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市長コラム内和外順 2023年10月号

市長コラム 内和外順
高知市広報「あかるいまち」より

ようこそ!市長室へ

財政の再建

コラムイラスト

国も長期間にわたる財政難で大変な苦労をしいられていますが、高知市でも過去幾度か財政の危機がありました。

私が財政運営にかかわっていた中でもっとも厳しい時期は、就任直後の一期目の市政運営の時でした。小泉純一郎元総理の時に、三位一体改革の名のもとに5兆円以上の地方交付税が突然カットされ、見る間に地方財政は一挙に悪化しました。

高知市も大変な財政危機となり、市長就任直後に歳出予算の執行停止を直ちに発動し、既に議決していた予算を一部凍結せざるを得ない緊急事態となり、当時の市議会や市民の皆様にはご迷惑をお掛けしました。翌年から市役所職員の新規採用を一時的に抑制し、自主退職の希望も募り、市議会の協力を得て、実人員で職員数を400人以上削減しまして、急速に財政を立て直すことができました。

その後、徹底した行財政改革を積極的に進め、財政を再建し、中学校給食の全面実施や、保育園等同時在園児童の第2子保育料無償化を全国に先がけて実施することができています。

一方で、令和の財政運営面では、コロナ禍で企業経営が厳しい中で、多くの産業分野で物価高や資源高騰に苦しんでおり、地域経済は難しい局面に立たされています。人口減少と物価高騰の二重苦をいかに工夫して乗り越えていけるかが、喫緊の重要課題ですので、官民の知恵を結集して対策を講じてまいります。

市長サイン

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※このページは、高知市広報「あかるいまち」に掲載されている「市長コラム 内和外順」のコーナーを再掲したものです。