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令和7年2月25日 市長定例記者会見(議事録・Youtube動画)
会見項目
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旧国民宿舎桂浜荘P-PFI事業
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第507回高知市議会臨時会提出議案の概要
配布資料
会見内容
配布資料を用いて市長から説明
質疑応答
【旧国民宿舎桂浜荘P-PFI事業】※観光企画課
(記者)
旧国民宿舎桂浜荘について,3月補正予算で国民宿舎運営事業費特別会計も廃止されるが,今後,市が費用負担するようなことはなくなるということか。
(市長)
建物の所有権は高知市に残るが,建設費や運営費などは,設置等予定者が負担することとなる。
(記者)
設置等予定者が決まったことで,桂浜荘に対する市長の期待や思いというのはあるか。
(市長)
桂浜荘は立地的にも高知を代表するスポットであり,リニューアルにより高知の魅力をしっかり発信することで観光客の誘致にも繋がっていくものと期待をしている。
周辺施設と連携して取り組んでいくというコンセプトであり,桂浜一帯が盛り上がってくるのではないかと期待している。
【令和7年度当初予算】※財政課,学校環境整備課,学校教育課,教育研究所,子ども育成課,
下水道整備課,地域活性推進課
(記者)
当初予算で市長として重点的に考えたことは何か。
(市長)
高知市が何か変わってきたぞということを皆さん方に実感してもらいたいという思いが一つ。
もう一つは,南海トラフ地震対策とプール事故もあり公共施設の安全安心というものも図っていかなければならないので,この2点に重点を置いて予算を組ませていただいた。
(記者)
公共施設の整備では特に小中学校の予算をかなり増額しており,キャッチコピーにもある『変化の実感と安全・安心のまちづくり』の要かと思うが,以前より学校施設の老朽化というのは言われていて,昨年は痛ましい事故もあったということでその思いがこの予算にも表れてるのか。
(市長)
まさにその思いであり,小中学校の施設整備は今回約6億円と対前年度比約3.9億円の増額,修繕一括予算としては,109億5000万円を計上しており対前年度は3億6000万円の増額となっている。
(記者)
去年のプール事故も1つ思いとしてあったのか。
(市長)
学校の老朽化も進んでおり大きな事故につながらないようにという思いがあって,今回増額をさせていただいた。
(記者)
不登校対策や先程の学校施設整備も含めてかなり教育に力を入れられており,桑名市長のカラーの表れなのかなとも思うが,教育への問題への認識は。
(市長)
学力や体力,また不登校の問題は教育現場だけに任せておくだけではなく,やはり市長部局も一体となって取り組んでいかなければならないと考えている。
私が掲げる「誰1人取り残さない教育」という視点で今回予算編成をおこなった。
校内サポートルームは大変成果が上がっているので新たに5校に設置を,そしてもう一つ教員の多忙化というのは大きな問題であるので,教員業務支援員と部活動外部指導支援員を厳しい財政状況ではあるがそれぞれ3名分増員した。
(記者)
予算編成に当たっては毎年基金を取り崩しており,いわゆる自転車操業というところは脱してないと思うがどのように捉えているか。
(市長)
今回も財政調整基金や減債基金を取り崩して予算を組むことになった。
これがすぐに改善できるかと言えば厳しい状況ではあるが,その中でも財政再建は図っていかなければならない。
財政問題懇話会では,どのように歳入を増やして歳出を減らしていくのか,また,公共施設等もどのようにマネジメントを行っていくのかというご意見もいただいているので,優先順位付けをして実効性の上がるよう財政を健全化に取り組んでしていきたい。
(記者)
いつまでにというのはあるか。
(市長)
財政健全化のために事業をスクラップとしていくという考え方もあるが,基礎自治体であり事業の向こうには市民がいて,市民への影響を見ながらやっていかなければならない。
財政調整基金を崩しての予算編成を改善できる時期は言えないが,中長期的に考えていかなければならない問題である。
ただスピード感を持って首長としての覚悟を持っては取り組んでいく。
(記者)
市長になられてから2年間で予算額が約155億円増えている。これだけ予算が膨張してしまっていることについてはどのように思っているか。
(市長)
2年間の増額要因というのは,主に人事院勧告による人件費や物価高騰などによる委託費,国の制度改正による扶助費の増ということであり,外的要因による増というふうに捉えていただきたい。
(記者)
選挙時にスクラップアンドビルドとおっしゃっていた。
ビルドの部分はこの2年目かなり手を付けられていると思うが,スクラップの部分は財政問題懇話会での議論に委ねられており,これをベースにして考えると,1年2年後ろ倒しになっている感じもするが,このスピード感についてはどう思われているか。
(市長)
スピード感を持って取り組んでいくというのは当然だが,私も行政に入ったばかりであり,急に進めるとやはり混乱が起こるので,外部の意見も聞きながら進めている。
焦ってすることで市政を混乱させてしまう方が大きな影響を与えてしいまうので,慎重かつスピード感を持ってやっていきたい。
(記者)
放課後学習室土曜日開設モデル事業について,これは要望が出ていたものか。
(市長)
そうである。土曜日に1年生から3年生が参加できる学習室をモデル的に1校開設するものである。
(記者)
放課後児童クラブに入ってない児童も参加することは可能か。
(財務部長)
放課後児童クラブではなく新たに放課後学習室を無料魅了で開設するものである。
(記者)
保護者父兄からの要望に応えるための仕組みとして試験的に実施して,効果があれば全校に広げていくのか。
(市長)
そのようなイメージである。
(記者)
埼玉県八潮市の道路陥没事故を受け,既存インフラの老朽化が問題となっているが,特に下水道について高知市の状況はどうなっているか。
(市長)
埼玉県の下水の事故を受けて,高知市でも調査について検討しているところである。
(弘瀬副市長)
埼玉県の事故を受けて国土交通省から緊急点検の依頼があった。
本市では50年を超える対象となる下水管が約130kmあるが,ほぼ点検済みであり老朽化が目立つ部分については一定手当を事前にしており安全であるということは確認している。
(記者)
今回,新たに地域おこし協力隊員を6人新規任用されるが大幅に増やす狙いは何か。
(市長)
地域おこし協力隊は任期後,移住に繋がってくるので積極的に推進していきたいと考えている。
それぞれにスポーツ振興や中小企業支援を通じ地域の発展のため尽くしてもらいたい思いで増員をするものである。
(記者)
ファミリー・サポート・センター事業について,支援を強化された狙いは何か。
(市長)
土曜日の子どもの預け先がないという子育て世帯の皆様方の思いを叶えるために強化をしたものである。
以 上