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文化財情報 高知城付帯項目 天守
名称
天守
写真
天守
解説
三重六階 本瓦葺 塗籠[ぬりごめ] 1747(延享4)年
現在の天守は創建当初のものではなく、1727(享保12)年の火災後の再建にかかるもので、棟木の銘文によって1747(延享4)年12月26日に棟上げされたことがわかる。外観は極めて古風で、二重の櫓に東西に棟をのばした大きな入母屋の屋根をかけ、南北に千鳥破風を付け、その上に南北棟の廻縁勾欄付[かいえんこうらんつき]の望楼[ぼうろう]をのせたところなど初期にみる手法である。こうした天守の形式は、焼失後山内一豊の創建当初のものをそのまま踏襲したことからきている。