本文
文化財情報 高知城付帯項目 矢狭間塀
名称
矢狭間塀(6棟)
写真
追手門東北矢狭間塀
解説
いずれも土塀、漆喰塗、本瓦葺、軒塗籠で出桁と付す。江戸時代
黒鉄門西北矢狭間塀
黒鉄門から折曲りに本丸西辺を画するもので、その延長23mを計る。
銃眼は5か所で、西面に石落しを付け、その直下に石樋口がある。塀裾の長押形水切は高知城独特の工法である。
黒鉄門東南矢狭間門塀
長さ14.6m。銃眼3箇所、黒鉄門から出て天主東南矢狭間塀に接続し、本丸西側を画す直線の塀で南端を破風仕舞とする。塀裾に長押形水切ががある。
天守東南矢狭間塀
天守東南隅から本丸の南を画するもので、折曲り延長は61.2m。各面孤状をなし折隅を突出させる横矢ひずみ屏風折塀の好例である。物見格子窓、石落しを設け、塀裾には長押形水切を付し、塀直下に石樋口がある。銃眼は15か所。
天守西北矢狭間塀
天守西北隅と東多門の間を塞ぐ5.8mの塀。銃眼はなく、石落しを付す。
追手門西南矢狭間塀
追手門前面の桝形を造る出曲輪上を囲い、折曲り延長71.2mの塀。木製の塀控をもち、内側塀庇とする多門塀の典型。外面は腰板張とする。銃眼は13か所。
追手門東北矢狭間塀
追手門右後方内濠石垣上にあり、北端は内側へ鍵形に折れ曲がる。延長27.6m。木製の塀控が付き、門取付部は厚く他は約半分の厚さとして塀廂造とする。
外面は腰板張とする。銃眼は5か所。
その他の写真
追手門西南矢狭間塀
天守西北矢狭間塀
天守東南矢狭間塀
黒鉄門西北矢狭間塀
黒鉄門南東矢狭間塀