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このページは、高知市広報「あかるいまち」に掲載されている「歴史万華鏡」のコーナーを再掲したものです。
歴史万華鏡
執筆「こうちミュージアムネットワーク」の皆さん
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2019年4月号 「中山高陽先生誕生地」の碑 「中山高陽先生誕生地」の碑に思うこと New

 現在、中央公園から路面電車の線路をはさんで南側の道沿いに「中山高陽先生誕生地」の碑が立ってい
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2019年3月号 五藤家のひな人形 ひな祭り

 三月三日の桃の節句が近づくと、ひな人形が飾られるが、なぜ人形を飾るのだろうか。三月三日は上巳・・・
2019年2月号 「新京橋埋め立て」(清岡義道 撮影) 隆一の記憶と記録

 本市出身の「まんが家」横山隆一は、明治四十二(一九〇九)年高知市旧堺町、現在の中央公園ステージ東・・・
2018年12月号 憲政之祖国碑 「憲政之祖国(けんせいのそこく)」土佐

 明治一五〇年にあたることしは、幕末維新関連のさまざまな行事がおこなわれた。これは幕末維新の激動に・・・
2018年11月号 ヤイロチョウ 高知県の鳥「ヤイロチョウ」

 漢字で書けば「八色鳥」。皆さん、名前は聞いたことがあるのではないだろうか。スズメ目ヤイロチョウ科・・・
2018年10月号 「堀内寿太郎氏寄附庭園」と刻まれた碑 高知城内「堀内寿太郎(じゅたろう)氏寄附庭園」の碑

 高知城には、江戸時代の遺構だけでなく、明治以降に作られた碑が数多く存在する。その中で、これまで調・・・
2018年9月号 国重要文化財の旧立川番所書院(大豊町) 旧立川番所書院と土佐北山街道

 大豊町立川下名(たじかわしもみょう)にある旧立川番所書院は、立川下名庄屋番人川井惣左衛門勝忠(か・・・

2018年8月号 馬詰親音誕生地の碑 馬詰親音(もとね)誕生地碑

 土佐女子中学高等学校の北東隅に、「馬詰親音誕生地」の碑が立っている。寛・・・
2018年7月号 小島祐馬博士 抱甕灌圃(ほうおうかんぽ)『春野が生んだ東洋学者 小島祐馬(おじますけま)』

 春野町出身の学者に、東洋学の泰斗(たいと)(※)小島祐馬博士がいます。・・・
2018年6月号 司馬遼太郎が起毛した「てき儻不羈」 司馬遼太郎記念館所蔵 てき儻不羈(てきとうふき) ※てき→にんべん+周

  幕末から明治初期の知識人によく用いられたことばに「てき儻不羈(てきとうふき)」があります。才気に溢・・・
2018年5月号 夏祭りを彩る芝居絵屏風(朝倉神社) 変遷する祭りの姿 『朝倉神社の夏祭り』

 朝倉神社の夏祭りは、毎年七月二十四日に行われる。夏のじりじりとした太陽が沈み宵闇が迫りくるころ、・・・
2018年4月号 天文館(南国土佐大博覧会誌より) 南国土佐大博覧会「天文館」

 春の星に、レグルスと呼ぶ一等星がある。距離は約八十光年。一光年とは光の速さで一年かかる距離という意・・・
2018年3月号 新図書館等複合施設「オーテピア」 本を手渡すということ

 新図書館等複合施設「オーテピア」が開館まで数カ月と迫ってきた。毎朝通勤の途中に巨大な建物を見上げて・・・
2018年2月号 牧野富太郎博士の銅像。 県立牧野植物園開園六十周年と「牧野博士像」

 県立牧野植物園は昭和三十三(一九五八)年四月に開園し、ことしで六十周年を迎える。世界的な植物学者・牧野富太郎博士を顕彰(けんしょう)して作られ・・・
2018年1月号 留学時代(1886年) の写真。ケンブリッジの写真スタジオで撮影されたもの。石田英吉(左上)福富孝季(左下)。高山智博氏蔵。 海援隊OB石田英吉(えいきち)、ヴィクトリア朝ロンドンをゆく

 坂本龍馬の突出した存在感の影に隠れている人物は少なくない。明治維新一五〇年が、そういった場所に光を当てる機会になるのもよ・・・
2017年12月号 フランク・L・チャンピオンの位牌(永福寺 所蔵) フランクチャンピオンと鬼政(おにまさ)

 宮尾登美子さんの書かれた、『鬼龍院(きりゅういん)花子の生涯』が映画化されたのを覚えている人もまだ多いことだろう。登場人・・・
2017年11月号 西郷が揮毫した書(竹村守博氏蔵) 高知にやってきた西郷どんの置き土産

 来年(二〇一八)の大河ドラマ『西郷(せご)どん』の主人公、西郷隆盛は、慶応三(一八六七)年二月、明治四(一八七一)年一月、合・・・
2017年10月号 松浦佐用彦(東京大学総合研究博物館所蔵) 学ぶ姿

 平成二十九年度時点で、市内には六十七校の市立学校がある。『高知藩教育沿革取調』によれば、江戸時代には、藩校や家塾、寺子屋が設・・・
2017年9月号 土佐桜 土佐桜≠ヘ残った

 高知県を代表する石材の一つに土佐桜≠ニ呼ばれるものがある。岩石全体が、桜の花びらを思わせるような淡いピンク色を呈することか・・・
2017年8月号 伝源希義墓石塔 源希義(まれよし)の挙兵

 介良に「源希義の墓」と伝えられる卵塔(らんとう)型の墓石塔がある。希義は、源氏の嫡流(ちゃくりゅう)源義朝(よしとも)の子で・・・
2017年7月号 桂浜に建てられた吉井勇の歌碑。 吉井勇(いさむ)と桂浜 

 明治から昭和にかけて歌人として活躍した吉井勇。全国各地を旅したことから漂泊の歌人とも呼ばれ、昭和六(一九・・・
2017年6月号 追手筋遺跡全景(南西より撮影)。 城下町に思いをはせて「追手筋遺跡」 

 平成二十五(二○一三)年、追手前小学校の跡地で、新図書館建設に先立ち、発掘調査が行われた。江戸時代の絵図・・・
2017年5月号 昭和八年八月建立の鳳龍の墓(若草町)。 遠い戦地へ出陣した軍馬 

 若草町の県道三十八号沿い、ドラッグストアとタクシー会社の間にある水の神様を祭る小祠(しょうし)の敷地内・・・
2017年4月号 明治二十七年に授与された緑綬褒章の勲章などが胸に光る(いの町紙の博物館蔵)。 第59回 土佐紙業界の恩人 吉井源太 

 土佐和紙の起源は定かではないが、平安時代の法令集「延喜式」に献上品として「土佐の紙」の名が登場している。・・・
2017年3月号 現存する名教館の玄関部分(佐川町上町地区) 第58回 名教館(めいこうかん) 

 佐川出身で明治以降に活躍した先人は多い。中でも、激動の幕末維新期を生き抜き明治政府の高官となった・・・
2017年2月号 魚梁瀬森林鉄道遺構・法恩寺跨線橋(奈半利町)。上部は三光院への道、下部は住民の生活道になっている。 第57回 高知の森林鉄道 

 「森林鉄道」は、日本各地の山中に敷設された林業用の鉄道である。従来の河川を利用した水力輸送に・・・
2017年1月号 はりまや橋 第56回 土佐三十絵図 

 土佐の古き良き時代を描いた『土佐三十絵図』という版画集がある。これは、坂本義信(一八九五〜一九八八)が・・・
2016年12月号 真宗寺山(薊野北町)の絵金とその妻の墓。 第55回 絵金とその妻の墓 

 幕末から明治にかけて、極彩色の芝居絵屏風を描いて人気を博した絵師の金蔵、通称絵金。・・・
2016年11月号 枠内はオーテピア建設地。右上に「村田」の文字が見える(『高知城郭内図絵』(部分) 高知県立図書館所蔵)。 第54回 オーテピアと村田家 

 現在、ひろめ市場の東側ではオーテピアの建設工事が進んでいる。ここにはかつて・・・
2016年10月号 やなせたかしの高知での足跡 第53回 やなせたかしと高知 

 やなせたかしの経歴をご覧になったことがあるだろうか。出身地を「高知県」としているが・・・
2016年9月号 大正期の高知県立図書館 第52回 大正期の図書館の記録から 

 二〇一六年は高知県立図書館にとって節目の年にあたる。今から百年前の・・・
2016年8月号 浦戸城明け渡しを拒み、討ち取られた一領具足供養のために建立された六体地蔵(浦戸) 第51回 「一領具足」の実像 

 戦国時代の土佐を治めた大名・長宗我部氏の主たる兵力が、いわゆる「一領具足」である。軍記物語『土佐物語』には・・・
2016年7月号 穴でよく見つかるキクガシラコウモリ。 第50回 人がつくった穴を使うコウモリ 

 高知県には、たくさんの穴(洞窟)がある。有名な場所としては・・・
2016年6月号 図右に桂浜、左手前に種崎が描かれている。(『皆山集』五十九巻 高知県立図書館蔵) 第49回 浦戸湾の歴史 

 浦戸湾は、日本の湾の中でも閉塞(へいそく)性の高い湾である。かつては・・・
2016年5月号 河田小龍「浦戸湾図」(小襖四面のうちの一面、部分)。制作年不詳。(高知県立美術館蔵) 第48回 ある日の吸江(ぎゅうこう)−河田小龍(かわだしょうりょう)が描いた土佐の名所− 

 江戸時代後期から明治時代初期にかけて、高知でよく描かれた画題に「吸江図」がある。吸江は・・・
2016年4月号 初代・山内一豊像除幕式の写真(左)と、本山白雲が描いた「山内一豊像」の原画(右)。 第47回 山内一豊像 

 高知城の麓、県立図書館前に堂々たる姿で立つ「山内一豊像」。実はこの像、平成八(一九九六)年に再建・・・
2016年3月号 東九反田公園にある開成館址<br />あとの碑。 第46回 高知の病院と開成館

 高知市は「病院のまち」といわれることがある。平成二十六年の医療施設調査(厚生労働省)によると、当時・・・
2016年2月号 手塚治虫の描いたフクちゃん。横山隆一記念まんが館で常設展示している。 第45回 「まんが王国・土佐」クールジャパンの先駆者

 二〇〇〇年ごろから、日本文化を海外に売り込む経済戦略「クールジャパン戦略」が始まった。映画・音楽・漫画・アニメ・・・
2015年12月号 『高知新聞』の発行禁止を伝える広告<br />(『高知自由新聞』明治15年7月15日掲載) 第44回 土佐は自由民権のメッカ

<心意気と目標>
 「自由ハ土佐ノ山間ヨリ」「明治第二ノ改革ヲ希望スル」・・・
2015年11月号 野中兼山によって設けられた仁淀川の八田堰(いの町)。 第43回 「仁淀川」の流れ

 昨年十二月に八十八歳で亡くなられた宮尾登美子さんの小説に『仁淀川』
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2015年10月号 条例で捕獲が禁止されている<br />絶滅危惧種ヒラコベソマイマイ 第42回 高知の陸産貝類(りくさんかいるい)

 「陸産貝類」。この言葉を日ごろ見聞きすることはなく、イメージも涌きづらい
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2015年9月号 子ども科学図書館で展示中の池谷・関彗星を発見した望遠鏡<br />(桟橋通) 第41回 池谷・関彗星(いけや・せきすいせい) 発見から五十年

 今からちょうど五十年前、昭和四十(一九六五)年九月十九日の午前四時ご・・・
2015年8月号 三代目の坂本龍馬誕生地の碑(上町一丁目) 第40回 坂本龍馬誕生地の碑

 平成二十七年は、坂本龍馬が生まれて百八十年の節目である。上町には、龍・・・
2015年7月号 火災の始末と復興支援を記し<br />た皆山集(県立図書館所蔵) 第39回 200年前の災害復興支援

 防火体制が未整備で、多くの建物が木と紙で造られていた江戸時代、各地・・・
2015年6月号 重要文化財に指定されている<br />土佐神社の社殿内部(一宮) 第38回 文化財とは何か

 文化財とは、この国の先人が地域の風土や環境から創造してきた有形無形の・・・
2015年5月号 高間原1号古墳から出土した細石核(石材はチャート) 第37回 高知市「最古」の遺跡

 大津の領石通電停から南へ十分ほど歩いた山麓に、「たかまのはら稲荷神社」が・・・
2015年4月号 牧野植物園の南園にある「お馬路」の石積み 第36回 お馬路(うまみち)の幻想

 牧野植物園の南園が、かつて竹林寺の境内であったことをご存じだろうか。
2015年3月号 高知市の竹村邸で撮影された移民事業関係者 第35回 高知の移民事業

 戦前、移民は移民会社の仲介で海を渡った。また、移民会社とは別に移民取扱所というものもあった。
2015年2月号 武市半平太邸跡碑。実際の邸宅は三十メートル東の道路北側付近と推定される。 第34回 愛妻家・武市半平太

 菜園場町駅から北西へ数分歩いた所にある横堀公園に、「武市半平太邸跡」と刻まれた石碑がある。
2014年12月号 子どもから大人まで、どなたでも利用できます。 第33回 本を手渡す仕事

 現在、子ども向けの本がたくさん出版されているが、子どもの本が盛んに出版されるようになったのは、それほど昔のことではない。
2014年11月号 弘人屋敷跡遺構の完掘状況 第32回 高知城下町を掘る

 これまで高知城下町の歴史的研究については、主に文献史学や歴史地理学から進められてきた。
2014年10月号 ご開帳の際に文殊菩薩が上に乗る文殊菩薩獅子台座(中央) 第31回 文殊菩薩(もんじゅぼさつ)ご開帳

 ことし、竹林寺は五十年に一度の本尊・文殊菩薩のご開帳の正当年を迎えた。
2014年9月号 旧深尾邸があった高知電気ビル周辺(本町四丁目) 第30回 土佐藩との長き攻防

 高知の人々にとって、「深尾(ふかお)」という姓は「佐川(さかわ)」を連想させるかもしれない。
2014年8月号 中村時計博物館には多くのゼンマイ式時計が展示されている。 第29回 時計屋の町おこし

 東京オリンピックが開催された昭和三十九(一九六四)年、わたしは家業の時計屋を継ぐことを決心した。
2014年7月号 澤本駒吉商店(『土佐名鑑』〈県立図書館所蔵〉より) 第28回 書店のある街

 大正七(一九一八)年八月十五日、巡礼姿の若い女性が、高知市内の書店で一冊の本を購(あがな)った。
2014年6月号 善楽寺に建てられている平和之塔(一宮) 第27回 一宮(いっく)の山麓(さんろく)の兵隊たち

 アジア太平洋戦争(一九四一年〜一九四五年)当時の高知の様子を示す遺跡を調べ歩いている。
2014年5月号 筆山公園に建てられた吉井勇の歌碑 第26回 吉井勇(いさむ)と土佐

 いのち短し恋せよ少女(おとめ)。
 大正期の流行歌『ゴンドラの唄』の作詞家で知られる吉井勇。
2014年4月号 第25回 高知城の基盤〜日本屈指の4億年前の古期岩類〜 第25回 高知城の基盤〜日本屈指の4億年前の古期岩類〜

 高知城は小規模ながら安土桃山風の古い形式を残した均整のとれた美しい城で、国の重要文化財に指定されている。
2014年3月号 第24回 江戸と昭和をつなぐ絵図 第24回 江戸と昭和をつなぐ絵図

 香美市立美術館で二〇一二年秋に開催した「絵金とその時代」展の準備で、江戸時代の土佐のさまざまな絵図を目にする機会があった。
2014年2月号 第23回 先見性と実行力に富んだ行政マン 第23回 先見性と実行力に富んだ行政マン

 香美市にある龍河洞は、日本有数の観光鍾乳洞の一つである。一億七千五百万年もの・・・
2013年12月号 第22回 絵金の原風景 第22回 絵金の原風景

 幕末から明治にかけて町絵師として土佐で名を馳(は)せた絵金は、お城下新市町・・・
2013年11月号 明治維新をめぐる戯(ざ)れ歌(うた) 第21回 明治維新をめぐる戯(ざ)れ歌(うた)

 かつての龍馬歴史館(香南市野市町)が一新される。光や音のハイテク演出に加え・・・
2013年10月号 土佐七色紙 第20回 土佐七色紙

 仁淀川の豊かな水の恵みを受け、古くから紙の町として栄えてきた「いの町」。このいの町成山の・・・
2013年9月号 藁工(わらこう)倉庫からはじまる「再生」 第19回 藁工(わらこう)倉庫からはじまる「再生」

 江ノ口川に架かる一文橋近くに、白い土佐漆喰(とさしっくい)の壁と・・・
2013年8月号 川谷横雲が揮毫した山内容堂公誕生地の記念碑(追手筋) 第18回 川谷横雲揮毫(かわたにおううんきごう)の史蹟(しせき)記念碑

 市内の街角で見掛ける史跡や旧跡を表す石碑。日頃、何気なく通り過ぎてしまうのだが・・・
2013年7月号 常通寺橋の北側にはかつて寺が存在していた 第17回 つながる

 高知と徳島の県境に豊永郷(とよながごう)といわれた場所がある。『長宗我部地検帳』によると豊永郷の範囲は・・・
2013年6月号 高知市中心商店街の活性化を願い誕生した「エスくん」と「ピイちゃん」。 第16回 キャラ王国・土佐

 今や空前の「ゆるキャラ」ブームだという。「ゆるキャラ」とは命名者・みうらじゅん氏によると、・・・
2013年5月号 事故現場近くに建つ「ドレー機不時着の地」記念碑(春野町東諸木) 第15回 ドレー機の不時着と画家・中村博

 一九三七(昭和十二)年五月二十六日の夕刻、旧吾川郡諸木村戸原(現・春野町東諸木)の海岸に外国の小型飛行機が不時着する事故が発生した。・・・
2013年4月号 四万十市立郷土資料館に保管されているニホンカワウソの標本 第14回 自然の歴史を伝えたい

 昨年の夏、環境省は哺乳類のレッドリスト(絶滅の恐れのある野生生物のリスト)を見直し、・・・
2013年3月号 「渡辺一寸夫婦之墓」と記された墓標(宇津野) 第13回 福蛇(ふくじゃ)伝説

 ことしは巳年(みどし)。それにちなんで蛇の話を少々。
 県内の山々には大小さまざまな川が流れており、・・・
2013年2月号 五藤家が大切に保管してきた高知御家中等麁図(安芸市立歴史民俗資料館保管) 第12回 高知御家中等麁図(かちゅうなどあらず)

 「高知御家中等麁図」は、土佐藩家老・五藤家に伝わる高知城下町絵図で、享和元(一八〇一)年の原図を、・・・
2012年12月号 「渡辺一寸夫婦之墓」と記された墓標(宇津野) 第11回 渡辺一寸(かつちか)(松丞(まつのじょう))の墓

 宇津野の奥、高知自動車道の橋脚(きょうきゃく)をくぐった場所に、名切川一の谷渓谷遊歩道の出発点がある。・・・
2012年11月号 武藤致和邸跡を示す石碑(南はりまや町) 第10回 乾(いぬい)退助発給の土免定(どめんさだめ)

 土免とは、藩が年貢を賦課する際の税率を言う。年貢は田畑や屋敷などに対して賦課され、藩が・・・
2012年10月号 野中兼山が母のために建てた墓(長岡郡本山町) 第9回 歴史の山・筆山

 土佐藩五代藩主山内豊房は、ひたすら和歌を好んだ雅趣の人であった。同好の人、仙台藩主伊達吉村と・・・
2012年9月号 武藤致和邸跡を示す石碑(南はりまや町) 第8回 豪商美濃屋と『南路志(なんろし)』

 はりまや橋交差点を南へ進み、一つ目の信号を左折した北側歩道に、かつて豪商として繁栄した・・・
2012年8月号 野中兼山が母のために建てた墓(長岡郡本山町) 第7回 野中兼山の母秋田夫人の墓

 昭和三五(一九六〇)年、文壇で注目された高知県出身の作家・大原富枝の小説『婉(えん)という女』。・・・
2012年7月号 上町地区を東西に流れる通称升形川には、魚などを狙って水鳥もやって来る。 第6回 水が通る町

 上町二丁目にある「龍馬の生まれたまち記念館」の前には、幅約一・七メートル、長さ約九一〇メートルほど・・・
2012年6月号 校庭に立つオガタマノキ(後方の高木)と啓発看板(潮江中学校) 第5回 ミカドアゲハ

 ミカドアゲハは、鱗りん翅し目もくアゲハチョウ科のアオスジアゲハに似た大型の大変美しいチョウである。・・・
2012年5月号 屋根のふき替えを終えた竹林寺の本堂(五台山) 第4回 竹林寺 本堂

 長い裾を引いた優美な五台山に立地する竹林寺は、四国霊場の一つとして参拝者が絶えない。・・・
2012年4月号 仲良く寄り添う純信・お馬像(はりまや町一丁目) 第3回 純信・お馬像

 はりまや橋のたもとに静かにたたずむ「純信・お馬像」。白一色のシルエットに、お馬のかんざしの赤色が映える。・・・
2012年3月号 道沿いにひっそりとたたずむ手作りの良心市(春野町森山) 第2回 良心市

 「良心市」は路傍で見掛ける無人の販売所である。販売所といっても、簡易な屋根付きの棚などに農作物を・・・
2012年2月号 350年ほど前の高知市。中央左側の堀で囲まれた部分が高知城。 第1回 高知城下町絵図

 近世城下町は、日本固有の都市として成立し、近代以降高知市をはじめ都道府県庁所在地の大部分を占める。・・・
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