本文
令和6年7月5日 市長定例記者会見(議事録・Youtube動画)
会見項目
-
パリ2024オリンピック・パラリンピック競技大会への出場選手・審判紹介
-
高知市結婚新生活支援事業費補助金受付開始
-
低所得者支援・定額減税補足給付金給付事業の実施
配布資料
会見内容
配布資料を用いて市長から説明
質疑応答
【パリ2024オリンピック・パラリンピック競技大会への出場選手・審判紹介(1)】
(記者)
パブリックビューイングの開催など,何か市として応援する動きはあるか。
(市長)
本庁舎に来庁した市民の皆さんに高知市の代表であることを知って応援していただけるよう,正面玄関前に選手たちを激励する懸垂幕を,また庁内には選手たちのプロフィールや競技日程を知っていただけるような展示コーナーの設置を予定している。
パブリックビューイングは,市としては考えていない。
【地方自治法の改正】
(記者)
先月の国会で改正法案が成立したことについて,市長の受け止めや評価してる部分などはあるか。
(市長)
改正法では国と地方の対等な関係が損なわれないように,配慮されており,特に地方への事前の意見聴取,閣議決定による手続きを必要としていることに加えて,指示権の行使は必要な限度にとどめるということであり,今回の改正で国と地方が対等であるということが歪められるとは考えていない。
指示権によって国・県・市町村それぞれが役割を果たしていくことで,市民の生命と財産が守られるということであれば歓迎するものである。
ただし,指示権を乱用するようなことはあってはならない。
(記者)
以前からの市長の見解として,国と地方の対等な関係が崩れるものではないとの認識は今も変わりはないか。
(市長)
変わりはない。
【災害関連死について(1)】
(記者)
能登半島地震での災害関連死がここに来て増えている。
災害関連死については,市町村が設置した審査会で認定をするということになっており,審査会の設置は市町村の努力義務となっている。
高知市の場合は,今のところ条例での規定などもない状況であるが,今後,南海トラフ地震を踏まえて災害関連死に対してどう対応していくのか,また,審査会の設置というのは考えているか。
(市長)
本市においても,今後,災害関連死の判定をする場面も想定されるので,専門的な知識や公平性・中立性の確保を考えると,審査会の必要性というものは感じている。
どのように進めていくかは,県とも話し合いをしながら進めていきたいと考えている。
(記者)
能登半島地震に関して,仮設住宅もかなり整備はされてきているが,スピード感がないと思っている。例えば阪神大震災のときなどは,仮設住宅が一気にできた状況であったが,それがやはり地方が被災した場合にはどうしても遅れてしまいがちではないかと思われるが,南海トラフ地震が発生した場合に,迅速に仮設住宅の建設や被災者支援など手が打てる自信はあるか。
(市長)
被害の状況にもよるが,南海トラフ地震が発生すれば広範囲に被害が及ぶことが想定され,高知だけでは仮設住宅を一気に建設するのは難しく,支援をいただかなければならないが,仮設住宅を建設する場所や資材の搬送ルート,作業員の確保などは事前に検討していかなければならない。
(記者)
場所の確保という議論は,どれぐらい進んでいるのか。
(市長)
市有地の中で確保をしている状況であるが,高知県が発表したインフラの整備状況を踏まえた長期浸水区域内の止水・排水日数の推算結果を受け,仮設住宅を建設できるエリアが広がっており,このことも含めて検討していかなければならないと考えている。
【高知市結婚新生活支援事業費補助金(1)】
(記者)
申請期間と補助対象期間がずれている理由は何か。
(市長)
令和6年度予算での措置であるので,補助対象期間は令和6年4月1日からとしている。
例えば令和6年1月1日に結婚され,引っ越しは令和6年2月1日に完了している場合も,令和6年4月1日からの家賃分は対象になる。全部は出なくても申請をしていただければ,補助対象期間内に発生した費用については助成はできるようになっている。
【パリ2024オリンピック・パラリンピック競技大会への出場選手・審判紹介(2)】
(記者)
懸垂幕と展示コーナーについて,対象選手は,資料にある5名か。
(市長)
清岡幸大郎選手,里見真理子審判員,藤原大輔選手,鬼谷慶子選手,池透暢選手の5名である。
【暑さ対策】
(記者)
今日も熱中症警戒アラートが出ており,これからも暑さが続くかと思うが,そうした中で市民へどう呼びかけていきたいか。
(市長)
ここ数日,気温が上がっているので,熱中症に対する予防対策というのはしっかりと訴えていきたいし,先般もイオンモール高知さんとクーリングシェルター指定の協定を締結したので,PRもしっかりしていきたい。
何より,暑いことを我慢しないということを市民の皆さん方には啓発していきたい。
【高知市結婚新生活支援事業費補助金(2)】
(記者)
目的は人口減少対策ということか。
(市長)
人口減少対策であり,事業費は国費も活用している。なお,パートナーシップ登録者は,国費の対象外のため,市の単独事業として実施することとなる。
【低所得者支援・定額減税補足給付金給付事業(1)】
(記者)
国の方針として行われているが,自治体側の業務の増加や制度が複雑であるといった意見があるが,高知市においては問題等は起こっていないか。
(市長)
現在,作業を進めているところであり,皆様方に速やかに給付ができるように,職員も頑張っている。
【市長の政治姿勢】
(記者)
自由民権150年ということで,市長が所属する自由民主党の源流も板垣退助が作った自由党からなっているが,思われるところ,所感は。
(市長)
自由民主党がというよりも,やはり今の新しい政治,議会の在り方というのを作ったのが,まさにこの自由民権派の皆さんである。
そういった意味においては,私としては高知人として誇りに思っているし,誰もが政治に参加できるということの有難みというものも,皆さん方には分かっていただきたいと思っている。
(記者)
2年前には安倍晋三元首相が殺害され,また,昨年には岸田文雄首相への襲撃,4月には衆議院東京15区の補欠選挙では選挙妨害も起った。
このように政治においての暴力というものが頻発している状況についてどのように思われているか。
(市長)
政治に対する暴力はあってはならないものであり,本当に残念なことである。
犠牲になられた政治家の皆さん方の思いというものも,それぞれあると思うので,そういった思いは,しっかり今を生きる我々は継いでいかなければならない。
(記者)
東京都知事選挙においては,掲示板のポスターが候補者の写真ではなかったり,内容が過激なものが掲示されているが,公職選挙法の改正の必要について思われるところはあるか。
(市長)
法に基づいてやられてると思うが,常識的に考えてこれはあってはならないと思うし,こういったことが政治離れにも繋がるのではないかなということで残念であり,法改正も必要ではないか。
(記者)
立候補者に求められるものというのは,良識ではないかと思うが,お考えは。
(市長)
立候補は誰でもできるものであり,私自身がそれに対して述べることはできないが,やはりしっかりとした常識を持った人が立候補すべきではないか。
【高知市結婚新生活支援事業費補助金(3)】
(記者)
来年度以降も実施する意向はあるか。
(市長)
成果というものも見ていかなければならないが,求められるものであれば来年度以降も当然続けていきたい。
【人口減少対策】
(記者)
6月議会において,県の人口減少対策総合交付金連携加算型の活用方法を決めるプロジェクトチームが結成されたと報告があったが,使い道は決まったのか。
(市長)
今,検討しているところであるが,急ぐことよりもしっかりとした事業を作ることを目指しているので,しっかり議論をした上で,良い事業を提案していただきたいと考えている。
【「部落差別をなくする運動」強調旬間】
(記者)
市長として部落差別というものに対して思いや考えはあるか。
(市長)
部落差別も含めて,あらゆる差別というものはあってはいけないし,そういったものがなくなるような社会を作っていかなければならない。
【災害関連死について(2)】
(記者)
現段階で,災害関連死対策を行政計画に盛り込んでいる或いは,今後,盛り込んでいくようなお考えはあるか。
(市長)
災害関連死はいろいろなものが積み重なっておこるものであり,何か対策といっても,どういう形で関連死が起こるかというのは様々なので,そうならないように総合的に対応していく。
【低所得者支援・定額減税補足給付金給付事業(2)】
(記者)
受給対象者の方にプッシュ通知でお知らせをするということだが,可能性のある方には全員届くのか。
(健康福祉総務課給付担当副参事)
プッシュ型で送付しているが,高知市生活支援給付金(第3期)では,例えばD5で避難されている方や離婚を最近された方,また転入により高知市で所得状況が確認できない方などについては,ご本人の方からご連絡をいただいて申請をしていただく必要があるので,ホームページ・広報紙等を通じて皆様に周知をしていきたい。
【パリ2024オリンピック・パラリンピック競技大会への出場選手・審判紹介(3)】
(記者)
改めて5人の選手,審判員の方に激励を。
(市長)
高知で自分の夢を叶えるために皆さんが頑張って,世界に羽ばたいていくことを本当に嬉しく思っている。また,高知の子どもたちに夢や希望を与えていただきたい。
(記者)
メダルへの期待は。
(市長)
メダルの期待は当然ある。自分としては,悔いのない戦いを繰り広げていただき,そこで頑張る姿を県民市民の皆さんが見ることで勇気を与えてもらいたい。