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文化財情報 重要文化財 工芸品 太刀(銘康光)
指定
国指定 重要文化財 工芸品 指定年月日 大正10年 4月30日
名称
太刀(銘康光)
所在地・所有者
高知市薊野・掛川神社
写真
太刀(銘康光)
解説
康光は備前長船(岡山県)の住人で、室町時代初期応永年間(1394~1428)の刀工で当時第一流の刀工である。この太刀は刃の長さ82.8cmで腰反り、地肌は板目で匂出来[においでき]の互[ぐ]の目乱れ、切先は小切先[こきつさき]で、乱れ込んで少し返る。銘は康光と2字に切り生中心目釘穴2個である。表裏に棒樋[ぼうひ]と添樋[そえび]を掻き、はばきの上で丸止めとなる。康光にしては珍しく長寸の太刀であり且つその出来もすぐれ、貴重な遺作である。この太刀は10代藩主山内豊策[とよかず]が掛川神社の社宝として奉納したもので、1814(文化11)年12代藩主山内豊資が研ぎ直し、外装修理のうえ、外箱の唐櫃を作成して、国時の太刀とともに殿内に奉安したといわれる。 (『高知県の指定文化財』より)
その他の写真
太刀(銘康光)(抜身)