本文
令和6年度 地域おこし学校「こうちみませ楽舎」について
地域おこし学校「こうちみませ楽舎」って?
長浜・御畳瀬・浦戸地域の振興のため、令和2年度から地域おこし学校「こうちみませ楽舎」を実施しています。
地域おこし学校「こうちみませ楽舎」は、旧御畳瀬小学校の校舎を再び活用し、地域おこしやまちづくりをみんなで楽しみながら学び、そこから生まれたアイデアをカタチにする「学び」と「実践」の学校です。
令和6年度の教室
自分で考え工夫してつくる ものづくりデザイン教室
こうちみませ楽舎の卒業生が講師となって、みませ楽舎で学んだことや考えたことなどを生かして、身の回りにあるものをうまく活用するものづくり体験教室を開催します。
◆ 場所 旧御畳瀬小学校(高知市長浜209)
◆ 定員 各回 15名
※未就学児が参加される場合は、保護者の同伴をお願いします。
◆ 参加費 各回 一人500円~1,000円(材料費実費)
※詳細は以下のリンクからご覧ください。
令和6年度こうちみませ楽舎「ものづくりデザイン教室」(上半期)チラシ [PDFファイル/10.24MB]
令和6年度こうちみませ楽舎「ものづくりデザイン教室」(下半期)チラシ [PDFファイル/2.01MB]
回 | 開催日 | 内容 |
---|---|---|
第1回 |
5月26日(日曜日) |
枝を使って風で動く きれいな風車をつくろう |
第2回 |
6月23日(日曜日) |
動く彫刻・風で動く モビールをつくろう |
第3回 |
7月28日(日曜日) |
レーザー加工でオリジナル柄の 木製コースターをつくろう |
第4回 |
8月25日(日曜日) |
世界にひとつだけの 木製バターナイフをつくろう |
第5回 |
9月29日(日曜日) |
世界にひとつだけの 木製スプーンをつくろう |
第6回 | 10月27日(日曜日) 13時~16時 |
毎日つかえる |
第7回 | 12月1日(日曜日) 13時~16時 |
小枝などあるものをうまく組み合わせて |
第8回 | 12月22日(日曜日) 13時~16時 |
ちいさなスノードームのなかに |
第9回 | 1月26日(日曜日) 13時~16時 |
レーザー加工でオリジナル |
第10回 | 3月9日(日曜日) 13時~16時 |
透明素材を固めてつくる |
※状況により変更する場合があります。
・第7回「小枝などあるものをうまく組み合わせてつくる木製フォトフレームづくり」11月24日(日曜日)から12月1日(日曜日)に日程変更
参加のお申し込み
●申込フォームからの場合
下記の、希望する教室名をクリックし、必要事項を入力してお申し込みください。
第1回 5月26日 枝を使って風で動くきれいな風車をつくろう
第2回 6月23日 動く彫刻・風で動くモビールをつくろう
第3回 7月28日 レーザー加工でオリジナル柄の木製コースターをつくろう
第4回 8月25日 世界にひとつだけの木製バターナイフをつくろう
第5回 9月29日 世界にひとつだけの木製スプーンをつくろう
第6回 10月27日 毎日つかえるオリジナル箸置きをつくろう
第7回 12月1日 小枝などあるものをうまく組み合わせてつくる木製フォトフレーム
第8回 12月22日 ちいさなスノードームのなかに小さな世界をつくろう
※募集人数に達しました。
第9回 1月26日 レーザー加工でオリジナル木製キーホルダーをつくろう
第10回 3月9日 透明素材を固めてつくるきれいなペーパーウェイト
●電話でのお申し込みの場合
地域活性推進課までお電話でお申し込みください。
電話:088-823-8813
授業の様子
授業の様子について、レポートを掲載していきます。
第7回 小枝などあるものをうまく組み合わせてつくる木製フォトフレーム
防寒着や暖房器具を使う気候になってきましたね。朝晩は特に寒くなってきたので体調管理には気を付けましょう。
今回は、木製フォトフレームづくりに挑戦します。まずは、フォトフレームに飾り付けをする材料を探しに山に散策へ。この山は旧御畳瀬小学校の東側に位置しており、地域住民の災害時の避難路にもなっています。山の中に入ると、使えそうな枝や葉っぱがいっぱい!子どもたちは「どんぐりどこ~?」「怪しい実を見つけたよ」とワクワクしながら散策をしていました。
小学校に戻り、フォトフレームづくりの開始です。
作る手順は、
(1)フォトフレーム(枠)を数種類の中から選ぶ
(2)拾った材料やビーズ等を木工用ボンドで貼り付ける
(3)乾燥後完成
フォトフレーム(枠)を選び終わると、早速拾った材料を貼り付けます。大きすぎた枝木は、講師の物袋さんが適切なサイズに切り分けてくれていました。さらに、拾った材料以外にもビーズや偏光フィルム(第1回の風車づくりで使用)も用意されていたので、貼り付ける組み合わせは無限大。「ここは花をつけて。ここはビーズを並べて。」「木工用ボンドを使って何かを作るのは久しぶりで楽しいね」と、子どもから大人まで楽しくフォトフレームづくりに取り組んでいました。
貼り付け作業が終わり、乾燥させると完成!並べて見比べると、同じものがなく個性豊かな作品が沢山できました。みなさん思い出の写真を入れて飾ってくださいね。
次回の教室は「スノードームづくり」です。残念ながら、次回は申込者数が定員に達しているため申込ができないですが、1月に実施する「木製キーホルダーづくり」、3月に実施する「ペーパーウェイトづくり」は、まだ空きがありますので申込はお早めに!
第6回 毎日つかえるオリジナル箸置きをつくろう
前回に続き高知県産のヒノキを使ったものづくりで、作るものは「箸置き」です。食事の時にあったら便利ですよね。私は自宅に箸置きを持っておらず、ちょうど欲しいと思っていたところでした!それでは「毎日つかえるオリジナル箸置きをつくろう」のスタートです。
作り方は
(1)クラフトナイフを使い、箸置きの形になるように木を削る
(2)箸置きの全体を削り終わったらサンドペーパーで表面を整える
(3)レーザー加工機を使い、好きな文字を印字する
(4)オリーブオイルを塗り込む
まずはクラフトナイフで少しずつヒノキ材を削りますが、今回は物が小さいので持ち手に力が必要になり、リピーターの方でも「削るときに箸置きを持っている手が痛い」と、削る作業に苦戦していました。一方で子どもたちは作業に取り掛かりやすいように、講師の物袋さんが予め(1)の作業を終わらせたものをいくつか用意してあったので、表面を擦る作業からスタートし元気いっぱいサンドペーパーでヒノキ材を擦っていました。教室の雰囲気は、親子で協力しながら作ったり、受講生同士楽しく話しをしながら作業をしたりと、和気藹々とした様子でした。
箸置きが完成すると、レーザー加工機で文字を焼き付けます。印字が始まると「ヒノキのいい香りがする」「こんなきれいに文字が写るのか」と普段目にしないレーザー加工機の動作を見て、初参加の受講生は驚きです。自分の名前や好きな言葉を印字した後は、前回と同様に仕上げにオリーブオイルを塗り、世界に一つだけの箸置きの完成です!完成品を見て「今日から家で使おう」「飾っておきたい」とオリジナル箸置きにみなさん大満足の様子でした。
次回の教室は「木製フォトフレームづくり」です。フォトフレームに使う材料等を外に拾いに行きますので、動きやすい服装でご参加ください。
次回もお楽しみに!
第5回 世界にひとつだけの木製スプーンをつくろう
朝晩涼しくなり、ようやく秋の風を感じられる季節となりました。今回は久しぶりに旧御畳瀬小学校の教室で、高知県産のヒノキ材を使った「スプーンづくり」に挑戦しました。
作り方は
(1)クラフトナイフを使い、スプーンの形になるように木を削る
(2)スプーンの全体を削り終わったらサンドペーパーで表面を整える
(3)オリーブオイルを塗り込む
まずはヒノキ材の角を削っていき、スプーンの形に整えます。要領は前回のバターナイフづくりと同様で、細かく少しずつ削ること、ですが,やってみると前回より難しい!くぼみや大まかな形は作成済みの木材を削っていきますが、スプーンの丸みを形づくるまでにはかなり根気強く作業をしていく必要がありました。皆さん「手が痛くなってきた」「難しい~」と言いながらも真剣に、1時間以上集中して作業に没頭している様子でした。
スプーンの形ができれば、サンドペーパーで仕上げていきます。くぼみを擦るのが難しかったですが、擦り終わると表面がツルツルになり、手触りの良いスプーンになりました!そしてオイルを塗り込み、乾燥させれば完成です。オイルを塗り込むことで、木の乾燥が原因で起こる木の反りや割れを防ぎ、水を弾くことで汚れが付きにくくなるそうです。
同じ材料からスタートしたスプーンづくりですが、完成品のかたちは様々で、一つとして同じものはありません。参加者の皆さんからは「集中できた」「愛着がわくね~」といったお声をいただきました。
次回は「オリジナル箸置きづくり」です。自分で作ったものが並ぶ食卓はうれしいものですよね。下半期の他の教室でも、まだ空いている教室がありますので是非ご参加ください!次回もお楽しみに!
第4回 世界にひとつだけの木製バターナイフをつくろう
猛暑は続いておりますが、子どもたちは夏休みが終わろうとしています。今回は高知県産のヒノキ材を使った「バターナイフづくり」。ぜひ大人は朝食のお共に!子どもは夏休みの宿題に!
作り方は
(1)クラフトナイフを使い、バターナイフの形になるように木を削る
(2)バターナイフの全体を削り終わったらサンドペーパーで表面を整える
(3)オリーブオイルを塗り込む
まずはヒノキ材の角を削っていき、バターナイフの形に整えます。実はこの作業が難しく、削り過ぎるとバターナイフの形が崩れてしまうので、小さく細かく少しずつ削るのがポイントです。「削るのはお父さん!サンドペーパーで整えるのは僕!」と役割分担をする親子や、講師の物袋さんが作った完成品を何度も確認し慎重に仕上げる受講生など進め方は様々。
バターナイフの形ができれば、サンドペーパーで仕上げていきます。擦り終わると表面がツルツルになり、手触りの良いバターナイフになりました!そしてオイルを塗り込み、乾燥させれば完成です。オイルを塗り込むことで、木の乾燥が原因で起こる木の反りや割れを防ぎ、水を弾くことで汚れが付きにくくなるそうです。
次回の教室は「スプーンづくり」です。次の教室で上半期は最後となりますが、下半期の内容とスケジュールが確定しましたので、興味のある教室がありましたらぜひご参加ください!
第3回 レーザー加工でオリジナル柄の木製コースターをつくろう
梅雨も明け本格的な夏が始まりましたね。旧御畳瀬小学校の教室内にはエアコンが付いておらず、、、暑さが落ち着くまでは御畳瀬ふれあいセンターでの開催です。
今回はオリジナル柄の木製コースターづくりに挑戦します!まずはコースターに書きたい柄を白紙に下書きをします。どんな柄を書いているか覗いてみると、好きな言葉、名言、ロゴマークなどそれぞれ違った柄を描いていました。どのようにコースターに描かれるのか楽しみですね。
次に下書きをした柄をパソコンに取り込み、レーザー加工機を使ってコースターに転写していきます。コースターに柄の焼き付けが始まると「すごい!こんな風に描かれるんだ」「焼かれ出したらヒノキの香りがするね」と興味津々に見つめたり、スマートフォンで動画を撮影する受講生も。レーザーの焼き付けが始まってから1分もたたないぐらいでコースターに焼き付けが終わりました。完成したコースターを手に取り、みなさんとても笑顔で満足されていました!使うのが勿体ないぐらいで飾っておきたくなりますね。
次回の教室は「バターナイフづくり」です。クラフトナイフやサンドペーパーを使うので少し難易度が上がるかもしれませんが、職員もサポートしますので安心してご参加ください。
第2回 動く彫刻・風で動くモビールをつくろう
皆さんは「モビール」って知っていますか。簡単に言うと「モビール」とは、天井からぶら下がって、ゆらゆらとバランスを取りながら不規則に動くオブジェのようなものです。今回は、そのモビールづくりに挑戦です!
作り方はとても簡単で
1 枝の両端に好きなものを糸で吊り下げる(1段目)
2 1段目の枝でバランスが取れる箇所を探し、2段目の枝の片側に糸で括り付ける
3 2段目の枝のもう片側に好きなものを吊り下げ、同じように2段目、3段目と作っていく
講師の物袋さんの「目標は3段のモビールです。まずは1段目から作っていきましょう。」の掛け声で一斉にスタートしました。まずは、材料選びです。地域で拾った様々な形の木の枝や吊り下げる糸、色紙など組み合わせは自由です。親子で紙に好きな絵やキャラクターを描いて吊り下げたり、ドライフラワーを吊り下げたりと発想は無限大。オリジナルのモビールが完成するのが楽しみですね。
1段目までは順調でしたが、2段目からはバランスを取らなければならないので苦戦する受講生も。「もう少し糸の位置を調整してみましょう」と物袋さんからアドバイスを受けたり、受講生同士で「もう片方にこれも吊り下げてバランス取りや」と助け合いながら作っている姿が印象的でした。
モビールが完成すると、教室内に吊り下げて記念撮影です。ゆらゆらと揺れるモビールを見ていると、何だか心が落ち着きますね。
次回の「レーザー加工でオリジナル柄の木製コースターをつくろう」もお楽しみに。
第1回 枝を使って風で動くきれいな風車をつくろう
今年度の通常教室「自分で考え工夫してつくる ものづくりデザイン教室」がスタートしました。第1回目は「枝を使って風で動くきれいな風車をつくろう」です。
まずは外を歩いて風車に使う枝を拾いに出発。みなさんそれぞれ枝を見つけては「この枝なら持って走れそう!」「少し大きすぎるかな・・・」と悩みながら枝を選んでいます。
選んだ枝を持ち帰り、形を整えたら早速風車づくりのスタートです。風車づくりの手順は以下のとおり。
1 正方形の偏光フィルムを台紙に沿って切る
2 両面テープを使い風車の形になるように張り合わせる
3 中心に穴を開け,針金を通し枝に固定する
家族で「ここ手伝って~」と会話をしながら作ったり、友達同士で「ここにテープ貼るので合っちゅう?」等と見せ合いながら作ったりと、とても賑やかな雰囲気で進んでいました。風車が完成すると、その場で風車に息を吹きかけたり,振り回したりして「回ったー!」と、とても大喜びです!
風車づくり後は、「風」について学ぶ時間。風車が回るには「風」が必要ですが、改めて風が吹く仕組みを勉強します。「学び」と「実践」、それがこうちみませ楽舎の醍醐味ですね。
次回の「動く彫刻・風で動くモビールをつくろう」もお楽しみに!
これまでのこうちみませ楽舎について
令和2~5年度に開校した様子を、下のリンクからご覧いただけます。
令和2(2020)年度の内容はこちら
令和3(2021)年度の内容はこちら
令和4(2022)年度通常教室の内容はこちら
令和4(2022)年度プレミアムクラスの内容はこちら
令和5(2023)年度通常教室の内容はこちら
令和5(2023)年度プレミアムクラスの内容はこちら
御畳瀬小学校は、明治10(1877)年、現在の御畳瀬ふれあいセンターの位置に簡易小学校として誕生。漁業が盛んであった昭和30年代には300人を超える児童が在籍していました。しかし、一次産業の衰退とともに若い世代が激減し、児童数も減り続け、平成23(2011)年度には全校児童は9人に。御畳瀬村時代から135年間、地域の子どもたちを温かく見守り続けてきた御畳瀬小学校は、平成24(2012)年3月に、惜しまれながらその長い歴史に幕を閉じました。