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文化財情報 重要文化財 彫刻 木造十二神将立像
指定
国指定 重要文化財 彫刻 指定年月日 明治44年 4月17日
名称
木造十二神将[じゅうにしんしょう]立像(10躯)
所在地・所有者
高知市長浜・雪蹊寺
写真
十二神将一号像
解説
像高 1号(波夷羅[ばさら]大将) 87.1cm 2号 84.0cm
3号(因達羅[いんだら]大将) 86.0cm 4号 83.5cm
5号(毘羯羅[びから]大将) 88.0cm
6号(珊底羅[さんてら]大将) 89.8cm 7号 83.5cm
8号 85.5cm 9号 88.5cm 10号 83.3cm 鎌倉時代
いずれもヒノキ材、寄木造、玉眼の彩色像で、薬師三尊が本格的な中央の作風をみせるのに対し、胎内銘をみるまでもなく、地方仏師の作になることは一目でわかる作品である。上半身の動きに強いものがあり、それぞれの動きに変化を与え、独特の風貌をみせている。13世紀後半の地方仏師の動向の一端を知る遺品として貴重である。両手を失うもの、片手を失うもの、持物もすべて失われていて、銘文中に尊名のある4躯をのぞいて各像の名称は決し難い。10躯のうち10号像をのぞいて像内腹部に墨書銘がある。
その他の写真
十二神将二号像
十二神将三号像
十二神将四号像
十二神将五号像
十二神将六号像
十二神将七号像
十二神将八号像
十二神将九号像
十二神将十号像