◆現在の事業内容をお聞かせください。
[森さん]
自転車の修理、販売を行っています。
◆チャレンジショップでのお試し経営はいかがでしたか。
[森さん]
一年間チャレンジショップを利用させてもらったことで、お客さんにお店の存在を知ってもらうことができました。毎月の家賃も安く、地域情報誌に毎回掲載して貰えたのもお店の宣伝になりよかったです。
新店舗を探す時も商店街の方が大家さんと繋いでくれたり、話がスムーズに進んで助かりました。
◆開業時に苦労したことや経営上の工夫などを教えてください。
[森さん]
苦労したのは、開店当初はスポーツ自転車専門店だと思われて、日常生活用の自転車(ママチャリ)などの修理が少なかったことです。「ママチャリの修理も出来ますよ!」ということをアピールするために、修理の終わった自転車に「修理できました」というA5のポップを張り出しました。お客さんにも修理が終わっていることが伝わるし、通行している方にも「ママチャリの修理もしているんだ」と分かってもらえるように工夫しました。その後はだんだんとママチャリの修理も増え、買い物帰り等に寄ってくれるお客さんや学校帰りに寄ってくれる学生さん達も増えました。
心がけているのは、ネットの価格とは勝負しないこと、他店では取り扱いの少ない商品を置くこと、技術の安売りをしないことです。
◆森さんのこれからのビジョンを教えてください。
[森さん]
四万十市をはじめ幡多郡は自転車店自体が少なくなってきています。地域の人々の足である自転車がこれからもずっと身近なものであるように、地域に根差した自転車屋になる事を目指しています。
<プロフィール>
森 嘉太郎
愛知県の設計会社を退職後、2011年に土佐清水市にUターン。
2012年に四万十市のチャレンジショップTJB制度を活用し、1年後の2013年に卒業。
現在、四万十市天神橋商店街で森自転車四万十店を経営中。
<お店の情報>
森自転車 四万十店
住所:四万十市天神橋40
TEL:0880-34-9968
インスタグラム:@morijitensya_ten