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本文

高知市議会だより234号(HTML版・令和6年9月1日発行)を発行しました

議会だより230号表紙

本文

1 6月定例会の概要

 6月定例会 (第501回)を6月13日から7月1日までの19日間の会期で開催しました。
 開会日には、市長が一般会計補正予算など19件の議案について提案理由説明を行いました。
 また、副議長の辞職に伴う選挙を行い、副議長に戸田二郎議員を選出しました。
 2日目は、予算決算、総務、経済文教、建設環境、厚生の5つの常任委員会と議会運営委員会の委員を選任しました。
 18日から21日までの個人質問には14人(全員が一問一答方式を選択)が立ち、財政、防災対策、健康福祉行政、環境行政、商工観光行政、農林水産行政、教育行政などについて、活発な質問戦を展開しました。

 

市長提出議案

 最終日には、一般会計補正予算など19件の議案について、全会一致で、全て原案のとおり可決、承認または認定しました。
 また、監査委員の選任議案、人権擁護委員推薦についての諮問議案の2件が追加提案され、いずれも全会一致で同意または異議なき旨答申しました。

議員提出議案

​​ 意見書議案では、聴覚補助機器等の積極的な活用への支援を求める意見書議案など6件の議案を提出し、うち1件を賛成多数で可決しました。

 

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2 副議長を選出

 6月定例会初日の13日に、大久保尊司副議長が副議長を辞職したことに伴い、後任の副議長を決める選挙を行いました。
 副議長に戸田二郎議員を新たに選出しました。

 

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3 常任委員会委員・議会運営委員会委員決まる

 定例会2日目の14日に、予算決算、総務、経済文教、建設環境、厚生の各常任委員会委員と議会運営委員会委員の選任を行いました。
 予算決算常任委員会委員および円滑な議会運営のために議事の順序等を協議する議会運営委員会委員は次のとおりです。

予算決算常任委員会

委員長

戸田 二郎

副委員長

清水 おさむ

委員

委員は議長を除く全議員

議会運営委員会

委員長

清水 おさむ

副委員長

横山 公大

委員

大久保 尊司

下本 文雄  

神岡 俊輔

岡崎 豊

浜口 卓也

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5 広報広聴委員会は再任​​

 議会だよりの編集や広聴活動に携わる広報広聴委員会委員は次のとおりです。

委員長

高木 妙

副委員長

高橋 裕忠

委員

西村 昭夫

浜口 佳寿子

藤木 真由美

伴 武澄

岡崎 邦子

上田 亜矢子

 

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6 9月定例会の日程について

 9月定例会の日程のめどに関しては、開会予定日は9月9日(月曜日)で、閉会予定日は9月30日(月曜日)となっています。
 正式な日程は、8月下旬に開催予定の議会運営委員会で決定されます。

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7 第502回臨時会​​

 7月臨時会(第502回)を30日から31日までの2日間の会期で開催しました。
 市長から、長浜小学校の水泳授業において発生したプール事故についての調査、検証及び再発防止のために必要な事項の検討のため、教育委員会の附属機関としての第三者による「市立長浜小学校児童プール事故検証委員会」に係る経費1100万円を計上した一般会計補正予算1件が提出されました。
 また、同検証委員会の設置に係る条例制定議案と、同検証委員会の委員報酬に係る報酬並びに費用弁償条例の一部改正議案の2件も提案されました。
 31日に、一般会計補正予算など3件の議案について、討論、採決を行い、いずれの議案も全会一致で原案のとおり可決しました。

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8 令和5年度の政務活動費の執行状況をお知らせします

 本市議会では、会派ごとに所属議員1人につき月額10万円の政務活動費を交付しており、令和5年度の執行状況は次のとおりです。なお、収支報告書および領収書の写しなどの関係書類は、9月1日から、議会図書室と本市議会ホームページで公開します。
 詳しくは、議会事務局までお問い合わせください。(電話番号823-9400)

 

政務活動費収支報告書
 

自由民主党・中道会

(14人)

市民クラブ

(7人)

日本共産党

​(6人)

公明党

(6人)

参政党

(1人)

合計

交付額

15,400,000円

7,700,000円

6,600,000円

6,600,000円

 1,100,000円

37,400,000円

利息

38円

7円

14円 27円

2円

88円

収入計

15,400,038円

7,700,007円

6,600,014円 6,600,027円

1,100,002円

37,400,088円

1 調査研究費

1,706,183円

299,570円

547,320円 276,299円

206,979円

3,036,351円

2 研修費

859,460円

708,969円

622,739円 229,093円

40,395円

2,460,656円

3 要請・陳情活動費

548,210円

0円

0円 0円

0円

548,210円

4 会議費

0円

0円

0円 0円

0円

0円

5 資料作成費

0円

22,500円

0円 0円

0円

22,500円

6 資料購入費

228,563円

760,205円

520,786円 286,432円

0円

1,795,986円

7 広報広聴費

4,832,528円

2,838,319円

2,228,129円 324,555円

0円

10,223,531円

8 人件費

0円

0円

0円 0円

0円

0円

9 事務諸費

842,875円

860,698円

644,599円 999,658円

0円

3,347,830円

支出計

9,017,819円

5,490,261円

4,563,573円 2,116,037円

247,374円

21,435,064円

政務活動費返還額  

6,382,219円

2,209,746円

2,036,441円 4,483,990円

852,628円

15,965,024円

 

 

支出項目の内容

※会派が行う市政の課題及び市民の意思を把握し、市政に反映させる活動、その他市民福祉の増進を図るために必要な活動(政務活動)に要するものが対象

1 調査研究費

 市の事務および地方行財政等に関する調査研究および調査委託に要する経費

2 研修費

 研究会もしくは研修会を開催するため必要な経費または会派所属議員等が他の団体の開催する研究会もしくは研修会に参加するために要する経費

3 要請・陳情活動費

 要請、陳情活動に要する経費

4 会議費

 会議に要する経費および会派所属議員等が他の団体の開催する各種会議に参加するために要する経費

5 資料作成費

 資料作成に要する経費

6 資料購入費

 資料等の購入に要する経費

7 広報広聴費

 政務活動、議会活動および市の政策について住民に報告・周知するために要する経費ならびに住民からの市政および会派の活動に対する要望、意見等を吸収するための会議および住民相談等の活動に要する経費

8 人件費

 補助職員の雇用に要する経費

9 事務諸費

 消耗品の購入、事務機器の修理等に要する経費

 

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9 個人質問

(1)6月18日(山根 堂宏、藤川 裕介、宮本 直樹、伴 武澄)

公明党 山根 堂宏

質問

 市長がマニフェストで示された項目で、「市役所の外部や民間の専門的な知見が特に必要とされる分野」について、民間人材の積極的登用の所見を伺う。

答弁

 本市の抱える行財政改革や危機管理、デジタル化推進等の諸課題解決を進めるため、国の「地域活性化企業人制度」の活用、官民人事交流や任期付職員任用等、行政課題解決の効果的な選択肢を見極めて積極的に登用を進める。​

質問

 高知市地域公共交通会議で報告された、現行の路線バス系統を71系統から62系統への削減と全体で約10パーセントの減便を行う方針が示された報道で、市民への事前説明や代替案を示すべきであるが、市長の市民目線での対応を伺う。

答弁

 本市においても運転手不足に伴い、今後厳しいバス路線の再編が見込まれる現状であり、デマンド型乗合タクシーやコミュニティバスなど、様々な代替手段について交通事業者と連携を図りながら検討しつつ、市民の皆さまの不安解消と移動手段確保に努力する。

 

自由民主党・中道の会 藤川 裕介
神谷副市長の就任

質問

 この2カ月半、自分自身に何が求められているとお感じになったのか、今後の意気込みも含めて神谷副市長に伺う。

答弁

 これまでの経験を生かし、市民の皆さまに市の施策を分かりやすく伝え、より効果的なものとなるよう、皆さまの思いを反映していく。

雨の日の遊び場整備

質問

 多くの子育て世代の方から強い後押しをいただいている。市長公約にもある本事業の実現に向けた想いについて桑名市長に伺う。

答弁

 庁内から提案のあった西敷地以外の候補地についても幅広く検討を行い、公約の実現に向けて取り組んでいく。

事前復興まちづくり計画

質問

 本市にとって非常に重要な本計画の策定をどの地区から着手していくのか防災対策部長に伺う。

答弁

 地域特性の異なる沿岸部と内陸部から着手することとし、様々な条件を考慮し、沿岸部「三里」、内陸部「潮江」を選定した。

 

日本共産党 宮本 直樹
連絡船「紫雲丸遭難事故」では南海中の修学旅行生、28名の尊い命が失われた。この事故を絶対に風化させてはならない。

質問

 69年前の紫雲丸事故を教訓にすべき。教育長の認識は。

答弁

 決して忘れてはならない。事故の教訓を風化させてはいけないと先輩教師から教えられた。決意を新たにしている。

学校プール改修が予算難で困難に。着衣水泳授業は命を守る授業。なくなっても良い授業か?

質問

 プール改修予算を財務部に強く要求を。教育長の対応は。

答弁

 改修費用と外部プール利用を比較し外部利用が安価な場合、外部利用を当該校と検討する。

高知ユナイテッドは悲願の「J3昇格」へと頑張っている。ホームゲーム観客動員支援等が必要。

質問

 J3昇格に向け、地元の大声援が必要。昇格基準をクリアするための市の対応はどうか。

答弁

 高知市公式Lineによる情報配信や「あかるいまち」で入場券の抽選プレゼントを実施する。

 

市民クラブ 伴 武澄
​安すぎるバス運転手賃金

質問

 運転手不足が顕在化した。基本給21万円では県外に転出してしまう。窮状への危機感が伝わってこない。

答弁

 とさでん交通の賃金の低さは認識している。県平均に引き上げるには2億7000万円必要だが、一人でも多くの運転手を確保する取り組みを検討したい。

春野漁港になぜ20億円

質問

 漁港の利用状況は。

答弁

 3経営体15人が漁業に従事している。9年前、約6600万円あった水揚げは、昨年は約1360万円と大きく減少している。

質問

 そこに20億円の堤防費とは。

答弁

 機能強化しなかった場合、漁港機能が失われ、漁業活動の大きな支障となる。

中心市街地の買い物難民

質問

 どんな対策を取ってきたのか。

答弁

 中心部で複数の量販店が閉鎖となっているが、市独自に特に施策は取っていない。市民の生活維持が困難な状態ではない。

 

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(2)6月19日(吉永 哲也、高橋 裕忠、高木 妙、岡田 はるか)

自由民主党・中道の会  吉永 哲也
カスタマーハラスメント対策
官民を問わず大きな社会問題となっているカスハラ対策を個人判断に委ねるものではなく、市としての強い決意を示すべきである。

質問

 本市における対策について。

答弁

 不当要求行為対応マニュアルを改正し、職員研修を実施するとともに、カスタマーハラスメントを受けた職員のケアにしっかりと取り組むなど、組織として職員を守る取り組みを進めていく。

市長公約スクラップとチェンジ
財政構造の根本的刷新を目的に、財政問題懇話会が有識者8名の構成で開催された。

質問

 この会の今後の方向性は。

答弁

 委員の皆様には歳入確保や歳出削減などゼロベースで議論をいただき、職員には取組へのアイデアを募集し、来年度予算に反映。

質問

 市民の方は市長に対し変化、チェンジを望んでいるのでは。

答弁

 変えるべきものはしっかりと変えていくという強い決意を持って、これからの市政運営に取り組んでいく。​

 

自由民主党・中道の会 高橋 裕忠
危機管理体制について

質問

 本市の市長、副市長二人体制が整ったが3人が同時に不在となることはないのか。総務部長に聞く。

答弁

 市長と両副市長のスケジュールにつきましては、危機管理の観点から3人全員が高知市外に出て不在となることがないよう調整しており、用務が重なる場合には部局長の代理出席や日程変更といった対応を取るようにしています。

津波火災について

質問

 燃焼している漂流物への船の上からの放水消火活動について効果と課題を消防局長に聞く。

答弁

 南海トラフ地震発生時には東日本大震災を上回る津波火災の被害が危惧されています。1月の高知市総合防災訓練で救助用ボートによる船上放水を実施しました。燃焼物に直接放水できること、水圧で漂流物や漂流油を避難ビル等に漂着させないようにする効果が見込める一方、専用機材の操作方法や操船技術等の課題も残されていることから研究していきます。

 

公明党 高木 妙
大型小売店舗進出による地域の安全対策について出店を拒むものではない立場で、店舗が立地される周辺地域の生活環境の保持のために定められた法の趣旨に鑑みた対応について

質問

 北入口を設けることによる周辺地域の影響について高知市の考えを聞く。

答弁

 大型店舗北側市道に出入口を設けることについて、法的に規制をすることはできないが、道路管理者としても通学路の安全確保や渋滞対策について、地域の皆さまが懸念されている内容については店舗側に要望した上で十分協議していく必要があると考えている。そのため、高知県から求められている「大規模小売店舗立地法」に基づく意見照会に対して北側出入口からの出入りをさせないことも含め、通勤・通学時間帯等への配慮や西進をさせない方法等について道路管理者である本市と協議するとともに、地域の皆さまのご意見を十分聴取するように店舗側へ求めていくこととしている。

 

日本共産党 岡田 はるか
とさでん交通の課題を共有し、地域公共交通の確保・維持へ

質問

 新たなバス廃止路線の提案について事前説明がなかったことをどう受け止めているか。

答弁

 事前周知を求めてきたが実施に至らず残念。利用者や地域に寄り添った丁寧な対応を求め、連携を図っていく。

質問

 「路線の減便廃止は避けられない」という差し迫った課題への対応策は。

答弁

 バス路線維持のための運転手確保策や利用促進策の検討、デマンド型乗合タクシーやコミュニティバスなどの代替交通についても並行して検討してきた。事業者とも一緒に具体的な取り組みについて協議を進めていく。​

子どもの権利を第一に、離婚後共同親権の対応を

質問

 就学援助制度など、父母の所得の合算により必要とする人が支援から外れることがあるか。

答弁

 離婚し住居が別となった者は審査対象から外れ合算されない。施行後も審査方法は変わらない。

 

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(3)6月20日(岡崎 邦子、上田 亜矢子、迫 哲郎、浜口 佳寿子)

市民クラブ 岡崎 邦子

質問

 特定利用空港・港湾、自治法改正について市長に問う。

答弁

 自衛隊や海上保安庁が平時から円滑に利用できるようインフラ管理者(県知事)との間で合意されたもので指定そのもので軍事利用化が進むものではないと聞いている。自治法改正は国の指示を特例としており地方分権を揺るがす事にはならないのではと考える。

質問

 三障害のうち身体・知的障害者の方には、「医療費助成制度」があるが、精神障害者の方に今だにないのは不平等ではないか。​

答弁

 必要性は十分認識しているが、市単独の実施は厳しく高知県とも連携し対応を共に考えていく。

質問

 4月に施行された「共同親権」について、子どもの権利の視点から認識を問う。

答弁

 子どもの最善の権利が担保されるよう注視していく。

質問

 高知市における女性管理職登用の目標値と今後の取り組みを聞く。​

答弁

 いずれも国の目標値を超えており、今後も積極的に取り組む。

 

自由民主党・中道の会 上田 亜矢子
指定袋でゴミを減らそう

質問

 環境意識の高まる今、高知市もゴミ袋を指定化する時期にきているのではないか。将来への投資と考え、市民の皆さまに助けていただく必要がある。ゴミ処理施設の建て替えの基金もなく、菖蒲谷のプラスチック処理施設も老朽化し、新たに建設するには数億円かかる。近隣の自治体では既に有料化を実施しており、他地域からのゴミの持ち込みもある。県内では高知市だけが指定化されていない。ゴミの減量が期待できる指定袋を導入してはどうか。市長の意見を聞く。

答弁

 平成22年3月議会で提出した「ごみ有料化等条例」議案は否決された。その理由は、(1)将来の人口減少によるごみ排出量の減少、(2)他市と比べ安価な処理が実現されている中での新たな負担、(3)市民の合意形成と「高知方式」への影響が挙げられる。市民の意見も考慮しつつ、有料化の議論は慎重に行う必要があると考える。

 

日本共産党 迫 哲郎
国の情報システム統合後、経費3割削減を目指す方針は、国の責任によって実現を

質問

 本市の新システム移行後の運営経費削減の見込みは。

答弁

 経費の見積りはまだだが、試算できている中核市11市のうち10市では大幅に増加する見込みだ。

質問

 神谷副市長、今後の対応は。

答弁

 国は、自治体の財政に影響を及ぼさないよう配慮することが必要。私も、地方の実情を伝える。

朝倉中プール、修繕せず外部プール利用へ。教育の格差なくすため、予算を確保できないか

質問

 朝倉中のプール改修費の市負担額は。また、1年間の額は。

答弁

 事業費1億5035万円のうち、実質負担は9893万円。1年間では422万円。外部プール利用が年312万円安価となる。

鏡川漁協の公平な運営を求めた報道記事に係る裁判について​

質問

 全面敗訴となった鏡川漁協は、公金支出の相手として妥当か。

答弁

 問題はない。必要であれば、指導機関である県と情報共有する。

日本共産党 浜口 佳寿子
急がれる仮設住宅等の用地確保​

質問

 南海トラフ地震で想定される応急仮設住宅(仮設)、災害公営住宅(災害公営)それぞれの用地確保の状況について伺う。

答弁

 L1で仮設8562戸、災害公営3250戸、L2で仮設36387戸、災害公営13750戸の必要想定戸数に対し、仮設は約3400戸分、災害公営は東石立町市住旧住棟の土地1カ所のみ。​

マイナ保険証無くても受診できる

質問

 12月2日の従来の保険証廃止に対する市民の不安払拭を。

答弁

 12月2日の保険証廃止後も保険診療は受けられ、資格情報変更等の場合「資格確認書」を交付、受診できる旨をホームページやあかるいまちに掲載して周知する。

保護者の就労実態の把握、支援員の処遇改善を行い、第3土曜日のみ開設中の放課後児童クラブの土曜日開設拡充の検討を

質問

 開設拡充のニーズの認識は。

答弁

 就学前児童の保護者2千人が対象の令和5年度の調査では約43パーセントが希望し、市民ニーズは高い。

 

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(4)6月21日(岡崎 豊、浜口 卓也)

市民クラブ 岡崎 豊
人口減少対策について

質問

 人口減少が社会に及ぼす影響について、市長に問う。

答弁

 地域経済全体の衰退をもたらしかねない脅威(きょうい)と考えており、本年5月に全庁が参加するプロジェクトチームを立ち上げた。新たな取組の検討を進め、あらゆる施策を展開し若年人口の増加を図ると、市長は意欲的な答弁をした。

指定管理者制度について

質問

 本市との間で修繕計画は共有しておらず、修繕の予測が困難な状況。修繕計画の共有化を問う。

答弁

 修繕計画を共有することで、事業収支等を想定できる。個別施設保全計画等を指定管理者と共有していくと、総務部長は答弁した。

デジタルリスクについて

質問

 教育的効果を高めるために必要なデジタルリスク対応を問う。

答弁

 デジタルリスクを防ぎ児童・生徒を守るだけでなくトラブルからも学び、課題解決していく態度こそが大切。より良い方法を学べるよう、教育委員会として取り組んでいると、教育長は答弁した。

 

自由民主党・中道の会 浜口 卓也
情報セキュリティー対策について

質問

 本市の情報セキュリティー対策は、完全に安全な暗号によるものであるべきと考えるが、見解を聞く。

答弁

 今後、量子コンピューターの開発により、情報を解読される危険性が指摘されている。完全暗号を採用することは有効であるが、国の動向を注視していきたい。

地球温暖化対策への取り組みについて

質問

 本市の資源である森林を生かして、温室効果ガス吸収量の増大を目指すべきではないか。

答弁

 林業適地以外の区域でも温室効果ガス吸収量の増加や、広葉樹が混在する多様で健全な森林への誘導のため県と協力し研究する。

卸売市場について

質問

 本市の卸売市場の取扱高の減少などを受け、今後の活性化策について問う。

答弁

 既存の仲卸業者に対する2店舗目以降の追加貸し出しの検討、関連店舗については出店に対する支援策や規制緩和を検討していく。

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10 人事議案

 6月定例会最終日の7月1日に、市長から監査委員の選任議案、人権擁護委員推薦についての諮問議案が提出され、それぞれ同意または異議なき旨答申しました。

監査委員

長尾 和明

浜口 佳寿子

細川 哲也

 

人権擁護委員

稲垣 健吾

岡林 俊司

楠本 美津子

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11 休憩室

 遠方の親友と久しぶりに飲んだ。小さな字が見えなくなってきたねとか、あのときこうだったよねとか、昔話もして。幸せを祈りあって別れた帰り道。ふと、あと何回会えるのかなと考えてしまった。あの頃はお互いのことをなんでも知っていたのに、今は誰と暮らしているのかさえ知らない。大切で会いたい人が近くにいるということは、とても贅沢(ぜいたく)で幸せなことだ。

(議会広報広聴委員 上田 亜矢子)

 

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12 会派の意見(6月定例会を振り返って)

自由民主党・中道の会

都市公園条例の一部改正

 執行部は、営業休止中の「国民宿舎桂浜荘」について、本市が施設の所有権を有したまま、施設のリノベーションや管理運営を民間事業者が担う「Park-PFI」を活用する方針を示しており、それを進めるため、今回の条例改正で公募対象公園施設設置等予定者選定委員会の設置や使用料の最低額を設定した。使用料の最低額が「安過ぎる」と強く指摘したところ、執行部からは「公募で示す使用料の下限額や収益の還元方策は今後決定する」と説明があった。私どもは本事業の今後の動向をしっかり監視してまいります。

ホームタウンチーム活動推進事業​​

 今期Jflで首位を走る「高知ユナイテッド・スポーツクラブ」を側面から支援するため、企業版ふるさと納税を財源として、同サッカーチームが行う生涯スポーツ・地域スポーツの振興を図る事業の費用を補助するもので、スポーツ観光を推進する私どもとしても大いに歓迎するものです。同サッカーチームのJfl優勝とその先にあるJ3昇格に向け、市民の皆様と共に熱く応援してまいります。

オーテピア西敷地整備事業

 桑名市長が提案理由説明で語った「本格的な利活用をするまでの当面の間、多目的に利用できる広場を整備したい」、「将来的には高度利用の可能性も含め広場以外での利活用も検討する必要がある」とのご認識については、現時点において「了」とし、補正予算案に賛成しました。

 

市民クラブ

 高知市に初の女性副市長が誕生しました。女性の視点を生かした新たな風が期待されています。
 今後の高齢化社会を見据え、公共交通の維持は最優先課題です。しかし、慢性的な運転手不足により、路線や便数の減少が危機的状況に至っています。この危機感が高知市には欠如していると指摘。
 人口減少対策として、市長はプロジェクトチームを設置し、若年層の増加と人口構造の転換を早急に図ると答弁。また、中小企業・小規模企業の振興戦略プランを実施し、若者の地元就労促進のための奨学金返済支援に「上乗せ支援」を行うと表明しました。
 農業基本計画では、重点施策の「耕畜連携」を推進。堆肥化促進により環境負荷と生産コストを低減し、環境と調和のとれた農業を実現すると、農林水産部長が答弁しました。

 

日本共産党

西敷地の整備予算で芝生など緑のスペースを

 オーテピア西敷地の広場としての暫定整備について、部分的な緑地の確保などを強く求め、高層ビル建設計画にストップをかけた補正予算に賛成しました。
 休館している桂浜荘の今後について、公募による運営予定者の選定に必要となる都市公園条例の改正案に賛成しました。今後の事業者公募については、これまでの運営に20億円もの税金を投入してきた苦い経験を教訓に、現施設の所有権を市から民間へ移転した上での選定を提案しました。
 市の財源確保面からも、自治体の情報システムを国の方針で変更する経費について、国に財政負担を求める意見書を提出しました。

 

公明党

オーテピア西敷地整備事業

  6月定例議会で「オーテピア西敷地」について、本格的な利活用をするまでの当面の間、イベント等を開催できるように、また市民が憩いくつろげるスペースとして整備されますが、暑さ対策として遮熱塗料によるカラー舗装や、パラソル・ベンチ設置など、整備のための補正予算が組まれました。
 当面の間という曖昧な表現について、期間を明確にしてはどうかとの質問に市長は「将来的にどのような活用方法になるのか決まっていない現段階で、期間は答えられない」とのことでした。
 いずれにしても、中心市街地の一等地の利活用について、多くの市民ニーズにマッチした今後の整備を見守りたい。

 

参 政 党

 今国会で国の自治体への指示権を創設する地方自治法が成立しました。これを巡っての意見書が提出され討論がありました。本来対等であるはずの地方自治権が脅かされる可能性があります。秋からコロナワクチン接種が始まりますが、リスクも気になるところです。

 

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13 委員会の活動(5月1日から7月31日まで)

(1)常任委員会

予算決算委員会
6月定例会

 21日に、一般会計補正予算など4件の議案について、総務、経済文教、建設環境、厚生の各分科会で質疑を行った後、27日の全体会で討論・採決を行い、いずれも全員賛成で可決または認定しました。

7月臨時会

 30日に、一般会計補正予算について、経済文教分科会で質疑を行った後、31日の全体会で採決を行い、全員賛成で可決しました。

 

総務委員会
6月定例会

 21日に、市税条例の一部改正議案など5件の議案の審査を行い、いずれも全員賛成で可決または承認し、請願1件の結果を出しました。
 また、令和5年度決算状況についての報告を受けました。

 

経済文教委員会
6月定例会

 24日に、請願1件の結果を出しました。
 また、第四次高知市子ども読書活動推進計画の策定についてなど4件の報告を受けました。

7月臨時会

 30日に、市立長浜小学校児童プール事故検証委員会条例制定議案など2件の議案の審査を行い、いずれも全員賛成で可決しました。

 

建設環境委員会
6月定例会

 21日に、塵芥収集車(回転板式標準キャブ)購入契約締結議案など3件の議案の審査を行い、いずれも全員賛成で可決しました。
 また、六泉寺町市営住宅等再編事業の供給戸数の設定についてなど3件の報告を受けました。

厚生委員会
6月定例会

 21日に、児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正議案など7件の議案の審査を行い、いずれも全員賛成で可決し、請願2件の結果を出しました。
 また、低所得者支援・定額減税補足給付金給付事業についてなど2件の報告を受けました。

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(2)特別委員会

南海地震等災害対策調査特別委員会
5月15~16日(委員会視察)

 〇宮城県石巻市・岩沼市 復興計画、復興まちづくりについて

 

まちづくり調査特別委員会
6月5日

 令和6年度第1回高知市地域公共交通会議の報告を受けました。

7月16日

 令和6年度第2回高知市地域公共交通会議の報告を受けました。

行財政改革調査特別委員会
5月7日

 指定管理者選定手続ガイドラインの改正についてなど2件の報告を受けました。
 また、今年度の取り組みについての協議を行いました。

5月14~15日(委員会視察)

 〇兵庫県伊丹市 スマート窓口について
 〇兵庫県芦屋市 指定ごみ袋制・芦屋市議会ハラスメント等防止に関する指針について
 〇大阪府堺市総合防災センター 防災体験
 〇大阪府河内長野市 企業版ふるさと納税(サッカーチームと連携したまちの魅力向上事業)について

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15 会派の構成と電話・ファクス番号

会派の構成と電話・ファクス番号

会派名

人数

電話番号

ファクス番号

自由民主党・中道の会

14人

823-9401

873-0121

市民クラブ

7人

823-9402

802-3055

日本共産党

6人

823-9404

823-9558

公明党

6人

823-9403

871-2485

参政党

1人

803-5063

823-9350

※ 参政党のファクス番号は議会事務局直通です。

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16 高知市議会からのお知らせ

(1)本会議映像の配信

 本市議会ホームページで、本会議および予算決算常任委員会全体会の映像を生中継および録画(過去1年間)で配信しています。
 会議日や質問議員名、発言内容の語句等からも検索できます。

本会議映像の配信はこちら

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(2)議会中継(ケーブルテレビ)

 定例会の本会議および予算決算常任委員会全体会の模様は、高知ケーブルテレビで生中継しています。

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(3)会議録の閲覧

 6月定例会本会議の会議録は9月上旬にできる予定であり、本庁舎1階の情報公開・市民相談センター、同3階の議会図書室でご覧になれます。
 また、高知市ホームページ上の会議録検索システムで、平成6年12月定例会以降の本会議の会議録をご覧いただけます。
 なお、平成19年4月以降の委員会の会議録もご覧いただけますが、少しでも早く閲覧できるよう、ホームページ上で同システムとは別に、完成した委員会記録から順次、PDFファイル形式で公開しています。

会議録検索システムはこちら

会議録検索システムに反映されていない委員会会議録はこちら

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(4)録画DVDの貸し出し

 本会議および予算決算常任委員会全体会の録画DVDの貸し出しを行っています。
 貸し出し準備に時間を要するため、ご希望の方はあらかじめ、議会事務局にお申し込みください。(電話番号823-9400)

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(5)請願書・陳情書の出し方

 市の行政などに対して意見や要望があるときは、請願書や陳情書を議会に提出することができます。請願書は市議会議員1名以上の紹介を必要とします。
 請願書または陳情書は、議会事務局へ市議会議長宛てに1通提出してください。
 請願書は各定例会ごとに締切りがあり、それを過ぎた場合は次の定例会での審査になりますので、ご注意ください。
 なお、陳情については、採決を行わないものとし、陳情文書表(住所、氏名、内容を記載)を作成し、議員に配付しています。

請願(陳情)書 記載例

○年○月○日

高知市議会議長 ○○ ○○ 様

(代表者の)住所○○○○○○○○○○○○       

   (代表者の)氏名   (個人の)印(※)

紹介議員氏名         印(※)

※ 陳情は紹介議員不要です。

○○○に関する請願(陳情)

.   

趣旨・理由

※ 概ね800字以内で具体的かつ簡潔に記載してください。

印(※)・・・署名(自署)の場合、捺印(押印)は必要ありませんが、ゴム印、パソコン等で氏名、代表者名を記載した場合、押印(個人印)をお願いします。

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(6)高知市議会だよりがアプリで読めます

 高知市議会だよりは、無料アプリ「マチイロ」を利用してスマートフォンなどで閲覧できます。「マチイロ」ではいつでもどこでも高知市議会だよりを読むことができ、発行月の1日に自動でスマートフォン等にお知らせが届く機能があります。

高知市議会だよりの無料アプリ配信(マチイロ)についてはこちら

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17 編集後記

 市議会では、「広聴機能の強化」について早稲田大学マニフェスト研究所の中村健先生による研修会を開催しました。
 冒頭、先生から提示されたZ世代の用語。「Kp」「よきまるもんざえもん」「よいちょまる」など、参加したほとんどの議員は「イミフ」・・・
 「皆さんは、どの世代に何を伝えたいのか」との突っ込みに、広報・広聴の在り方を考え直す機会となりました。

                                          (議会広報広聴委員)

                                                     目次へ

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