の主建築で、桁行十間、梁間七間の方丈形式の平面をもつ。木組みも大きく、柱も天井も高い。柱頭に斗組はなく、柱頭に舟肘木を置いて桁を受ける。正面と両側面は幅一間の広縁をめぐらし、更に四周に幅半間の落縁をめぐらすが、右手奥のみは納戸構えとする。間取は6室からなり、前面の3室は室境に柱を建てず竹の節欄間を設け、3室通しの棹縁天井を張って広い空間を構成する。左手奥には上段の間を構え、書院構、格天井とする。内部は欄間等一部に漆を塗り、釘隠し金具のほかは装飾はなく、トガ材を用いた素木の美しさをみせる。客殿の東に接して切妻造、銅板葺の玄関が続いて建ち、中央正面に向唐破風造の車寄を設ける。材はいずれもヒノキ材で、1816(文化13)年に復興されたものだが、書院の再建完成はやや遅れている。